未熟なカメラマン さてものひとりごと

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井原市内の桜の名所を訪ねて 芳井町井山光福寺の枝垂れ桜 2019(平成31)年4月1日(月)

2019-04-02 23:37:24 | 桜の名所
福山市内からの所要の帰り、ふと光福寺の枝垂れ桜のことを思い出し、どんな様子か訪ねてみたい衝動に駆られました。
国道313号線を芳井方面に北上し、トンネル手前を天神峡方面に進み、赤い橋を渡って井山方面に進みます。道は狭く、特に小田川から北方面に抜ける道は、対向車が来たらどこで交わそうかと思うほどです。
まず、遠くから開花状況を確認するため、お寺の入り口を通り越し、谷を越えて向こうの山から確認をしようと思いました。開花状況によっては、そのまま帰ろうと思いましたが、ほぼ満開のように見えました。
このあたりは、いかにも山里という感じで、井原市内にもこのようなのどかな景観があったのかと思うほどです。民家を数軒見ることができました。
光福寺入り口に戻って、急勾配の細い山道を進みます。脱輪をしないか心配するほどの道幅で、しかもヘアピン状態の坂道です。やっと上りきり駐車場に車を入れることができました。

先客のカメラマン氏が一名いて熱心に撮影をしていました。
枝垂れ桜は、やはり満開でした。前回よりも花数が少ないように感じましたが、風になびく花穂はまるで枝垂れ柳のようで、優雅です。
どこか、岡山市の曹源寺の枝垂れ桜に似ていると思いました。

この日は、太陽が顔を出したり隠れたりとめまぐるしく変わります。
陽が差すのをじっと待っているわけにもいかず、かといって逆光ではなかなかいい写真は撮れません。それに風も強く撮影条件としては、今ひとつのお天気でした。
以前、住職の奥様から、この桜についていろいろ尋ねたことがありました。これだけ大きい木なのに、樹齢は100年にもなっていません。先代が植えた場所が肥料のよく効いた畑だったので、成長がよかったのでは、と伺いました。
境内には、コブシや木蓮、やや下方にヤマザクラも何本か咲いていて、被写体には困りません。気分もさわやかになります。

坂道を下ったり、登ったりしながら、いろんな角度から撮影をし、数十枚撮ったところでお寺をあとにしました。幸いにも天神峡付近まで、1台の車にも遭遇する事無く無事に帰ることができました。




峠から見る光福寺と枝垂れ桜


駐車場から見る枝垂れ桜


真下から見上げると意外とシンプルです


境内に咲くコブシの花


素晴らしいボリュームです。


しだれる枝先


細かい枝が伸びる


繊細な枝先


下部のボリューム


シルエット


可憐な花びら


屋根に降り注ぐ


ボリューム上部


寺から望む山里の景色


繊細な枝が伸びる


モクレンと山桜
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春の京都を訪ねて その1 京都府立植物園と半木の道 平成30年4月8日(日)

2018-04-11 21:17:32 | 桜の名所
私の兄弟3人で、お花見の季節にランチをしようと、久しぶりに京都に出かけることになりました。
今年は、3月に入っても非常に寒い日が続き、桜の開花は例年より遅れるとの予報でしたが、その後は、一気に夏日もあるなど暖かい日が続き、桜も一気に休眠打破して開花も進みました。
開花から満開までたった3日間という速さで、見ごろは、概ね3月31日(土)、4月1日(日)頃でした。



チューリップが見ごろでした


芝桜もありました


その週末、それなりに岡山でも花見が楽しめたのはよかったのですが、翌週の4月8日(日)は京都でも、ほぼ終わっているようでした。
しかし、それでもせっかく京都に行くなら、やはり桜も見たいと、ネットで検索し、満開と確認できたのが、京都府立植物園と二条城でした。
食事での待ち合わせ場所が、八坂神社の正門、12時だったので、その前に京都府立植物園と半木(なからぎ)の道、を訪ねることにしたのです。

自宅を出発したのは早朝6時半、新幹線は福山駅7:24の「のぞみ号」でした。京都に着くと地下鉄烏丸線で北山駅へ、植物園には、ちょうど開館時間の9時過ぎに到着しました。
早速、園内の散策です。まず目を引いたのが、満開のチューリップ、そして一斉に芽生えた若葉の緑です。池に映る若葉は目が覚めるような感動的な美しさでした。



ウコンの色をした桜、その名もウコン


空に伸びるメタセコイア


池に若葉が写る その感動的な美しさは筆舌につくし難し


シダレは花もちがいいですね


園内では前撮りのカップルが何組もいました


メジロならぬただのスズメです


池のカモもすいすい

天に聳えるメタセコイアの針葉樹にも若葉が見られ、どこか異国の情緒があります。
桜の種類も多く、その品種は130品種とか。知らない品種のものがほとんどでした。
桜林のシダレザクラは、見ごろは過ぎていましたが、何とか間に合いました。
結婚の前撮りでしょうか。何組かのカップルが写真を撮っていました。東南アジアからの観光客も目立ちました。日本的な美しさでしょうか。優雅な枝垂れは、人気がありますね。

そして強烈なピンクのハナズオウ、かわいい花をつけたキクモモやシダレウメ、薄紫のツツジと被写体には事欠きません。こうして園内をほぼ一回りしたあと、加茂川東側堤防の半木の道(なからぎのみち)に向かいました。



シダレの巨木もありました


ハナズオウは鮮やか


目の覚めるようなツツジの紫系の濃いピンク


キクモモの鮮烈な色


こちらも前撮り


こちらはユキヤナギ


ボケのピンクと白


シダレウメがきれいでした


半木の道、残念ながら、こちらのベニシダレザクラはもう終わった状態でした。
入り口に大きく「半木茶店」という看板が掛かっています。
満開の中で行われると雰囲気も最高なのですが、今年はそうもいきません。
会場では、時間的にちょうど準備をしているところでしたが、煎茶のお点前、消防隊の演奏、尺八、琴の演奏なども行われるようでした。特産品を販売するたくさんのお店も並んでいました。
前回訪ねたときは、対岸のソメイヨシノが満開でしたが、今年は完全に散っていました。しかし京都を代表する賀茂川の景観をとてもうらやましく思いました。こういうところを毎日散歩できたらいうことはありませんね。
もう少しゆっくりしたいところですが、次の予定があるので急ぎ北大路駅に急ぎ向かいました。
(八坂神社界隈、二軒茶屋中村楼につづく)



半木の道の鴨川茶店 こちらは煎茶のお点前です


約800m続くベニシダレザクラ、もう終わりでした


特産品が並ぶテント


消防隊の演奏もまもなく始まります
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岡山県 桜の名所 やはり井原堤はすごい!(岡山県井原市) 平成30年4月1日(日)

2018-04-05 22:18:05 | 桜の名所
早朝から醍醐桜を訪ねたあと、一旦、自宅に戻り、昼食を摂って休憩したのち、今春最後のお花見という思いで、市内の井原堤(いばらづつみ)に出かけました。
この井原堤、大手サイトのランキングでは、県内2位か3位にランクインしているようです。西日本有数の桜の名所といわれる鶴山公園、圧倒的存在感で全国の一本桜ファンに慕われている真庭市の醍醐桜、それぞれほんとに素晴らしい名所ですが、井原堤も決して負けていないと思います。



見事な桜のトンネルです


2キロと延々と続きます


ソメイヨシノのアップです


老舗お菓子屋さんの倉庫 レトロな雰囲気です


対岸にも桜が植えられています


桜の競演です


小田川で遊ぶ子どもたち

時刻はとっくにお昼を過ぎていましたが、臨時駐車場に入る車に行列ができていました。日曜日と満開という好条件が重なり、最高の人出になったようです。
商店街の大仙院とかかれた小さなアーケードの小路を抜けると、その名も井原堤の桜橋の前に出ます。
最近では見たこともないような人出でした。頭上には桜のトンネル、まるで降ってくるような錯覚を覚えます。桜はソメイヨシノですが、幹は太く、枝ぶりは堤の両側から出て、桜のアーチは、どこにも増して濃密です。
道幅が狭いので、頭上の枝も低く、手が届きそうな錯覚を覚えます。

河川敷でシートを敷き、真上に桜を見ながらくつろぐ人、小田川の浅瀬に入って水遊びをする子どもたち、特別に着飾って写真を撮り合う海外の実習生、そして若いカップルや、ファミリー、ワンちゃんを散歩をさせる人、などなど通りは、近年にない賑わいです。
往年の賑わいを取り戻した感さえあります。
対岸の桜橋公園にも、満開の桜があり、まさに春爛漫、この世の春を謳歌しているようです。



人も増えてきました


益々増えてきました


さらに増えて


こんな状態に

この堤に最初に桜が植えられたのは1914年、第一次世界大戦が始まった年です。
このソメイヨシノ、通常なら60年が寿命ですが、十分に管理されてきたのでしょう。100年をゆうに越え、井原市で最も有名な観光資源となっています。
2キロも続く桜のトンネル、ただそれだけですが、きっと感動するに違いありません。
今年はもう終わってしまいましたが、来年は是非お越しください。お待ちしています。



桜橋から見る井原堤


土手の下から見るとまた別の景色が見えます
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岡山県 桜の名所を訪ねて 岡山いこいの村(瀬戸内市邑久町虫明)平成30年3月31日(土)

2018-04-04 22:03:58 | 桜の名所
津山市の鶴山公園を訪ねたあと昼食を摂り、次に向かったのが瀬戸内市邑久町虫明の「岡山いこいの村」です。実は、「たけべの森」とどちらにしようかと迷ったのですが、桜の季節に訪ねたことのない「岡山いこいの村」にしたのです。

ナビにしたがって、国道53号線を下り、山陽ICから備前ICまで高速を走り、岡山ブルーラインから「岡山いこいの村」に入りました。
山道を進むと、道路脇にたくさんの桜が植えられています。ソメイヨシノではありませんが、すでに多くが散った状態でした。あれ、もう遅かったかと、少々心配になりました。


ホテル建物の正面に存在感のある枝垂れ桜

駐車場はほぼ満車状態でしたが、なんとか停めることができました。建物の前に、立派なしだれ桜がありちょうど満開見ごろでした。駐車場の周囲にもたくさんのソメイヨシノが植えられていましたが、こちらも一斉に満開でした。この「岡山いこいの村」には、シダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラ、オオシマザクラと桜の種類も多く、その数2,500本、長い期間、桜を楽しめるのだそうです。
木陰で、横になったり寝たりと、くつろいでいる人もいました。この日は暖かく、さぞ気持ちのよいことでしょう。

この施設は、広島県福山市に本部を置く、感謝グループのベネフィットホテル㈱が瀬戸内市の指定管理者制度により管理運営しているものです。「日本朝日100選の宿、瀬戸内海随一の眺望と天空のホテル」が謳い文句の宿泊施設です。
しかし桜と海のセットを撮ろうと思うと、ホテルの上の階に行くしかありません。客室からの眺望、それは素晴らしいものでしょう。
とはいっても、これで満足して帰るわけにはするわけにはいきません。なんとか階段の踊り場からガラス越しに数枚だけ撮影することができました。



ロビーから見る桜と瀬戸内海


さらに上の階からガラス越しに見る眺望


眼下に虫明湾


桜の隙間から見る瀬戸内海


岡山いこいの村

ロビーの喫茶コーナーでアイスコーヒーをいただいたあと、周辺を散策することにしました。一角に、ヤギやうさぎ、アヒルや鴨が飼育されており、こどもたちが喜びそうな動物と触れ合えるコーナーもありました。
小高い山の上であり、眼下がすぐ瀬戸内海といっても、桜とセットで望める場所はホテル以外そうたくさんありません。坂を下る途中に、木々を取り払った一角があり、そこから瀬戸内海の眺望は素晴らしいものでした。
島の中にも、山桜があり、それらが開花し、点々と山を彩っています。
いつか、有名な虫明の朝日を撮影したいと思いながら、邑久町をあとにしました。



カキ筏が浮かぶのどかな虫明湾


山桜も美しい
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岡山県 桜の名所を訪ねて 醍醐桜(岡山県真庭市別所)平成30年4月1日(日)

2018-04-03 21:10:03 | 桜の名所
真庭市の醍醐桜を訪ねました。見ごろの時期には、到着まで3時間の大渋滞もあると噂される知る人ぞ知る、日本を代表する一本桜です。
私は、昨年に続いて2回目の訪問です。
前日の開花情報では5分咲きだったので、今日なら満開に違いないと確信をして出かけることにしたのです。
ナビをセットして出かけましたが、その場所はまったく別なところ、そういえば昨年もこうだったことを思い出し悔やまれました。
やっと、醍醐桜の標識を見つけたときは、さらに12キロも先とあり、これには少々、焦りました。
それでも、道は混雑している様子はまったくなく、今日はスムーズに停められるかも、と少し安心したところ、肝心の駐車場近くになって、車はまったく動かなくなってしまいました。
あとでわかったのですが、第1駐車場が一杯になったため、次の車が空くまでストップしていたようです。



第2駐車場から坂道を降りてくると、眼前に醍醐桜が見えてくる

結局30分以上待たされて、やっと駐車場の前まで来ると、女性の交通整理の係員がいきなり登場し、上にも駐車場がありますから、まっすぐ進んでくださいとのことでした。
7時になったので、交通整理の方が配置に着いたようです。
途中、ハザードランプをつけて低速で追い抜いていく車が何台かありましたが、並んで待ったほうがいいか、それとも先に進んだほうがいいか、少し迷い、結局、待つことにしたのです。今回のことを含め、やはりこういうときは、待たずに先に進んだほうがいい結果につながる、そんな気がします。

上の駐車場から坂道を下ると、醍醐桜と二代目醍醐桜が見えてきました。途中に「日本一、醍醐桜、真庭市」と書かれた幟が通りにずっと立てられていました。



太い幹、圧倒的存在感です


駐車場が混んでいる割に、花見客は意外に少なく感じます。堂々とした佇まい、太い幹が目を惹きます。圧倒的な存在感です。
この時間帯ですが、薄曇で時折陽が指すようなまずまずのお天気でしたが、近くで見上げるように撮影すると、どうしても逆光気味になってしまいます。

周囲は根元で9.2メートル、目通り(人が立った位置)7.1m、枝張り東西南北20m、樹高は18メートル、樹齢は700年から千年といわれています。
伝説どおりとすると、1000年前は、1017年(平安時代の中頃)、後醍醐天皇が隠岐に流されたのが1332年ですから、天皇が見たこの桜は、樹齢315年ということになります。それでももう古木だったということがわかります。周囲には木道が整備され、人の足で土が踏み込まれないように配慮されています。



醍醐桜を取り囲む花見客


太い幹から伸びる無数の枝


枝先はとても繊細です



とても涼やかで繊細です


意外と小さな花弁のアズマヒガン

ソメイヨシノほどの華やかさはありませんが、アズマヒガンの花弁は小ぶりで清楚です。
幹のもとに地元の人による神棚が設置されています。悠久の時を生き抜いてきた1本桜、これも代々、地元の方が世話をされ引き継いでこられたおかげ、そのことに頭が下がる思いです。



丘の上、見晴らしも最高です


撮影に夢中な花見客


神棚にお祈りする人 


満開の醍醐桜


やっぱり、その大きさに感動します


こちらは二代目醍醐桜

しばらくして、天候が回復し醍醐桜に陽が当たるようになり青い空も見えてきました。青空をバックに、照り輝く醍醐桜。改めてその大きさと圧倒的な存在感に驚かされます。
ここにいる総ての人がカメラや、スマフォで熱心に撮影をしているようです。
私も一周し、何枚写真を撮ったかわかりませんが、今日は本当にラッキーでした。



休憩所では出店や地元の農産物が販売されていました


近くにいたおとなしいネコ


帰りに休憩所になっている茅葺の民家の軒先で販売されていた、シイタケやフキの煮付け、ラッキョウなどをお土産に、醍醐桜をあとにしました。
駐車場に戻ると、県外の車のナンバーが目立ちました。横浜や神戸、なにわ、香川、愛媛のものもあります。
係りの方に、随分遠くから来られていますね、と話しかけると、昨日は、札幌や岩手、千葉もありましたよ、とのこと。
全国区で有名な醍醐桜のすごさを思い、同じ岡山県民として少し誇らしい気分になりました。
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