土曜日に高速バスを利用して古都奈良に行ってきました。なにせ日帰り旅行のため十分な時間が取れません。でも折角なので見たいところもいっぱいあるわけです。足には自信がありましたので、とにかく優先順位で時間まで見れるところは見ようと思いました。
とりあえず近鉄奈良駅から、一番近い世界遺産・興福寺を目指しました。画像は興福寺境内で鹿せんべいを求めてやってくる鹿たちです。
観光客が、せんべいをやり始めると匂いがするのかどうかわかりませんが、鹿がわっと寄ってきます。調べたところによりますとこのせんべいは、専門の業者によって製造されているようです。お値段は150円です。少々高いのではないかと思いますが、この売上の一部が鹿の保護のために使われているとか。なかなか良くできていますね。しかしこのせんべいはおやつのようなもので主食は芝などだそうです。目の覚めるような美しい奈良公園の芝は、この鹿たちによってきれいに剪定されているわけですね。
余談ですが、鹿はフンをしますが、奈良公園にはこの糞を食べるフン虫がいるそうです。フン虫が食べたあと、ミミズや微生物が分解して最終的に芝の肥料になるそうです。こういう環境で育つ天然記念物のシカたち。なんとなく美しく見えるから不思議です。