おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

計算通り!

2016年01月21日 | 日記
以前にも書いたかも知れないが

昔、お気に入りの眼鏡があった
伊達眼鏡だったが、気にいっていた

それを貸して、と弟に言われた

断る理由がなかったんで、素直に渡した

数日して、それを友達に股貸ししたとの報告を受けた
 
特に思うことはなかった



その眼鏡が無くなった!というのだ
貸した友達が紛失してしまった!と

やり場のない怒り
どちらにこの怒りを向ければいいの?と思ったが
それほどの怒りはない

怒りはないが、無くなったことへの謝罪と
弁償は、してほしいかな?と言う思いは残る

時は過ぎて、弟が面白い話を持って帰ってきた

ビデオデッキが安く手に入るという話だった

すでに一台は持っていたが、
安く、それも最新のデッキが手に入るのだから
興味が湧き、その話の続きを真剣に聞き入った

値段は忘れたが弟も半分出すと言う

これは買いだな!と決心した時、
弟が意外なことを言いだした

「あの眼鏡のことやけど・・・・」

眼鏡を無くした当の友人が気にしているらしく
弁償したいと言うのだ

僕としては半分諦めていたし、
弟の友人と言うこともあって、満額を返して欲しいとの
気持ちもさらさらなく、
それじゃ気持ちで、と言ったが
それでは気持ちが収まらないので、半額を弁償してくれる
話で折衝してもらった

当然眼鏡はもう返ってこないが、
半額の金が帰ってくるのなら・・・・と
わだかまりは全くなかった

すべての商談が決まりかけたときに
ビデオデッキの金が早速欲しいとの連絡

手持ちの金がなかった僕が渋っていると

「眼鏡の弁償代をとりあえず回したら?」

渡りに船!
その時はそう思った

偶然、眼鏡の弁償代とデッキの割り勘代が同じ金額

じゃ、それ払っといて!

スムーズな金のやりとりに、我ながら満足したものだ

と、ここまでは良かったのだが、
この話には後日談があり、僕はそのビデオデッキを一度も
見たことがない
もちろん、弟が持ち帰ってもこなかった

幻のビデオデッキ

この流れを、誰かがシナリオとして書いていたら、
かなりの切れ者だ

連日繰り返されるSmapの解散報道を見てて思い出した

あの騒動がシナリオだとしたら、
やっぱり企画したのは、敏腕マネージャーなのだろうか