訪問日:令和2年(2020)10月5日
GOTOトラベルキャンペーンを利用して、山陰の名湯・湯村温泉を訪ねました。宿に向かう途中、立ち寄ったのが、但馬の小京都といわれる出石、そして城崎温泉でした。
いつも到着時間が遅いので、今回はゆっくりしようとあまり欲張らないプランを立てていました。宿に着いたのは、午後4時ごろ、私にとっては随分早い時間です。しかし他のお客さんはすでに大勢ご到着のようで、1階の駐車場は早や満車状態になっており、地下の駐車場に誘導されました。
チェックインの手続きをし、部屋で一息入れたあと、早速、町中散策に出かけました。中心部に通じる地下2階の出口から坂道を下ると町のシンボル‘荒湯’に出ます。ここは湯村温泉の源泉で98度の熱湯が噴出しており、湯壺の中に卵を入れて温泉玉子を味わうことができます。卵は、お隣の土産物店で購入、ゆであがる時間は15分ほどです。できあがるまで、夢千代の銅像付近や春来川沿いの足湯でゆっくりすると、ちょうどいい時間になります。
本日の宿、いつもながら素晴らしい廊下の大壺 伊万里焼でしょうか
ガーデンラウンジ
(湯村温泉の源泉 荒湯)
848年に発見された春来川のほとりに沸く高温で豊富な湯量の湯村温泉は昔から人々に愛され生活に活かされてきました。
荒湯 98度の熱湯が毎分470リットルも噴き出ている湯村温泉の源泉
ふれあいの湯 荒湯のすぐそば 春来川沿いに整備された開放感あふれる足湯です
春来川と川沿いの住宅
温泉玉子 15分ほどで茹で上がります。番号が振られているので安心です。
夢千代像と温泉街
吉永小百合さんにそっくり
上の広場にあった銅像、慈覚大師でしょうか
外灯に灯が灯り始めました
(夢千代館)
温泉玉子をいただいた後、向かったのが夢千代館です。かなり以前にNHKで放送されていた、吉永小百合主演の夢千代日記の世界を再現しています。いつまでもおきれいな吉永小百合さんですが、特にこの頃は際立っていたと思います。館内はまさに昭和レトロ、物語の置屋の芸者がいた部屋も、うまく再現されています。物語の初めは、国鉄山陰本線の汽笛を鳴らしながら蒸気機関車が余部の鉄橋を渡るシーンです。主人公は原爆2世で、病に侵され余命数年という物語の暗さですが、そんな中、温泉町特有の人情味や笑いもあり視聴者を引き付けて放しません。
湯村温泉は、この‘夢千代日記’のロケ地となったことで全国に知られるようになり、現在でも、夢千代の里として一番の観光の目玉にしているのです。しかし当時のTVドラマを見ていて懐かしむ人は随分少なくなってきたはずです。何か新しい‘目玉となるものを見つけ、起爆剤にしてほしいと思うのですが、かといってあまりにぎやかになっても困ります。わがままな言い方ですが、私的にはこのくらいがちょうどいいのです。
夢千代館 夢千代日記の物語を展開しながら、懐かしい昭和の時代を再現しています。NHKドラマ夢千代日記に使用した舞台セットや小道具の展示もあります
どこか懐かしい
昭和20~30年代の町並みを再現
館内に流れていたDVDより
置屋の女将 吉永小百合さんおきれいですね
女将といえども人数が足りないときは芸者姿になることも
芸者の控室を再現
次に向かったのが共同湯・薬師湯は石鹸の泡立ちもよく、刺激が少ないのが特徴。入浴後も肌がすべすべでさっぱりします。
さて、夜の帳が降りる頃、山の中腹に浮かびあがるのが、「夢」のネオンサイン。このネオンサインを見るたび、湯村に来た実感がわきます。有馬温泉や城崎温泉の賑わいには比較のしようもありませんが、のんびり、まったりするには最高の温泉地だと思います。
散策から帰るとすぐにお風呂に入りました。いいお湯です。私は、温泉旅館では3回の入浴を常としています。この最初の1回は、軽くお湯を流す程度で、さっとあがります。
風呂から上がると、お待ちかねの夕食(部屋食)です。今回はGOTOで割引が大きいので少し贅沢をしました。
食前酒に前菜やお造里など最初にセットされたものは、すぐに食べてしまいました。とにかく、お腹がすいていたのです。係の若い男性スタッフの方が、次の料理を運んできたとき、そのさまを目にし、「素晴らしいスタートダッシュで、目が点になってしまいました」とコメントする始末。しかし、スタートダッシュはここまでで、次から次へと出る料理に最後はギブアップ状態になってしまいました。
夜の温泉街
食前酒に前菜やお造里など
松茸の土瓶蒸し
ランドマーク夢 夕暮れとともに、山腹に夢文字が浮かび上がる。季節ごとの色合いを表すグラデーションが美しい
酔い覚ましにもう一度、荒湯を散策 誰もいません
湯気がもうもうとあがっています
ひっそりとした温泉街です
ふれあい手形散歩道 春来川沿いに著名人の手形が展示された「ふれあい手形散歩道」が整備されています
冷えて来たので宿に戻ります
こうなると、アルコールも入っていることもあって、強烈な睡魔に襲われます。
ひと眠りして、深夜に近いころ、今度はゆっくり、心ゆくまで湯に浸かり温泉気分を十分に味わいました。
翌日の朝の三度目の入浴。6時過ぎでしたが、このころが一番混雑していました。風呂からあがると、早朝の散歩、早くから通学する高校生たちを見かけました。そこには温泉町の日常があります。温泉施設で働いている人の割合はどのくらいだろう、とそんなことも考えていました。
朝の散歩から
正福寺山門
観音堂
山門を内側から見たところ
春来川のコイ どこか幸せそうに見えます
夢千代の里のレリーフ
中心部の町並み
懐かしい温泉劇場の看板
かつて宿泊したこともある三好屋グランドホテル 現在は愉快リゾート
このあとの朝食が何とおいしいこと、コロナ禍ということもあって、いつもの豪華なビュッフェ形式ではなく、銘々に用意されている和定食になっていました。しかし食が進むことこの上なし。この食欲どこから出るのでしょう、いつもながら不思議でなりません。
プレミアムクーポンを利用し、お土産をいつも以上に買い求めたあと、9時ごろ旅館を出発し鳥取砂丘に向かいました。所要時間は30分ほどです。天気もいいし気分も最高、久しぶりに命の洗濯ができた気がしました。
今日の天気はよさそうです はっきり見渡せる山並み
GOTOトラベルキャンペーンを利用して、山陰の名湯・湯村温泉を訪ねました。宿に向かう途中、立ち寄ったのが、但馬の小京都といわれる出石、そして城崎温泉でした。
いつも到着時間が遅いので、今回はゆっくりしようとあまり欲張らないプランを立てていました。宿に着いたのは、午後4時ごろ、私にとっては随分早い時間です。しかし他のお客さんはすでに大勢ご到着のようで、1階の駐車場は早や満車状態になっており、地下の駐車場に誘導されました。
チェックインの手続きをし、部屋で一息入れたあと、早速、町中散策に出かけました。中心部に通じる地下2階の出口から坂道を下ると町のシンボル‘荒湯’に出ます。ここは湯村温泉の源泉で98度の熱湯が噴出しており、湯壺の中に卵を入れて温泉玉子を味わうことができます。卵は、お隣の土産物店で購入、ゆであがる時間は15分ほどです。できあがるまで、夢千代の銅像付近や春来川沿いの足湯でゆっくりすると、ちょうどいい時間になります。
本日の宿、いつもながら素晴らしい廊下の大壺 伊万里焼でしょうか
ガーデンラウンジ
(湯村温泉の源泉 荒湯)
848年に発見された春来川のほとりに沸く高温で豊富な湯量の湯村温泉は昔から人々に愛され生活に活かされてきました。
荒湯 98度の熱湯が毎分470リットルも噴き出ている湯村温泉の源泉
ふれあいの湯 荒湯のすぐそば 春来川沿いに整備された開放感あふれる足湯です
春来川と川沿いの住宅
温泉玉子 15分ほどで茹で上がります。番号が振られているので安心です。
夢千代像と温泉街
吉永小百合さんにそっくり
上の広場にあった銅像、慈覚大師でしょうか
外灯に灯が灯り始めました
(夢千代館)
温泉玉子をいただいた後、向かったのが夢千代館です。かなり以前にNHKで放送されていた、吉永小百合主演の夢千代日記の世界を再現しています。いつまでもおきれいな吉永小百合さんですが、特にこの頃は際立っていたと思います。館内はまさに昭和レトロ、物語の置屋の芸者がいた部屋も、うまく再現されています。物語の初めは、国鉄山陰本線の汽笛を鳴らしながら蒸気機関車が余部の鉄橋を渡るシーンです。主人公は原爆2世で、病に侵され余命数年という物語の暗さですが、そんな中、温泉町特有の人情味や笑いもあり視聴者を引き付けて放しません。
湯村温泉は、この‘夢千代日記’のロケ地となったことで全国に知られるようになり、現在でも、夢千代の里として一番の観光の目玉にしているのです。しかし当時のTVドラマを見ていて懐かしむ人は随分少なくなってきたはずです。何か新しい‘目玉となるものを見つけ、起爆剤にしてほしいと思うのですが、かといってあまりにぎやかになっても困ります。わがままな言い方ですが、私的にはこのくらいがちょうどいいのです。
夢千代館 夢千代日記の物語を展開しながら、懐かしい昭和の時代を再現しています。NHKドラマ夢千代日記に使用した舞台セットや小道具の展示もあります
どこか懐かしい
昭和20~30年代の町並みを再現
館内に流れていたDVDより
置屋の女将 吉永小百合さんおきれいですね
女将といえども人数が足りないときは芸者姿になることも
芸者の控室を再現
次に向かったのが共同湯・薬師湯は石鹸の泡立ちもよく、刺激が少ないのが特徴。入浴後も肌がすべすべでさっぱりします。
さて、夜の帳が降りる頃、山の中腹に浮かびあがるのが、「夢」のネオンサイン。このネオンサインを見るたび、湯村に来た実感がわきます。有馬温泉や城崎温泉の賑わいには比較のしようもありませんが、のんびり、まったりするには最高の温泉地だと思います。
散策から帰るとすぐにお風呂に入りました。いいお湯です。私は、温泉旅館では3回の入浴を常としています。この最初の1回は、軽くお湯を流す程度で、さっとあがります。
風呂から上がると、お待ちかねの夕食(部屋食)です。今回はGOTOで割引が大きいので少し贅沢をしました。
食前酒に前菜やお造里など最初にセットされたものは、すぐに食べてしまいました。とにかく、お腹がすいていたのです。係の若い男性スタッフの方が、次の料理を運んできたとき、そのさまを目にし、「素晴らしいスタートダッシュで、目が点になってしまいました」とコメントする始末。しかし、スタートダッシュはここまでで、次から次へと出る料理に最後はギブアップ状態になってしまいました。
夜の温泉街
食前酒に前菜やお造里など
松茸の土瓶蒸し
ランドマーク夢 夕暮れとともに、山腹に夢文字が浮かび上がる。季節ごとの色合いを表すグラデーションが美しい
酔い覚ましにもう一度、荒湯を散策 誰もいません
湯気がもうもうとあがっています
ひっそりとした温泉街です
ふれあい手形散歩道 春来川沿いに著名人の手形が展示された「ふれあい手形散歩道」が整備されています
冷えて来たので宿に戻ります
こうなると、アルコールも入っていることもあって、強烈な睡魔に襲われます。
ひと眠りして、深夜に近いころ、今度はゆっくり、心ゆくまで湯に浸かり温泉気分を十分に味わいました。
翌日の朝の三度目の入浴。6時過ぎでしたが、このころが一番混雑していました。風呂からあがると、早朝の散歩、早くから通学する高校生たちを見かけました。そこには温泉町の日常があります。温泉施設で働いている人の割合はどのくらいだろう、とそんなことも考えていました。
朝の散歩から
正福寺山門
観音堂
山門を内側から見たところ
春来川のコイ どこか幸せそうに見えます
夢千代の里のレリーフ
中心部の町並み
懐かしい温泉劇場の看板
かつて宿泊したこともある三好屋グランドホテル 現在は愉快リゾート
このあとの朝食が何とおいしいこと、コロナ禍ということもあって、いつもの豪華なビュッフェ形式ではなく、銘々に用意されている和定食になっていました。しかし食が進むことこの上なし。この食欲どこから出るのでしょう、いつもながら不思議でなりません。
プレミアムクーポンを利用し、お土産をいつも以上に買い求めたあと、9時ごろ旅館を出発し鳥取砂丘に向かいました。所要時間は30分ほどです。天気もいいし気分も最高、久しぶりに命の洗濯ができた気がしました。
今日の天気はよさそうです はっきり見渡せる山並み
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