2017.1.15 都道府県対抗女子駅伝 4区嵯峨山から5区竹内へ
いよいよ、高校女子駅伝全国大会が一週間後に迫りました。果たして栄冠をつかむのはどの高校でしょうか。今年の注目高をピックアップしてみました。例によって敬称略、過去の駅伝記事はカテゴリーから‘駅伝’をご覧ください。
都道府県大会ランキング10傑
1位 1.07.30 仙台育英(宮城県)
2位 1.08.00 神村学園(鹿児島県)
3位 1.08.39 西脇工業(兵庫)
4位 1.08.52 筑紫女学園(福岡)
5位 1.09.10 光が丘女(愛知)
5位 1.09.10 薫英女学院(大阪)大会新
7位 1.09.18 大分東名(大分)
8位 1.09.24 長野東(長野)
9位 1.09.30 諫早(長崎)
10位 1.10.14 日体大柏(千葉)
3000m平均タイム 上位7人で集計(月刊陸上競技よりデータ拝借)
1位 仙台育英(宮城) 9分14秒
1位 薫英女学院(大阪) 9分14秒
3位 西脇工業(兵庫) 9分15秒
4位 長野東(長野) 9分17秒
5位 立命館宇治(京都)9分20秒
6位 世羅(広島)9分22秒
6位 神村学園(鹿児島)9分22秒
8位 興譲館(岡山)9分25秒
9位 山梨学院(山梨)9分26秒
9位 筑紫女学園(福岡)9分26秒
9位 大分東名(大分)9分26秒
12位 光ヶ丘女子(愛知)9分27秒
12位 西京(山口)9分27秒
14位 ルーテル学院(熊本)9分29秒
最初に取り上げるのは、昨年の優勝校、大阪代表の薫英女学院です。
目標:1時間6分台 上位
12年連続の12回目の出場です。
3000m平均タイム:9分14秒
最近の成績
28回(2016)1位 1.07.24
27回(2015)3位 1.08.10
26回(2014)1位 1.07.26
25回(2013)8位 1.08.33
24回(2012)5位 1.08.15
23回(2011)9位 1.09.12
大阪府大会 11月3日 淀川コース
大会新記録 1.09.10
1区 竹内ひかり(3)1位 20.06
2区 高松智美ムセンビ(3)1位 13.07 区間新記録
3区 高田晴香(2)1位 9.41 区間新記録
4区 谷口亜未(2)1位 9.51
5区 村尾綾香(2)1位 16.25
全員区間賞、大体大浪商(2位)とは、3分52秒の大差でした。
昨年作ったばかりの大会記録を17秒短縮しています。当日の天気は、晴れ、無風で汗ばむほど暑かったようです。
高松智美ムセンビは、2区で自らの記録を2秒更新する区間新記録、3区の高田晴香も区間新記録で波に乗りました。
安田功監督によると、故障者がいないのがなによりとのこと、チームの力は前年並みかそれ以上だといいます。
昨年と比較すると、竹内ひかりが、16秒タイムを落としていますが、あとは全員記録を伸ばしています。
特に村尾綾香の活躍は目を見張るものがあります。
メンバーの中では唯一、京都(市立桂中学)出身です。
昨年の大阪府大会は、こうでした。
大会新記録 1.9.27
1区 竹内ひかり(2)1位 19.50
2区 高松智美ムセンビ(2)1位 13.09 区間新記録
3区 嵯峨山佳菜未(3)1位 9.54
4区 高田晴香(1)1位 9.53
5区 村尾綾香(1)1位 16.41
次に1500m、3000mの記録を見てみましょう。
上位100位まで、昨年の同時期との比較です。
1500m
13位 高松智美ムセンビ 4.20.56←16位 4.21.46
60位 高田晴香 4.28.57←100位 4.31.57
78位 竹内ひかり 4.29.69←47位 4.26.43
81位 村尾綾香 4.29.78←73位 4.26.36
96位 谷口亜未 4.30.51
3000m
12位 高松智美ムセンビ 9.05.26←3位 8.58.86
22位 竹内ひかり 9.09.50←47位 9.23.70
33位 村尾綾香 9.17.77←69位 9.29.72
44位 中島紗弥 9.20.59
52位 高田晴香 9.21.94
61位 谷口亜未 9.23.73
地区大会成績 1.08.53 能勢
1区 村尾綾香(2) 8)19.50
2区 高松智美ムセンビ(3)1)12.51
3区 高田晴香(2)2)9.56
4区 谷口亜未(2)1)9.31
5区 竹内ひかり(3)3)16.45
2位 須磨学園1.09.13、3位 立命館宇治 1.09.23、4位 西脇工業 1.10.32
昨年全国大会の成績 1.07.24
1区 嵯峨山佳菜未 10位 19.51
2区 高松智美ムセンビ 2位 12.43
3区 村尾 綾香 1位 09.32 京都桂中学の出身
4区 中島紗弥 1位 09.17
5区 竹内ひかり 6位 16.01
1区 嵯峨山はケガから復帰 無理をせず自分の走りをし次に繋げます。
2区 高松 圧巻の走り、37秒差を跳ね返します。
3区 村尾 区間1位 抜群の走り、優勝の立役者です。
4区 中島 区間1位 独走状態となりました。
5区 竹内 タイム差があったので落ち着いた余裕の走りでした。
全国大会最近6年間の成績
28回(2016)1位 1.07.24
27回(2015)3位 1.08.10
26回(2014)1位 1.07.26
25回(2013)8位 1.08.33
24回(2012)5位 1.08.15
23回(2011)9位 1.09.12
昨年は、大黒柱、嵯峨山佳菜未がケガから復帰し、チームのムードも随分盛り上がっていたと思いますが、今年はどうでしょう。いずれにしても高松姉妹の最後の駅伝の年、悔いのない、思い出の残る駅伝にしてもらいたいと思います。
また、昨年の全国大会では、大阪府大会よりも2分以上をタイムを短縮しています。
今年も、この調子でいくと、1時間6分台がでるかもしれません。
とにかく、1区、2区が重要です。どのような布陣で臨むのか興味あるところです。