おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

ロハス

2006年04月13日 | 健康・病気
ロハス(LOHAS)って言葉を耳にする事がある。

これ一般的には、
「地球環境保護と人間の健康を最優先し、
持続可能な社会の在り方を志向するライフスタイル」って事らしい。

スローライフって言葉もあるが、どう違うのか?エコロジーでも
いいじゃないの?って思う。

外国で始まったというか、定義された言葉って、なんか馴染めない。
意味が伝わりにくいと思う。

スローフードだってそうだ。「ゆっくり食え!」って事なんだと思い込んで、
咀嚼を多めにして、時間をかけて食べてみたりする。
でも、本当の意味は違うンでしょ?そんな意味だったら、
「ファーストフード」は、ねぇ。

ただこれ、ちょっと引っ掛かる事でもある。
先進国の、それも都会に住む人達は、今迄さんざんと、
いや、いまでも進んだ環境の中で生活している。
そんな暮らしの中で、「人間らしい生き方」なんて言われても、ねぇ。

「地球環境にやさしい」なんて言われても、いままで散々環境破壊をして
其の上で発展した社会の真只中で暮しているくせに、地方が同じような事を
することになれば、

「いやいや、地球環境の事も考えようよ!」なんて言われても……

分かりやすい例えを言うとすれば、
都会に住んでいる人が、列車の旅をする。
車窓から見える風景は、「昔の日本」を思わせる懐かしい風景だ。
日頃、ビルとアスファルトに囲まれた都会に暮している
人達にとっては、心癒されることだろう。
そして、その人は思うんだ。

「いつまでもこの景色を残して欲しい」と。

無茶いっちゃいけませんぜ、旦那!
あんた達“たまに”だから、良いですけど、
あっしらは、ずっとここに住んでるんですぜ!
不便なんすよ、ここは。
最寄りの駅までどれくらいかかると思うンですか、ねぇ。

う~ん、僕の解釈間違ってるかな?
まぁ、そこんとこは「ファジー」ってことで!ちょっと古いか。











エビのしっぽ

2006年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム
ラジオから面白いアンケートが流れてきた。

「さくら餅の葉は食べるのか?」

ってことだった。「何しょうもない事聞いとんねん!」て思った。
だって食べないでしょ?普通。

でもこれって、僕の周りでは食べないだけで、
それがいつしか僕の「常識」になってるのかなと思う。
他にもそんな事がある。

「エビフライのしっぽは食べるものなのか?」

って事。これも僕の周り、特に家族は食べないんで、小皿の上にはしっぽが
列んでいるのが普通だと思ってた。
でも最近、会食などの機会が増えてくると、エビフライを食べたはずの
友人の小皿に“しっぽ”がないことがある。

「えっ、食べたの?」

って思う。普通、食べないでしょ?って思う。
しかしこれ、食べてみると「美味しい」時もある。

他にも、トイレで拭く時、「前から」なのか「後ろから」なのかって事。
これはテレビで議論してたやつを見てはじめて、「前から拭く人もいるんだぁ!」
って感激した。感激したといっても、べつに僕が「前から派」って事じゃない。
トイレでの作法なんて、細かく教えてもらうモノじゃないから
「自己流」に進化している事もあるかも知れない。

また育った「環境」にも影響される。
よく、「全部脱がないと出来ない」って事を聞く事もある。
洋式で「どこまでずらすか?」って事じゃなくて、
下半身素っ裸じゃないと出来ないって事。

これもはじめて聞いた時は
「嘘やん!」って思ったが、実際に僕の周りにも1人居たんで、

「へぇ~ へぇ~ へぇ~・・・」

って、“15トリビア”ぐらいの衝撃があった。

あと、「風呂」での作法ね。

頭を洗う時、「目を瞑る」のか「開ける」のかって事。
これも銭湯に行っていれば、どうしてるのかって観察も出来るけど、
ひとりで入っていると「自己流」だ。

僕の場合は、家では瞑り、旅行なんかで大勢で入った時には開ける。
別に「頭が洗えれば」いいであって、どうしようが個人の自由なのだが。

こう考えてくると、育った環境や、1人ですることにはそれぞれ
違うンだろうなと思う。

ところで「かしわ餅」の季節が近づいてますが、
かしわ餅の葉は剥がしますよね?

えっ、食べるんですか?

そうですね、「個人の自由」でしたね。





皆勤賞

2006年04月10日 | 日記・エッセイ・コラム
アニキ・金本が、904試合連続フルイニング試合出場の
世界新記録を達成した。

904試合レギュラー出場する事は勿論、どんな大差で勝っていても負けていても
交代をする事は無い。じっくり思ってみると、凄い記録だ。

そんな凄い記録だが、自分の生活に置き換えてみる事が出来ないんで、
ちょっと実感はわかない。
テレビで、設定やニュアンスは違うと前置きした上で、

「小1から中1まで、無遅刻・無欠席・無早退みたいなもんです」

と説明していた。皆勤賞ってことだ。
しかしその説明を聞いて、なんとなく「そうかな?」と思った。
確かにその7年間を皆勤すれば凄いと思うが。

実はこんな僕(どんな僕?)でも、中学校は皆勤だった。
残念ながら「皆勤賞」というモノがなかったので、証拠は残っていないが、
一日も休まずに学校へ行った。

そんな僕(だからどんな僕??)でも、高校は何日か休んだ。
病気ではなくズル休みだった。

うちの両親は厳しい人で、特におやじは厳しかった。
風邪ぐらいでは駄目だ。仮に風邪をひいたとしても、
おやじが認めるぐらいの病状でなければ、休む事は許されない。

しかし、どうしても行きたくない日ってものがあって、
家は出るが登校途中で道を逸れる。一応公衆電話から学校には連絡を入れておく。
後はそのまま下校時間まで時間を潰せばいいんだけど、
それをする金も度胸もない僕としては、人の居ない河原なんかに行き、
弁当を食って時間を少し潰す。
で、時間を見計らって家に帰る。11時頃だったか。

でもそんな日に限って、おやじが家にいる。
仕事場と家は離れているが、時々用事で帰ってくるのだ。

「なんやお前、学校は?」

自分としては、一応「病気で早退」って言うシナリオを作ってるんで、

「うん、風邪でしんどいから早退してきた」って言うと、
そんな僕の事を見透かしてか、おやじが続ける。

「ほな、病院行ってこい!」

ここで躊躇すれば怪しまれると感じる。かといって病気でもないのに
病院に行く事はどうかなとも思う。
が、ここは行く事にする。病院へ行ったという事実が欲しい。

お金を貰い病院へ。
順番がきて、診察室へ入る。
年配の医者が聴診器を僕の胸にあてる。

「うん、うん、うん・・・風邪やね」

『えぇ~~~!!!』である。

「ほな、注射でもしとこかぁ!」

『うっそぉぉぉぉぉぉん!』である。

自覚症状はまったくないのに、っていうか健康体なのに
風邪と診断され注射をされ、挙げ句の果てに薬までもらって帰った。

「こうやって医者は儲けるんかぁ!」としみじみと感じた。

まぁ、なにはともあれ、アニキおめでとう!









サウスポー

2006年04月07日 | 日記・エッセイ・コラム
「左手」を使う事によって、新たな発見がある。

僕は純粋な「右利き」な人間だけど、積極的に「左手」も
使うようにしている。箸は勿論、自分の手帳に書き込む時は、
左手を使う。

結構昔から左利きに憧れていたけど、
今みたいに使うようになったのは「右脳」を鍛える為に始めた。
いざ、左手を使い始めると、いろんな事に気が付く。

よく左利きの人が、
「右利きように作ってあるから、すべてにおいて不便」
と言われる。確かに、ハサミも使いづらいし、自販機一つとっても、
「右利き」用だなと思う。
しかし、それ以上にいろんな発見がある。

日曜の昼にひとりで炒飯を作る。フライパンで炒めている時に、
「そうだ、左手を使おう!」
と、おたまを左手に持つ。しかしこれはすぐに止めてしまう。
何故か?
それは「熱」に耐えきれないからだ。
炒飯をかき混ぜるのに、いつもは右手を使う。
確かにフライパンからの熱を感じるが、
「我慢出来ない」程ではない。
しかしこれが左手だと、ただただ「熱い」のである。

以前テレビで面白い事を検証していた。
「おばちゃんは誰でも素手で土鍋のフタをあけるのか!」って。
実際やってみると、おっさん連中は熱がって、布巾みたいな
モノを使って開けるのだが、おばちゃんはそのまま持ってあける。
タレントもやってみるが、熱くて蓋を持つ事も出来ない。

これは長年の「主婦業」の鍛練があってこその離れ業である。

これといっしょで、知らず知らずの内に「利き腕」は色んな経験を
積んでいる。成長している。
特に「熱」に関しては、利き腕はそうでない
腕とはかなりの実力差が付いている。

熱の他にも発見はある。それは利き腕を使っている時の
「居所の悪さ」だ。
誰でも一度くらいは「利き腕」ではない方で箸を持った事があるかも
知れない。其の時、(僕で言えば右手)は、どうなっているだろうか?

ほとんどの人が、手をまっすぐ下に伸ばしているはずだ。
人間の行動はすべて「無意識」だ。
「次は左足。あっ前方に障害物があるから、その次の左足は歩幅を大きく!」
なんて考え乍ら歩く事はない。それだと歩くだけで疲れてしまう。
それと同じで、飯を食う時に、利き腕でない腕が何をしているかなんて
普段は考えない。
だからいざ、左手を使うと、右手はどうすればいいのかって迷う。

たまには利き腕じゃない方の「手」の事も考えてやって欲しい。






読書の春

2006年04月01日 | 本と雑誌
久し振りに本でも読んでみようと思い本屋へと向かう。

僕は掘り出しモノって言うか、秘かに「いいモン見ぃ~つけたぁ!」と
愉しむタイプで、誰もが読むモノは手にとらない。
とは言うものの、最近読みたいと思っている本は、いずれも人気の平積み本だ。

まずは、「陰日向に咲く」
言わずと知れた、劇団ひとりの処女小説である。評判が良いので
読みたいと思うと同時に、コントから受け取る彼のセンスの良さも好きなので、
どんな本なのか興味が湧く。
評判が良いと言えば、リリーフランキー著「東京タワー」も読んでみたい。
彼の飄々とした風体からは想像が難しいが、誰もが涙する話のようだ。
これはドラマ化が決定しているんで、その前に是非読んでおきたい。

後は、気軽に読める感じの「生協の白石さん」や、
東野圭吾の「容疑者Xの献身」だろうか。

でも結局昨日は本屋を一時間ウロウロしたところで、何も買わずに店を出た。
レジに沢山列んでいたんで、面倒臭くなってしまったからだ。

車に乗り込み帰路につくと、煙草がきれたことに気付いた。
喉も乾いていたので、定番のコンビニに立ち寄る事にする。
僕のほかには四人の女性客がいた。二人は親子で、残りは会社の同僚って感じ。
同じ背格好の親子は、必死になって弁当を選んでいる。
少し近づいて聞いてみると、
「これにする?」「・・・・・」「こっちは?」「ご飯が多いしぃ~」
母親は早く店を出たいオーラを放っているが、娘はお構い無し。
食べたい弁当を選んでいる。
僕も結構、コンビニの弁当は迷う。決定打がないというか、
どれも「無難」な作りに思えてくるからだ。
まぁ、コンビニの弁当に豪華さなんて、期待するわけでもないが・・・

OLの二人はと言うと、残業のための買い出しなのか、弁当のコーナーと
飲み物のコーナーを激しく行き交う。人数分の確認なのか、カゴのなかの
ペットボトルの本数を数えている。
弁当は上の方から順番にカゴに入れていく。親子のように迷っている暇ないし、
人数分買わなければならない彼女たちにとっては、迷うほど品数もない。
OLが手際よくカゴに入れていく弁当の一つを娘が見つめる。

「あぁ~、あれが欲しかったんだなぁ!」

人間模様というか、ほのぼのとした人間臭さを感じる。
一連の騒動しさが落ち着いた時、OL達を正面から見た。
最初から背の高い女性だと思っていたが、正面からみたら思わず声が出た。

「カンロちゃん? あっ甘露寺さんやぁ!」
小さな声だった。彼女は聞こえたのか、定かではないが、僕をチラッと見た。
慌てて続きは心の中で呟く。
「って言う事は、隣は“チカコ”? いや、“千明”かぁ~!」

甘露寺さんとはもちろん「アイドルを探せ!」に登場する彼女のこと。
そういえば、最近はマンガも読んでないか。吉田まゆみだったか?

次に本屋に行く時は、久々に「漫画」も買ってみようかなぁ?