未熟なカメラマン さてものひとりごと

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岡山県 桜の名所を訪ねて 鶴山公園 津山市 平成30年3月31日(土)

2018-04-02 20:11:50 | 桜の名所
前日の開花情報が、5分咲きとあったので、岡山県、いや中国地方でも一番の桜の名所として名高い、津山市の津山城址・鶴山公園(かくざんこうえん)を訪ねました。
自宅を出たのが8時前だったので、着くころには、どこも駐車場は一杯かも、と心配していましたが、時間が幾分早かったのと、土曜日が幸いしたのでしょうか、駐車場には難なく停めることができました。

翌日の4月1日から、「2018津山さくらまつり」が始まるようで、前日のこの日のイベントは何もありませんでした。お茶席で一服、と楽しみにしていましたが、残念です。
但し、ご当地グルメテントでは、友情出店で、大好きな「あかし玉子焼」が販売されており、おいしくいただくことができました。
桜は、まさに見ごろ、満開でした。前日に5分咲きという情報でしたが、ここ数日の天気では、その翌日が見ごろと予想した、私の読みが的中しました。
例年に比べると、何と一週間も早いのだそうです。

園内での飲食は、特に制限されていないようで、石垣の先でシートを敷くなど、思い思いのスタイルで、桜を楽しむ多くの人々の姿がありました。
城郭と桜が作り出す独特のハーモニー、被写体には困りませんが、撮影スポットは、どうしても備中櫓が中心となります。
眼下に見る、桜のじゅうたん、お城全体が桜で包まれ、立体的で上に下にと満開の桜の中にいると、ほんとに幸せな気分になります。
このお城を築城したのが、森蘭丸の弟、森忠政、往時は77棟の櫓が立ち並んでいたそうですが、明治の廃城令により、建物はすべて取り壊されたそうです。
桜は近年、植えられたものですが、森忠政はまさかこのような桜の城になっているとは思いもしなかったことでしょう。



入園口に向かう途中で見かけた菜の花


プードルを肩車した人を見かけました


写生している人がいました


これはおもしろい巨大な樽の休憩所です


撮影スポット 桜がじゅうたんのようです


桜の枝の間から見えた備中櫓


備中櫓から見る桜のじゅうたん


天守閣跡付近から眺望を楽しむ人


桜と市街



いろんな種類の桜があります


枝垂れもありました


石垣の上で休憩する人たち

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ソメイヨシノのアップ


花見を終えて一段落する人たち


築城した森忠政公の銅像


表門に向かう人々 随分増えてきました





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岡山県の桜の名所を訪ねて 曹源寺の枝垂れ桜 平成30年3月26日(月)

2018-03-28 21:51:21 | 桜の名所

曹源寺の正門


境内に差し込む朝日

久しぶりに曹源寺の枝垂れ桜を見たくなり岡山市内まで出かけることにしました。自宅を5時半過ぎに出発。寺院には7時前に着きました。駐車場がいっぱいかも、と危惧していましたが、止まっていたのはたったの2台。これには正直、拍子抜けしました。
ソメイヨシノが咲きかけのころに、すでに満開と、県内では早い開花で知られています。正門から入るとまっすぐ山門に続く石畳、朝日が差し込み青々としたコケに木立の陰影が映りこみます。



巨大な三門が迎える

市内の雑踏からすぐのところにこのような静寂な空間があるというのがまるで嘘のようです。耳を澄ますと、聞こえるのは小鳥のさえずりだけ。さらに進むと、朝の勤行でしょうか、読経がこだまのように聞こえてきます。この寺院は、岡山藩主池田剛政が元禄11(1698)年に創建した西日本屈指の臨済宗の寺院として知られています。現在、寺院にいる修行僧のほとんどが原田老師を慕ってやってきた外国人修行僧です。



静かな境内


庭園に続く石畳

掃き清められた、砂地に箒のあとがいく筋も入っています。これだけきれいに管理されていると、うっかり足跡を残さないようにと、歩き方も慎重になってきます。
そしていよいよ庭園です。「どうか咲いていますように」と、祈るような気持ちで露地を入っていきます。
そして、池泉回遊式庭園の心字池の向こうに、満開の枝垂れ桜。あれ、どうしたことでしょう。大きな二本の内、左側の木は、まさに満開でしたが、右側の一本がほとんど花を付けていません。



心字池に映り込む枝垂れ桜


見事な枝垂れ


内側から池を望む

早島から来たというカメラマンも、こういう状態は初めてと言っていました。近くで確認すると枯れてはいないようですが、早や若葉が出始めている枝もあります。樹齢はわかりませんが、かなりの老木に違いありません。何とか樹勢が回復することを祈るばかりです。



枝垂れのアップ




愛らしい花弁

庭園内には私も含めてたったの3人、撮影にはありがたいのですが、ともするとこの枝垂桜が忘れられてしまったようで寂しい感じもなくはありません。
昨年訪ねたときは、ほとんどつぼみで、咲いていたのはほんの数枝のみでした。それに比べると、今回はまだマシのような気もするのですが、何とも複雑な気持ちです。



苔が美しい


岡山県を代表する枝垂れ

桜を鑑賞した後、久しぶりに三重塔を見て帰ろうと思いました。この道でよかったかなと、半信半疑で荒れ気味の山道を進みます。
息を切らしながら登るとやっと頂上近くに塔が見えてきました。周囲には金網のフェンスがしっかり張られ、どっちかというと殺風景な景観です。さすがにここまで来る人は少ないように思いますが、振り返ると、なかなかの眺望ではありませんか。眼下に岡山の市街が広がっています。



眼下に市街が広がる


山頂付近の三重塔


静かな境内


修行僧が一斉に行う朝の清掃

帰りに、境内で掃除をする日本人らしき修行僧を発見。ほとんどが外国人の修行僧と聞いていたので、「おはようございます」と声を掛けられ、どこかほっとする自分がいました。
このあと、せっかく岡山まで来たのだからと、後楽園に寄って帰ることにしました。



後楽園のタンチョウ


静かな朝の園内


さわやかな青空


唯心山から望む沢の池


咲き始めのソメイヨシノ


存在感のあるソメイヨシノの老木


桜林 見ごろはもう少し先


池のコイ


生垣の花 山茶花でしょうか?


こちらはツバキ


早朝から前撮りするカップル
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悠久の時を越えて1000年  醍醐桜・岡山県真庭市 平成29年4月15日(土)

2017-04-17 00:37:25 | 桜の名所
岡山県、いや日本を代表する一本桜、有名な故に、その観光客の多さに恐れをなして、未だ訪れたことのない真庭市の醍醐桜。シーズンには3時間待ちともきいていました。しかし、今年は何としても見たいと思い、意を決して出かけることにしました。平日の早朝がおすすめとの情報でしたので、自宅を朝5時30分に出発、ナビの予定では7時ごろ到着の予定でした。

ところがナビの到着地点は、14キロも離れた別の場所でした。少しあわてましたが、近くまで来ると、いたるところに道案内の看板があり迷うことはありません。
一番心配したのが駐車場です。7時前だというのに、第1駐車場は満車でした。そこで、迷う事無く通り抜け、第2駐車場へ車を進めました。こちらは少しだけ空きがあって何とか駐車することが出来ました。



第2駐車場から歩いて5分ほどで姿を現す醍醐桜

駐車場から道を少し下ると、正面にあの醍醐桜が見えてきました。太い幹に圧倒的存在感。NHK・BSの人気番組、「新日本風土記」のオープニングの最後に毎回登場するのがこの醍醐桜です。墓地の脇を老人二人が歩いていく映像です。この情感ある場面が懐かしい感じがして、何ともいえないのです。


新日本風土記に登場するのはこの場面
 
茅葺の屋根を持つお土産屋の、向こうに墓地がありまっすぐ続く巨樹への道。周囲はロープが張られ木道が整備されています。さらにその周囲は野原となっていて撮影は360度可能です。不思議なことに、あれほど車がいっぱいなのに、この巨樹の周りの観光客は逆に少なく感じ、あせることなくゆっくり鑑賞できるのです。
でも、対象はこの醍醐桜のみなので、30分ほどすると観光客は引き上げるのです。回転率?は非常にいいのです。肝心の撮影ですが、今にも雨が降り出しそうな曇天で、どうしても見上げるカットとなり、ほとんどが逆光ぎみとなっていい写真は撮れませんでした。






数日前に満開と紹介されていましたが、早や見ごろは過ぎた感がありました。桜の品種はアズマヒガンで、ソメイヨシノのような華やかさはありませんが、小さな花弁は上品で清楚な趣があります。





すぐ、となりに二代目醍醐桜と書かれた桜の木がもう一本あります。初代の風格にいたるまでには、最低でも数百年はかかるでしょう。さて目立つのがペットを連れた観光客です。
愛犬が一番多いのですが、なかにはフクロウを連れてきている人もいて、驚きました。






数十枚ほど撮影した後、テントのお店でたい焼きを買って帰ることにしました。「やはり、この地区は春木さんという苗字が多いですか?」と尋ねると、「苗字が同じなので名前をいわないとわかりませんよ」とのこと。以前、テレビ番組で放送していたことを思い出してつい尋ねたのです。この地区の住民の苗字がほとんど春木(はるき)さんなのです。醍醐桜を守るため、その世話をする苦労話とおもてなしの心をその番組で知ったのでした。大勢の観光客や家を出て行った子どもや孫たちを喜んで迎える、そしてこの地区を活性化したいというのがその願いでした。



ちょうど引き上げる頃、雨が降ってきました。絶妙のタイミングでした。帰路は一方通行になっていて、まったく渋滞の心配はありません。この後パンフレットにも紹介されていた、樹齢800年といわれる岩井畝の大桜を見て帰ることにしました。
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曹源寺のしだれ桜 平成29年3月26日(日)

2017-03-30 00:27:36 | 桜の名所
曹源寺のしだれ桜がそろそろ見ごろではと、わくわくしながら早朝5時45分頃に自宅を出発しました。寺には約1時間後に到着。駐車場には他に3台の車が停まっていました。
境内に入ると、あちこちで修行僧が竹ほうきなどで丁寧に地面を掃いています。それらすべてが外国人というところに、初めて来た人はきっとびっくりすることでしょう。

曹源寺は臨済宗妙心寺派の禅寺で、岡山藩池田家の菩提寺でもある由緒ある寺院です。
以前、NHKの特集で、「岡山に一風変わったお寺があります」のナレーションで始まる番組を見たことがありました。
住職の原田老師は、海外でも布教活動を行い、現在、寺にいる海外からの修行僧は、すべて老師を慕ってやってきた人たちです。



巨大な山門です。


お目当ての枝垂れ桜はまだつぼみ。


少しだけ咲いていた枝先。


さて、庭園への入り口で拝観料100円を納め、露地風の飛び石を進むと、池の向こうにお目当てのしだれ桜がありました。でも一目見てがっかりしました。少し赤みは差しているものの全体がつぼみで、開花には程遠い状況だったからです。岡山県内でも1,2を争う早咲きの桜、例年なら満開の時季なのに今年はどうしたことでしょう。居合わせたカメラマン氏曰く、今年は、特に遅いようですね。朝晩が冷えたので、開花が遅れたのでしょう、とのことでした。くやんでも仕方ありません。ほんの少しだけ開花した枝先の部分をアップで撮影して帰ることにしました。
開花情報を確認して出かければよかったのですが、あとのまつりです。

時刻はそれでも午前7時前、静寂の中、境内の空気は澄み、朝陽がお堂を照らしどこか心が洗われるようでした。



静寂さ漂う境内、お堂に朝陽が差し込みます。


こちらは、がっかりして帰るカメラマン氏
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