おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

お笑いブーム

2006年05月15日 | 日記・エッセイ・コラム
最近はお笑いブームらしい。

「第○世代」とか「第○期黄金時代」とかの言葉で
数年に一度、お笑いにスポットが当るが、今がその時らしい。

近頃のお笑い番組は「ネタ番組」って言うらしい。
これ、あんまり詳しくないけど、どういう事だろうか?
芸人が「ネタ」をするのは当り前だが。

思うに、「武勇伝」にしても、オリラジの一つの「ネタ」であって、
オリラジの笑いすべてじゃない。でも認知されるのは「武勇伝」ってネタで。
だから「ネタを見る番組」=「ネタ番組」?どうかな。

最近はテレビを見る事が少なくなってきた。
特にバラエティーはどうも苦手になってきた。
「ひな壇タレント」って言うの、画面に多く映ってガヤガヤしているの。
あれにどうも馴染めないし、面白いとも思わない。歳をとったのかなぁ?

子供の時に、ドリフやひょうきん族を見てると、
「こんなん、どこがおもろいんや?」
と、親父たちに言われたモンだ。
その時には、

「俺はいつまでも“面白い”って思える感性を持った人間でいよう!」

と思っていたが、今では親父の気持ちも分かるようになってきた。

それでもやっぱり「笑い」には敏感でいようと思っている。
最近では、より「マイナー」な笑いを探し求めるようになってきた。
まぁ、「マイナー」といっても、そこには限度があって、

「僕しか知らない」では、ちょっと淋しい。

最近のお気に入りは「バカリズム」かな。えっ?充分マイナーですか?

あと、このバカリズムと同一人物だと間違って覚えていた
「タケウチ パンダ」そう、「カラササイズ」の彼です。

夜の深い時間にテレビで見ると、「ふっ」って感じで気軽に笑える
小さな笑いが好きです。

あと、少しメジャー系で言えば

「国会は、参議院と衆議院ともうひとつは何かな?」
「そうだね、プロテインだね! あっあい あっあい えびばでぃ パッション!」

の、屋良さんね。

こう見ると、僕の笑いを感じ取るセンスも捨てたもんじゃないと思うが
キャプテン・ボンバーだけ「どこが面白い」のか理解出来ない。

「きんに君からキャラクター、カエーノ」
「単語だけシャベリーノ」
「スベリーノ」
「トツギーノ」

あっ、これ「バカリズム」のネタだね。お兄さんも出来るんだよ。
やってみるね。

「きんに君からキャラクター ん~!ん~!ん~!ん~!ん~!!!」



「ほら見て、必死に若手芸人のネタをブログに書いてる人がいるよ」
「かわいいね」「かわいいぃねぇ」
「書いてる時には芸人の口調を真似て声だしながら書いてるんだね。」
「読む人は真似してくるとは限らないのにねぇ~」

「かわいぃいねぇ~」

結構、僕テレビ見てるね。







みんなで作業

2006年05月12日 | 日記・エッセイ・コラム
春の行事の一つに「溝普請」がある。

これ、字があってるのか分からないが、「みぞぶしん」と呼ぶ。
早い話が、田植え前に用水路を綺麗にして、水が流れやすくして
おこうって言う作業だ。今週の日曜日がその日だった。

僕が親父に代わって参加するようになってから4~5年だろうか。
大半は雨だ。今年も雨の中の作業だった。

「おはようございますぅ!」

近所に住む親戚が笑顔で挨拶してきた。かなり年下だが、体格は素晴らしく
120キロもある。身長も高い。なによりビックリしたのは、合羽を着ていたこと。

「そんな大きな合羽、売ってんの?」

聞こうとしたが、やめた。売ってるんでしょうから。

最近は、合羽といってもカラフル。以前のイメージなら農作業用の合羽って言うか、
黒か紺、子供のおさがり(?)の合羽ならクリーム色って感じ。
それが青に黄色に白、オレンジ色って人もいる。
長靴だってお洒落な彩りで、自分のセンスを競う様に颯爽と立っている。
かっこよくはないが。

作業も最近ではカンタンになった。耕地整理をして以来、
用水路は全てコンクリート。U字講を埋めただけのものもある。
そして土曜日の夜更けから降り続く雨。かき出す泥なんてどこにもない。

退屈な時間だが、楽しみがないわけでもない。

作業が終わると、隣保長の家に行きちょっとした「打ち上げ」を行う。
ビールだ、ビールが飲める。
滅きり弱くなってしまったアルコールでも、ただで飲ませてもらえるとなると
話は別。缶ビールを予め自分の前に三本置いておく。

「最低でも、これだけは飲みますから!」

無言のアピール。肴は「乾きモノ」だが、たまに食べるスルメがたまらなく旨い。
そしてビールが無くなる頃には、話のネタも一段落付き、

「そろそろ・・・」

と、みんな帰っていくのである。

作業開始が8時頃。終了が9時半。そして家に帰るのが、お昼。

思えば、飲んでる時間の方が長い。
どっちが「作業」なんだろうか?





ギフト

2006年05月11日 | 日記・エッセイ・コラム
ギフトカタログから選ぶって楽しい?

最近では、結婚式の引き出物から色んな記念品にも
ギフトカタログを貰う事が多い。

プレゼントする方から言えば、

「貴方の好きなモノを!」

って事なんだけど、これって、あんまり気持ちはこもってないような。
例えば

「つまらないものですが」

と渡される方が、「結構ええもんやん!」って嬉しい誤算があるもんだ。
で、このギフトカタログ。
金額にもよるんだろうけど、あまり魅力的なモノはない。
おばちゃんだったら楽しいだろうと思う。
インテリアからバッグ、化粧品、アクセサリーや食器等、迷うほどだ。

でも、男の僕としては、かなり選択範囲が少ない。

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インテリアか、時計類ぐらいか。
オサレなインテリアだとしても、それ一個では僕の部屋には馴染まない。
カタログに載っているような部屋ならそれも有りだと思うが。

有名店の料理をレトルトパックでってヤツも敬遠。
その場所の雰囲気とか、その店迄辿りつけたこと含めての「御馳走」だから。

今回貰ったカタログは総ページ数338ページ。大半が女性ターゲットのようだ。
数少ない男性用のモノを物色する。

「財布かな?」
「バッグ類は間に合ってるからなぁ~」
「時計?いや、これは無しだろ。」
「CD、MDラック?う~ん」

期日ギリギリまでこんな感じで迷っているが、パラパラと見ていたせいか、
たまに一枚ずつページを捲っていると、意外な堀だしモノが紛れてたりする。

「おっ!」

迷うのも飽きた頃、唐突にそれが見つかる。これでええかと葉書に書き込み投函。
しかし手元に届いた時に、

「ちょっと違うな」

と思って、そのまま引き出しに仕舞って終わりだ。

ギフトカタログって、商品をプレゼントするってことじゃなく
「選ぶ時間」を楽しむって事を貰うようなものだと思う。











襟を正して

2006年05月09日 | 日記・エッセイ・コラム
球界のプリンスがイロイロとやってくれます。

今回の襟付きアンダーシャツ?の件。
PRINCEは事前に了承を貰ってたけど、敵将のKINGが

「あれは、いかがなものか?」

って、いちゃもん?付けたんで、クローズアップされた話題。
でもこれ悪いのはプリンスじゃなくて、一度は許可しておきながら、
球界の大御所が意見したら、さっさと見解を変えちゃうような審判でしょ。
まるで往年の「王ボール」のような判定だ。ちょっと違うか?

しかしプリンスは本業以外では、驚異的なセンス?を発揮するね。
もし日ハムのユニフォームに「襟」が付いてたら、プリンスはきっと
丸首ユニを自分で作っちゃうんだろうね。

プロスポーツは興業なんだから、こういう「個性」を持った選手が居る事は
ホントは凄く大事な事だ。
かと言ってプリンスが二人も三人も居たら、それはそれで困る。

日ハムで言えば、プリンスとは対象的にストイックな雰囲気プンプンの
小笠原が居る。ガッツが居るからプリンスが引き立つとも言える。

ただ、プレーじゃなくて、「服装」で目立とうなんて考えは、
ちょっといただけない。
それに、あんまり「かっこいい」とも思わない。
襟付きに批判が出たんで、次は「丸出し」の首元をアッピール!
う~ん、まるでアンダーシャツを忘れた草野球のようだ。

僕がかつて所属した草野球チームにアンダーシャツを一着しか持ってない人がいた。
もう何年もそれ一着なんでボロボロ。
着ているはずなのに、首元はスカスカ。プリンスを見るとアノ人を思い出す。

でも、これプリンスだから叩かれたんじゃないのって思う事もある。
例えばあの「ミスター」が襟付きシャツを来てたら、みんな「かっこいい」って
言うかも知れない。徳光大絶賛!かも知れない。みんな真似するんじゃない。
僕の記憶が確かなら監督時代には、オープン戦だったと思うが、ユニの下に
グラウンドジャンバー着込んでなかったっけ?

今回の事でイロイロと思う事はあるけど、最近の着こなしには少しがっかりしている。
あの“ダボダボ”のズボン。なんとか成らないだろうか?
意味があってやってるんだろうけど、スマートとは言い難い。

プリンスは次に何をしてくれるんだろう?
できれば、ボディペインティグでユニフォームを
全裸に描いて登場してくれないだろうか?
そこまでやっても

「新庄だから」

と許してもらえる貴重なキャラクターだと思うンだが…









2006年05月06日 | テレビ番組
「あの歌がきこえる」って番組がお気に入りだ。

NHKの新番組らしい。最近、何気にテレビをつけると放送していた。
内容はと言うと、ある歌にまつわる想い出を、プロの漫画家の絵を
使って再現ドラマ仕立てに紹介する。

この「プロの漫画家」ってのがミソ。漫画を読まない人でも知っている
ような有名作家ばかりだ。

自分の想い出も、あんな感じに「美化」されたら、いい感じになるだろう。

歌を聴くと、その当時の記憶が甦る。
歌は想い出を記憶しておくには便利なツールだ。


入社一年目。社屋の屋上でビアパーティーが開催される事を聞き付ける。

「ほほぉ~ ええですね!」

公に飲む事を許されたビールを、浴びる程飲める機会があるって事は、
高卒のガキとしては嬉しく思ったもんだ。

「ほな、お前等何するか決めとけよ!」

「えっ?」

毎年、各部署から代表者が出て、かくし芸を披露するらしい。
で、僕の居る部署は毎年「新人」がそれをやるらしい。

「なんでそんなことせなあかんの?まるで“おっさんの発想”やんか!」
「そうや。腐った社会の体質そのものやで!」

って、尾崎豊ばりに批判してはみるものの、新入社員に断わる勇気はまだない。

かくして、寮に住む者どうし「かくし芸」の練習が始まる。
イロイロとアイディアは浮かぶモノの、結局は歌を唄う事になった。

「三人で唄うって、何唄ったらええねん?」

悩んでいる僕達に語りかけるようにテレビから歌が流れて来た。

「これやろう!」
「ええな、ちょうど三人やんか!」

これなら練習しなくても済む。そう思って承諾した。

そして当日。
ただ唄うだけでは芸がない!と、先輩女子社員が僕達の顔をメークアップ!
衣裳は同僚女子社員が用意してくれる。

「ぼ、僕達、べつに“女装”しなくてもええんちゃいます?」

そう思ったが、口には出さない。それを断わる勇気は新入社員にはまだなかった。

自分達の出番が来る迄、緊張をほぐそうとビールを煽る。
しかし、いくら飲んでも「緊張感」の前には無力で、一向に酔う事は出来ない。
そんな中、遂に僕達の出番がやってきた。
緊張しながらも、マイクの前に立つとテンションも最高潮!

万来の拍手のなか、無事に終了した。

しかしこの後が大変。緊張感から解放された僕は、それまで煽っていたビールの酔いが
一気にまわり、その後は両手にジョッキを持ち、「一気」コールのある所に駆けつけ、
一気飲みを繰り返したらしい。
そう、“らしい”のである。

正気を取り戻した僕は病院のベットに居た。急性アルコール中毒だった。

チェッカーズの「あの娘とスキャンダル」
この歌を聴けば、今でもあの日の記憶が甦る。