梅の開花に合わせて行われる梅見茶会
2月11日(日)広島市縮景園で開催された梅見茶会に行ってきました。正門前の駐車場はきっと一杯だろうと、近くをいろいろ廻りましたが、適当な駐車場は見つからず、結局、待たされるのを覚悟で、正門前の駐車場まで来ると、なんと前には一台のみで、ほとんど待つことなく駐車場に入ることができました。
この梅見茶会は、実は三度目ですが、甘酒席の甘酒がなんとも言えずおいしいのです。量的には、ほんの少しですが、ショウガが効いて美味この上なし。値段は600円と結構なものですが、それだけ手間がかかっているということでしょうか。
こちらの園内には、110本の梅があり、この梅林には100本の梅があるそうですが、他と比較すると、やや早咲きのようです。しかし、いくらなんでもまだ早いのでは、と梅林に行ってみると、案の上、一番手前の枝垂れが数輪程度開花していい感じでしたが、まだほとんどつぼみでした。全体でも1部咲き未満でしょうか。開催日は一日だけで、2月の第二日曜日と決まっているようです。前回来た時も見ごろは、まだまだ先だったと記憶しています。せめてもう一週間あとにしたらどうかと思うのは私だけでしょうか。
しかし、もともとこの梅見茶会、一足早く春の訪れを楽しんでもらおうと、梅が咲き始めるころに行われていて、今年で49回目になるそうです。梅の見ごろは、今月の終わりからとのことです。いずれにしても自然界が相手なのでそうそううまくはいきません。
甘酒席には、縁台がいくつも置かれ赤い毛氈が敷かれていました。受付で券を購入し空いている席へ坐りました。すると向こうに立っている着物姿の係の人と目が合いました。なんと上田宗箇流教室でお世話になっているKさんではありませんか。お話を伺うと、この席の担当で、今日ここに8時集合なので、4時に起き井原線で来たと云われていました。迎える側も大変だなあと思いました。記念写真を撮って健闘を祈り、このあと園内を散策することにしました。この日のためにというか広い園内はきれいに掃き清められていました。
清風館の本席では、お手前が披露されていたようですが、あまりの人の多さに遠慮させていただきました。この梅見茶会、広島では春の風物詩としてテレビ・新聞などで広く紹介されているようです。
それにしても。上田宗箇流の釘抜き紋が入った垂れ幕やテントを見ると誇らしく思います。さすがに地元だけのことはありますね。こうして気分を良くし縮景園をあとにしました。
微笑ましい親子の様子