おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

適齢期

2008年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の風呂上り。
 
つまらない改変期のテレビ番組を見ながら、
アレをナニしようと思ったが、アレがない。
 
『あっ、そうか!』
 
と、思い出し、脱衣所へと向かった。
 
ガラガラガラ
 
洗面所へと向かう引き戸を開ける。
中へと一歩足を踏み入れた瞬間、
シャンプーの残り香に混じって、むわぁ~とした
匂いが鼻腔いっぱいに広がった。
 
それは紛れもなく、“親父のにおい”だった。
 
そう、
 
加勢大周・・・・間違えた。
 
そう
 
加齢臭
 
自分の大周、間違えた、もとい!
自分の体臭は結構気がつかないものらしいが、
自分の体臭がすでに加齢臭に包まれているとは
うすうすは感じていたが、
あれほどハッキリ確認できるとは思っていなかった。
 
ただ、ショックはない。
当たり前だ。
 
十分、加齢臭が漂うお年頃。
そう、適齢期だ。
適齢期だから、ショックはない。
そうだ、ショックはない、無い筈だ。
 
時間にして約2~3秒の間にこれだけの事を
思いながら、脱衣所に歩を進めたが、
はて?ナニをしに来たのか?
 
あぁ、そうだ。
ナニをアレしようと思ったら、
ナニをアレに仕舞ったままだったから、
取りに来たんだった。
 
やれやれだ。
 


コメント
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