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第一球を投げました

2006年04月28日 | スポーツ
プロ野球が開幕して一ヶ月が経つ。

今年はWBC優勝など、開幕前から色んな話題があり、
楽しみにしていたけど、いまいち自分の中で盛り上がりにかける。

とは言うものの、連日ラジオ・テレビでの中継は楽しみの一つだ。
しかし、この中継も見ていると不満に感じる事がある。

特にラジオ。こっちはプレーを見られないんだから、
正確に実況してもらいたいと思う。
ラジオなんかは(テレビでも同じだと思うが)ずっと聴きつづけて
いるもんじゃない。スイッチを入れてはじめてラジオを聴き始める。

それなのに、あぁ、それなのに、
いっこうに、アウトカウントやイニングを言わない実況がたまにある。

「今、何回の攻撃なの?」

って思う。
酷い時には、どっちが攻撃しているのか、
また、いま誰が打席に立っているのかわからない事がある。
そりゃじっと聴いてたら流れでわかるんだろうけど、
車に乗り込み聴き始めた僕としては、どうなってるのか気になるのに
ひたすら取材してきた内容を喋ってる。

もう一つ気になる実況は、「横文字」の多さ。
「ベースボール」じゃなく「野球」なんだから、今迄慣れ親しんだ
表現でいいと思うぞ。

「今日は○○と△△とのマッチアップで始まりました。」
じゃなくて
「今日は○○と△△の両先発投手で始まりました。」
でいいんじゃない?

ホームランを打たれたピッチャーに対しては、
「気持ちをリセットして」じゃなく「気持ちを切り替えて」とか、
打順の組み替えの結果、猛打爆発したときでも

「組み換えがアジャストしました」

なんて訳がわからない。

サッカーから来てるのか、
最近では野球の芝まで「ピッチ」って言ったりするアナウンサーがいる。
選手の事を「タレント」って言ったりするのってサッカーからかな?

満塁でホームラン。もちろん「満塁ホームラン」だ。
それを「グランドスラム」って絶叫!
一試合三安打で「猛打賞」でいいじゃん。
「マルチヒット」ってわざわざ言わなくても。
メジャーのマルチって二安打でしょ?

盛り上げようと思うのは勝手だけど、
一回の表、それも先頭打者がアウトになったぐらいで

「赤星アウト!先頭打者を出す事が出来ませんでした!」
って、延長戦でリードされてるみたいなテンションで叫ばれても、ねぇ。

どの場面から聴き始めても分かるような実況がいいね。
それとやっぱ、スポーツは「現場」で「生」を見るのが一番ってこと。