雪の湯原温泉
連休の最終日、人生初の冬タイヤを装着したこともあって、県北の雪景色を見てみたいと思い立ち、出かけることにしました。冬季、北に向かって走ることはいまだかつてないことです。
例によって、高梁市を抜け賀陽ICから岡山自動車道に乗ります。中国道に合流し落合JACから米子自動車道に入ったころから、周辺の山々は雪山となり、平野も真っ白、まさに雪国に来たような錯覚を覚えます。岡山県真庭市は、岡山県北部で中国山地のほぼ中央に位置し、北は鳥取県に接しています。雪が多いのは当然といえるかもしれません。
高速道路は、冬用タイヤ装着、制限速度50㎞の規制がかかり、道路の脇に雪がみられるようになってきたころ、強制的にいったん高速をおろされタイヤのチェックがありました。これも初めての経験でした。
再び高速に戻り、できれば蒜山あたりまでと思っていましたが、結局不安になって断念し、湯原町の温泉街の雪景色だけを見て帰ることにしました。このあたりの積雪量はざっと20㎝はあったでしょうか。
高速を降り、国道313号線を湯原温泉に向かって走ります。途中で銀行の駐車場に車を入れようと思い、強引に車を進めましたが雪にタイヤをとられついに動かなくなってしまいました。これは困ったな、と思いましたがタイヤの前後の雪を手で除け、苦労してなんとか脱出することができました。途中、雪かきをする人や、除雪車も目にしました。温泉街のシャーベット状の道路を歩行者に注意しながら進みます。
温泉街の道路はシャーベット状になっています。
意外にも、こんな雪の日でも想像以上の観光客の姿がありました。あとで確認したところ、湯原町旅館協同組合の食の祭典「しし祭り」が開催されていたためとわかりました。各飲食店でしし肉を使った料理を提供する町おこしイベントです。しし肉コロッケと書かれた幟をたてたお店には、行列もできていました。
河川敷の駐車場。雪に埋まった車もありました。
河川敷に設けられた駐車場の車の屋根の雪には数十センチの雪が積もり、果たして動かせるのかなと他人事ながら心配になりました。温泉街の突き当りまで行って引き返すことにしました。途中、道路脇に車を停めていると、「ドカ!」と車の屋根に大きな音がして雪の塊が落ちてきました。あまりの衝撃にびっくりしました。
こういう雪景色を眺めながら湯に浸かることができれば、最高だと思いましたが、そうもいかず、湯原をあとにし勝山の町並みを訪ねることにしました。
温泉街を過ぎたころの道路脇はこのような状態です。
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