未熟なカメラマン さてものひとりごと

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広島県東部の桜の名所を巡る旅 その3 千光寺公園 広島県尾道市

2021-04-18 23:39:21 | 桜の名所
訪問日:令和3(2021)年3月29日



広島県東部の桜の名所を巡る旅、最後は日本さくら名所百選にも選定されている尾道市千光寺公園です。一番心配したのが駐車場でした。市役所の広い駐車場に入れようか、それとも山頂近くの公園駐車場に入れようかと迷いましたが、結局、公園駐車場に入れることにしました。
しかし案の定、駐車場は満車で多くの車が、眼下にあるグラウンド駐車場(臨時)に誘導されていました。しかしたまたま駐車場を出ていく車が数台あり、しかもラッキーなことに公園駐車場の入り口付近に停めることができました。

千光寺に向かう遊歩道周辺は、ソメイヨシノに覆われていました。毎年1・2回以上は千光寺に出かけていますが、さすがにこの時季は観光シーズン、人出も多く、公園内ではブルーシート敷いて寛ぐ家族らしき姿もあちこちに見られました。
また東南アジア出身とみられる外国人も多く、陽気に写真を撮り合っていました。。

一番のポイントは、眼下に見える尾道水道と桜の取り合わせです。しかし、黄砂でしょうか、それとも春霞でしょうか、今一つ視界がはっきりしません。

一番見晴らしのよい頂上エリアは残念ながらリニューアル工事が行われていて入ることはできませんでした。
頂上付近から見る、桜に覆われた尾道市立美術館も被写体としてぜひと思っていましたが、残念です。
こうして、3か所を無事に巡り、帰ることにしました。歩数は1万歩近くになっていました。





桜に埋もれる人たち


向こうに見える建物は、尾道市立美術館


公園内にはブルーシートを広げる人たちも


桜と尾道水道


桜と尾道水道、今一つ視界がはっきりしません


鼓岩


千光寺のおみくじ、開基は平安時代の初め


人の形にも見える巨木が1本


桜と尾道水道、尾道大橋も見える
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広島県東部の桜の名所を巡る旅 その2 御調八幡宮のさくら 広島県三原市八幡町

2021-04-13 23:37:15 | 桜の名所
訪問日:令和3(2021)3月29日(月)

(御調八幡宮のさくら)



世羅高原農場の枝垂れ桜を堪能したあと、次に向かったのが三原市の御調八幡宮(みつきはちまんぐう)です。時間にして30分ぐらいでしょうか、随分南下した感じがします。
平日なので、訪問者は少ないだろうと思っていましたが、なんと駐車場は満車でした。

御調八幡宮は紅葉の名所としても知られていて、実は昨年の秋に訪ねたばかりでした。
この神社は、奈良時代の769年、和気清麻呂公が大隅国に流された際に八幡神を祀ったのが起源とされています。
そして、天正年間に豊臣秀吉が三原城に寄った際に参拝し、境内に桜樹を手植えしたという言い伝えが有り、桜の名所として知られています。

資料によりますと、200年以上のしだれ桜、エドヒガンの古木10本が、江戸時代の広島藩主浅野家、三原城主浅野家によって植えられ、そして地域の団体などから漸次、新しいしだれ桜、八重桜などが植えられているようです。
しかし、コロナ禍の関係で、今年の春季例祭(桜花祭)はご多分に漏れず中止となっていました。
一番のスポットは、楼門、拝殿につづく朱色の清明橋と橋にかかる枝垂れ桜です。ただその樹齢からか、残念ながらもうその勢いは感じられませんでした。
拝殿でお参りしたあと、ぐるりと周辺を散策しました。巨木の杉でうっそうとした境内から川向うに咲く桜の花は、コントラストが効いてとても鮮やかに見えます。

この八幡宮周辺は、やはた川自然公園として、地域住民の安らぎの場となっているようです。


(駐車場付近のソメイヨシノ)

駐車場は満車でした


橋の両側は色とりどり桜で覆われる


八幡川にかかる桜

(御調八幡宮)


参道脇に連なる苔むした燈籠


木製の鳥居


朱色の清明橋は神社のシンボル 橋にかかる枝垂れが美しい


200年を越す枝垂れ


橋から駐車場方面を見る


真っすぐ進むと急な石段があり、風格のある楼門が姿を見せる


正面の建物が拝殿


(境内を散策し川向うに出る)

川向うから見る清明橋


東屋付近 紅白の桜が美しい


すでに見ごろを過ぎた桜も、これはこれで美しい


周辺の山もこのように桜で覆われる

御調八幡宮の桜を堪能したあと、次の目的地・尾道千光寺公園に向かいました
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広島県東部の桜の名所を巡る その1 世羅高原農場さくら祭り 広島県世羅町

2021-04-10 23:11:42 | 桜の名所
訪問日:令和3年3月29日



今年の桜、暖かい日が続き、例年より1週間から10日、開花が早いとの情報でした。仕事の関係で何としても今日一日、見納めに名所を巡りたいと思ったのです
例年なら、岡山県内の桜の名所である津山市の鶴山公園や、醍醐桜を訪ねるのですが、今年は、今まで訪ねたことのない名所を巡りたいと思い、その目的地を世羅高原農場の枝垂れ桜、御調八幡宮の桜、尾道市千光寺公園の3か所に決めました。時間があれば、最後に井原市内の井原堤にも寄って帰りたいという大胆なプランです。


(世羅高原農場 さくら祭り)

世羅高原農場は、西日本を代表する花の観光農園です。近年、農事組合法人から組織を株式会社に変更しその事業はますます拡大しています。桜の名所というと、公園など公用地が多く、当然無料で見物できるのですが、こちらは残念ながら有料(800円)です。
さくら祭りの入園口は、チューリップ祭などのメインゲートではなく、少し離れた場所にありました。

観光客は、それほど多くありません。一番のスポットは、入園してすぐのところにある枝垂れ桜の並木です。枝垂れ桜の並木というと、「たけべの森」が有名ですが、こちらの並木もなかなか風情があります。さわやかなスイセンの香りと風に吹かれてやさしく揺れる並木道を歩くと本当に癒されます。
もう一つの目玉は、菜の花との共演です。目の覚めるようなまっ黄色の菜の花畑に咲く枝垂れ桜も魅力です。


(桜のれん)

枝垂れ桜の並木道「桜のれん」


覆いかぶさる枝垂れはシャワーのよう


スイセンの甘い香りに癒される


優雅な紅枝垂れ桜


向こうに見えるのは、「香る散歩道」


鮮やかなスイセンの黄色


定番の白


ユキヤナギもこの季節の定番

(春恋の丘)


バスストップ


ヒヤシンスとパンジーで彩られたハートの丘

(菜の花畑)

菜の花は25万本 桜との共演が美しい



(せせらぎの谷)

神代桜はソメイヨシノよりややピンク


ソメイヨシノほどのボリュームはないが、花弁はやや大きめで優しい


蹲踞に浮かぶ花びら


とても優雅な桜の花弁


日本庭園をイメージした和のエリア

(休憩広場)



つくしを見つけました


お利口にカメラに納まるワンちゃん

続いて、本日2つ目の訪問地、三原市の御調八幡宮に向かいました。

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やっぱりすごい! “井原堤”の桜並木  岡山県井原市 令和2年4月

2020-05-03 09:31:33 | 桜の名所
コロナウイルス感染拡大防止に伴う外出自粛の要請に応え、休日は残念ながらどこにも出かけられません。
例年なら、GWは世羅高原のチューリップ、島根県大根島のボタン園、和気藤公園のフジ、など1年で最も撮影意欲の湧く楽しみな季節なのですが、残念で仕方ありません。
自宅にこもり、庭木の剪定や、菜園の手入れ、撮り溜めた画像の整理に終始しようかと思っています。

さて、今年の桜ですが、シーズン前までには、今年こそ今まで行ったことのない県外の名所と考えていましたが、新型コロナウイルスの影響でそれは困難なことになりました。
結局、すでにブログで紹介済みの、鶴山公園、醍醐桜、たけべの森公園といつもの県内の名所だけとなってしまいました。

最後に、わが井原市の“井原堤”の今年の様子をお届けしたいと思います。


(4月2日 午後6時頃の井原堤)


夕日を受けて赤く染まる井原堤対岸の桜並木


太陽が沈む頃、小田川は前日の雨で増水、逆光での撮影


部分的に西日を受けて輝いています


中州から撮影する女性カメラマンのシルエット

井原堤(いばらつつみ)とは?

井原堤は、岡山県井原市井原町付近を流れる小田川の土手に、約2キロメートルにわたって続く800本のソメイヨシノの桜並木のことです。
岡山県の桜の名所としては、概ね鶴山公園に次ぐ人気となっています。
例年、市民の憩いの場として、また近県からも多くの観光客がやってきます。

夜間はぼんぼりも点灯し、昼夜を問わず楽しめますが、今年は新型コロナウイルスの影響により、例年開催される「井原桜まつり」などのイベントはすべて中止となりました。
人通りもぐっと少なく、どこか寂しい今年の井原堤でした。
土手の反対側には民家が立ち並んでいます。並木を歩いていると突然車が通ることがあり、少しむっとして睨んでしまいますが、いわゆる生活道となっているのでこれも仕方ありません。
秋には枯れ葉が舞い、桜が終わるころには、桜吹雪となって降り注ぎます。まさに並木とともに住民の暮らしがあります。

この地に最初に桜が植えられたのは、第一次世界大戦勃発の大正3(1914)年、当時の町長・原田吉平の発案により、町の将来の観光資源にしようと、郷社に植えたソメイヨシノの苗木150本を、この土手に移植したのが始まりといわれています。
そうすると当時の苗木は、すでに106年を経過したことになります。

昭和10(1935)年、山陽新報(山陽新聞の前身)が、岡山県下の名所を、広く県民に呼びかけて投票を募り、十勝十五景二十秀として選定することになりました。
ランク1 十勝
ランク2 十五景
ランク3 二十秀

その結果、井原の桜は、十勝第六位にランクイン、桜の名所としてはあの鶴山公園を上回る最上位でした。
昭和14(1939)年頃には、県内外から観光客があふれ、屋台も並び商店街も大売り出しをするなど、大層な賑わいであったと、記録されています。

全国区の井原堤

じゃらんが、全国の桜トンネル・桜並木を厳選して紹介する、日本全国の「桜トンネル&桜並木」26選!幻想的な美しい桜の空間(2020)では、たけべの森公園とともに井原堤が選ばれています。

2017年絶対見るべき!桜トンネル&桜並木12選「関西・中国・四国」にも井原堤は選ばれています。
1. 万博記念公園「大阪府吹田市」約300m
2. 海津大崎の桜「滋賀県高島市」約4km 800本 日本さくらの名所100選
3. 玉串川「大阪府八尾市」約5km 約1000本
4. 佐保川の桜「奈良県奈良市」約5km 約1000本
5. 東御崎展望台広場「兵庫県赤穂市」約1km
6. 足羽川桜並木/足羽山公園「福井県福井市」約2.2km 約600本
7. 井原堤「岡山県井原市」約2km 約800本
8. 斐伊川堤防桜並木「島根県雲南市」約2km 約800本
9. 城山公園・法勝寺川土手「鳥取県南部町」約5.3km
10. 川島堤「山口県萩市」約1.6km 約250本
11. 鏡野公園「高知県香美市」200m 園内に約600本
12. 頓田川河川敷「愛媛県今治市」1.5km 約2000本


(4月5日 午後5時半頃の井原堤)


この日は少し賑わいがありました。


上流に進むほど、道は狭くなります。


たまに車が通ることもあります。生活道でもあるので仕方ありません。


土手下の河川敷遊歩道から見上げる井原堤


井原大橋から、下流方向を見る。赤い橋は日芳橋。

新品種:ジンダイアケボノ

ソメイヨシノは、もともと人が接ぎ木して作ってきたいわゆるクローンです。成長が早く、ボリュームがあり、見栄えがするということで、桜の名所を作るにはうってつけでした。(時の明治政府の後押しもあったようです)
しかし、山桜の200~300年、アズマヒガンの500年以上と比較し、その寿命はせいぜい60年ほど。
しかも病気に弱く、加齢と共に幹や枝に腐食がみられ倒木の危険性も見られることから、日本花の会では、ソメイヨシノに代わり新品種「ジンダイアケボノ(神代曙)」を推奨しています。

樹はやや小ぶりですが、より多くの花を密生して咲かせ、色もソメイヨシノより濃い目、病気にかかりにくく、寿命も長め、しかも枝や葉にも香りがあるなど、いいことづくめのようです。


(4月7日 正午前の井原堤)


井原堤2kmがすべてトンネル状ではありません。概ねこのような感じです。


桜の並木に1本だけカエデの新緑がありました。


河川敷遊歩道から見る対岸の様子


快晴の青空、山の新緑、桜のピンク、とにかく清々しい


完全なトンネル状。まるで桜が天を覆う


トンネルの切れ目


人の姿が見えない井原堤


井原堤から見る小田川と対岸の桜


静かな井原堤


桜橋に近いこのあたりが一番観光客の多いところ


対岸の桜橋公園。イベントの中止で閑散としています。


桜橋公園付近から見る井原堤


井原大橋から見る密な桜並木

ソメイヨシノ並木の今後

岡山県内で最も寿命の長いソメイヨシノの並木は、新庄村のがいせん桜です。日露戦争の戦勝を記念して明治39(1906)年に植えられたもので、樹齢は114年になります。
実に平均寿命の倍近く生存していることになります。

これは、樹木医の診断を受け、正しい方法で早めに剪定し、消毒や肥料の与え方にも気を配ることで、確実に寿命を延ばしてきたことにほかなりません。
美しい並木を維持するために、早めに見切りをつけ、若い木で更新するか、違う品種に徐々に変えていくかの選択が必要になります。

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1000年の時を繋ぐ孤高の一本桜 醍醐桜 岡山県真庭市

2020-04-27 22:11:25 | 桜の名所
早朝5時半過ぎに自宅を出発し、真庭市の醍醐桜を訪ねました。
例年なら、平日といえども駐車場は満杯、そこで今年も早朝に訪ねることにしたのです。
一般道を通って、約1時間半後の午前7時頃、現地に到着しました。

駐車場は意外なことに、あの第一駐車場がなんと空いていたのです。
これには拍子抜けしました。これも新型コロナの影響でしょうか。

駐車場から数分歩くと、進行方向左手の小山に醍醐桜が、ドーンと姿を現します。
黒くて異様に太い幹が印象的です。
その存在感は半端ではありません。



駐車場から進むと、小高い丘の上にドーンと姿を現す醍醐桜


早朝の吉念寺集落 どの家からも醍醐桜が見えるように建てられている


海抜500メートルの見晴らしの良い高台に立つ醍醐桜

例年なら、茅葺の小屋で特産物の販売や出店が出ているのですが、今年は中止の張り紙がありました。当然、観光客もまばらな状態です。
これで、快晴なら文句のないところですが、天気予報のとおり薄雲、撮影にはいまひとつ不向きでしたが仕方ありません。

遊歩道を進むと、右側手前に2代目醍醐桜が見えます。
随分大きくなった気がしますが、初代の風格に至るには、もう数百年を要するでしょう。
醍醐桜の手前に、数本のミツマタが黄色い花を咲かせていました。



正面が二代目醍醐桜 手前にある黄色い花を付けた木がミツマタ


NHK BS 新日本風土記のオープニングに登場するのはこの場所


ここからのカットが最も美しい


岡山県の天然記念物指定の石碑


かわいい花を付けたミツマタ、数本の株がある。 枝の先が3つに分かれている

周囲をぐるりと、木道が取り囲んでいますが、一部分だけ、幹の下の小さな社にお参りできるよう整備されています。
大きな枝は何本もの支柱で支えられています。
2017年12月には、注連縄が20年ぶりに新しく取り替えられました。
1000年という時を繋いで来ることができたのは、神木として崇められながら地元の方から大切にされてきたからでしょう。
丘の上に立つ一本桜、まさに「孤高」という表現がぴったりだと思いました。



これほど均衡のとれた桜の巨木はめずらしい


どこからみても美しい


どこからみても美しい



醍醐桜 データ

推定樹齢 1000年 
以前は700年と言われていましたが、平成2年、有名な樹医・山野忠彦氏が1000年と推定したことにより、以降、1000年とされています。

2016年に京都の桜守・第十六代佐野藤右衛門が請われて診断した際、幹の中は部分的に朽ちて空洞もあるが、元気な維管束(植物が生きるために必要な「水分」や「養分」を運ぶ、値、茎、葉っぱまで通っている管)もたくさん残っているとし、「まだまだ大丈夫、二百年でも三百年でも生きられる」と宣言しています。


名前の由来
通説では、後醍醐天皇が隠岐へ配流の際、この桜を見て称賛されたことから、いつの間にか醍醐桜と呼ばれるようになったといわれています。
また、異説では、一度隠岐へ流されたのち、1333年に密かに出られ、船上山(大山の北側)で挙兵、書写山への還幸途中の7月中旬、吉念寺集落に立ち寄り、当時の樹齢約300年のこの木を称賛したともいわれています。


木の大きさ
目通り(地上1.2mの高さでの幹の外周の長さ) 7.1m(岡山県下一の巨木)
根廻り 9.2m
枝張り 東西南北 20m
樹高 18m(20mとの説も)


種類
アズマヒガン(別名:エドヒガン)

醍醐桜の魅力的なところ
1. 樹形の美しいところ これほど均衡のとれた桜の巨木はめずらしいとも
2. そのローケーション 海抜500mの見晴らしの良い高台に1株そびえ立つ


醍醐桜の形容

1. 山里に凛とそびえる一本桜
2. 威風堂々とした一本桜
3. 里山に威風堂々と佇む巨木
4. しっかり大地を踏みしめ立つ
5. 深山に堂々とした威容を誇る中国地方随一の桜
6. 悠久の時の流れを刻み、苔むした老木
7. 偉大な生命力と周囲を圧する風格は何か神秘さすら感じさせる



太い幹 目通り7.1m


治療の跡が伺える


細い枝が伸びる


周囲を木道が取り囲む


集落の人により神木として大切にされてきた


アズマヒガンの花弁はソメイヨシノより小ぶりで繊細


さらにアップ


細い枝にもびっしり花を付ける


見事なボリューム


迫力さえ感じられる


たくさんの支柱に支えられている


ここは中国山地の山の中


参考 日本三大桜と日本五大桜
(大正時代に制定された「史跡名勝天然記念物保存法」に沿って選ばれた桜の名所より構成された。すべて国の天然記念物。上位3つが日本三大桜)

1. 三春滝桜(福島県田村郡三春町滝桜久保地内)
エドヒガン系ベニシダレザクラ 樹齢1000年以上、高さ13.5m、目通り8.1m、根廻り11.3m、枝張り東西25m、南北20m

2. 山高神代桜(山梨県北杜市武川町山高2763実相寺境内)
エドヒガン 樹齢1800年から2000年 幹廻り11.8m 樹高10.3m

3. 根尾谷淡墨桜(岐阜県本巣市根尾板所上段995)
エドヒガン 樹齢1500余年、目通り9.91m 樹高16.3m、枝張りは東西26.9m・南北20.2m。

4. 石戸蒲ザクラ(埼玉県北本市石戸宿3丁目119番地(東光寺境内))
ヤマザクラとエドヒガンの自然交配種 樹齢800年 世界でたった1本 

5. 狩宿の下馬桜(静岡県富士宮市狩宿)
シロヤマザクラ 樹齢800年から1000年 最古の山桜として唯一、特別天然記念物に指定


新日本名木百選のさくら
新日本名木100選は、1990年の大阪花博に合わせ、花博協会と読売新聞社の共催で企画されたものです。新とありますが、それ以前に百選はありません。


桜では、以下の6つが選定されています。(北から順に選定当時の100選での名称及びデータから)
1. 石割ザクラ(岩手県盛岡市) ヒガンサクラ 目通り5.52m 樹齢350年 国天然
2. 三春滝ザクラ(福島県三春町)ベニシダレザクラ 目通り9.5m 樹齢1000年 国天然
3. 大島のサクラ株(東京都大島町)オオシマザクラ 目通り8.0m 国特別天然
4. 山高神代ザクラ(山梨県北杜市)エドヒガンザクラ 目通り10.6m 樹齢1000年以上 国天然
5. 淡墨ザクラ(岐阜県本巣市)エドヒガンザクラ 目通り9.2m 樹齢1500年 国天然
6. 醍醐ザクラ(岡山県真庭市)エドヒガンザクラ 目通り7.1m 樹齢700年 県天然

醍醐桜のみ、国の天然記念物に指定されていませんが、その価値は十分認められているようです。個人的に、樹齢、大きさ、樹形の美しさから、1.三春滝ザクラ、2.薄墨ザクラ、3.醍醐ザクラを新日本三大桜と称してよいのではないかと思っています。

訪問日:令和2年4月7日(火)
コメント (2)
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