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あの頃と同じ気持ちに

2022年11月17日 | 日記・エッセイ・コラム
往年の人気番組に「夜のヒットスタジオ」なるものがある

小生が高校時代、月曜の夜には正座に近い志で、
ブラウン管に映る「推し」に視線を注いだものだ

我輩は、この番組が大好きだった

当時は、中森明菜だったり小泉今日子だったり、
「推し」の歌手はもちろんのこと、
最新のヒット曲も聴けるこの番組が好きだった

そして何より私の心を掴んだのは、その「セット」にあった

その時間の出演歌手は、雛壇に座って自分の順番を待つ
そしてその待っている姿が、歌っている歌手越しに映る

そう、この場面が私はとっても好きだった

「推し」である明菜の歌を、頭を揺らしながら聞いてる松田聖子

キョンキョンの歌に合わせてリアクションをとるチェッカーズ

自分の推しを他の歌手に診てもらっている!と感じる、
あの「セット」が僕の心を鷲掴みにした

テープに録画しては見返し、
時には照明に浮かび上がるひな壇の歌手たちの表情を見て、
「どうだ、明菜の歌唱力は!」と
自分のことのように嬉しく思ったものだ

その現象は、今はyoutubeの中で楽しんでいる

「世界の反応」と言う動画で、
日本人歌手を海外の人が聴いている動画を探して見ている

「この歌手の良さをわかってくれてありがとう」

推しを認めてもらったような気持ちは、
あの頃と変わらない