ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

見頃を迎え始めた京都の紅葉。「金戒光明寺」近くの紅葉の名所「榮攝院」と「真如堂」へ

2024-11-25 | 紅葉の名所
「そろそろ色づいてるかなぁ~」と、ミモロは、奥へと進みます。


京都の「金戒光明寺」で剣聖内藤高治先生のお墓参りをしたミモロ達は、「いいお天気だし…紅葉狩りしましょう~」と全員一致で周辺の紅葉の名所に行くことに。
まず向かったのは、塔頭のひとつ「榮攝院(えいしょういん)」です。

ここは、紅葉の時期になると、お庭の公開が行われます。

「あ、公開してる~」ご志納金を納め、本堂のお庭へ。


ここは、徳川家康に仕えた武将、木俣守勝ゆかりのお寺。ミモロは、紅葉の穴場として、秋になると訪れる場所のひとつです。

「あ、一部艶やかな赤に染まってるね~」

そう、庭の一部の楓は、本当に色鮮やか…でも、まだ大部分は、これから…という感じです。


「金戒光明寺」を訪れた人が、ここの存在を知って、紅葉の時期は、たくさんの人が訪れるようになりました。
でも、まだ少し前…ということもあり、みんなで本堂前の縁に座りながら、庭を見ることができました。

「う~まだ本格的には、紅葉してないけど、だからこそ、静かでいいかも…」と。

しばらく様々な色を纏った木々を眺めるミモロたちでした。


*「榮攝院」京都市左京区黒谷町33 「金戒光明寺」の本堂の西側の道を北に進みます。

「ここまで来たら、せっかくだから、「真如堂」にも行ってみない?」とミモロ。
「それはいいですね~」と、みんなでトコトコと道伝いに歩きます。約5分ほど歩くと、目的地の天台宗の「真如堂」に到着。

「あれ~ほとんど人がいない~」とビックリするミモロ。

そう、ここは、知られた紅葉の名所です。でも、やはりここでも、まだそれほど紅葉が進んでいません。
そのため、観光客はまばら…「こんに空いてる時に来たことないかも…」と思うミモロです。
三重塔(重要文化財)は、秋は、真っ赤な楓の衣をまとったような景色に…それを目指して多くのカメラマンが訪れる場所。

「う~もう少しかも…」

「あ、お茶屋さんやってるよ~」とミモロ。

「じゃ、ここでお茶頂きましょう…」ということでみんなで緋毛氈に座ります。

「ここでお茶するの初めて~」とミモロ。「え?そうなの??」
そう、紅葉の時期は、参拝者がいっぱいで、とても座ることができないほど混みあうのです。


「こんなに静かな時間過ごせるなんて、素敵だな~紅葉もボチボチ始まってるし、十分秋が楽しめるね~」とミモロ。

確かに紅葉が始まる前の方が、静かな時間が過ごせるよう…。
「ホント、今日、みんなでお墓参りに来れてよかったね~みんなと一緒で楽しいし~」と。色づいた木々をぼんやり眺めながら思うミモロです。

黄色や緑の色が混ざり合う木々の中には、赤く色づいている枝も…


その枝の前で、みんなで記念撮影…


「ねぇ~紅葉って、真っ赤もいいけど、他の色も素敵だよね~季節の移り変わりを感じるもの…まさに錦秋って感じ…」と思うミモロです。

本堂のご本尊、阿弥陀如来さまに、外から手を合わせ、境内をグルリとまわり、再び「金戒光明寺」方向に戻ります。

途中立ち寄ったのは、「会津藩士の墓所」

前にもお話したように「金戒光明寺」は、会津藩主、松平容保が福島から会津藩士を伴って、ここで京都守護の任に当たった場所。多くの藩士たちが、藩主に従って、馴れない京都に駐屯したのです。そして、鳥羽伏見の戦いなどで多くが命を落としました。
その墓所が京都を見下ろす山にあります。
墓所には、藩主容保の像が、藩士たちに寄り添っています。

自分の命で命を落とした大切な藩士たち…容保の思いは、いかばかりだったでしょう。
「戦争って、絶対に嫌だね~!」会津に戻りたかっただろう藩士たちの心を思うと、本当に辛いものがあります。

山を下りて、再び「金戒光明寺」の本堂の前に…


「なんかすごくいい一日だった~みなさん、どうもありがとうございました~」とミモロは、お礼を言って、みんなとお別れ。
紅葉には、少し早かったけど、十分、京都の秋を満喫した1日でした。

*「真如堂」の詳しい情報はホームページから

京都の紅葉は、日々進んでいます。町中のどこでも秋が感じられます。「観光地だけじゃなくて、鴨川沿いを歩いたりするだけでも楽しめるね~」と、京都に住むミモロにとって、観光客が集中する紅葉の名所は、時期を外していくことに…「12月の初旬でも、十分楽しめると思うよ~ミモロ展の時も、きっと紅葉キレイです。ぜひ、平安神宮周辺の紅葉見物の折には、神宮道で開催するミモロ展に来てくださいね~」とのことです。


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京都紅葉巡り。「金戒光明寺」へ剣聖内藤高治先生のお墓参り。その前の腹ごしらえは「河道屋養老」で

2024-11-24 | 紅葉の名所
「なにはさておき、まずは腹ごしらえだよね~」と、天ぷらそばを見つめるミモロ。


11月中旬にミモロは、居合道のお稽古の後、そこのお仲間といっしょに「剣聖内藤高治先生」のお墓参りをすることに。
その前に、みんなで食事をしたのは、「聖護院門跡」の西側に位置するそばの名店「河道屋養老」です。


ミモロ馴染みのお店で、この日は、5名で奥の個室で頂きます。「何にしようかな?」とお品書きを見ますが、すでにミモロの心は決まっています。


他の方々は、揚げたての天ぷらが味わえる天ぷらそばなどを注文。

「それも美味しそう…」とチラリと横目で見ながらも、ミモロが注文した「にしんそば」を見つめます。

「あれ?ニシン見えないね~」と初めてここに来たというお仲間。「あのね~おそばの下に入ってるの…美味しんだから…」とミモロ。味わい深いだしの効いたお汁を、しっかり飲み干したミモロです。

「もうすぐミモロ展するんですよね~頑張ってくださいね~」とご店主。

ここは、ミモロが京都に暮らし始めて以来のお馴染みのお店で、すでに10年以上のお付き合い。
お店には、ミモロの写真とカレンダーが飾られています。

*「河道屋養老」京都市左京区聖護院西町2 ☎075-771-7531  11:00~19:00LO(通しの営業です)火曜休み

お腹が落ち着いたミモロ達は、浄土宗大本山「金戒光明寺」へ向かいました。

目指すのは、剣聖内藤高治先生のお墓で、石段の上、三重塔である文殊塔の東側にあります。
幕末に水戸藩に生まれた内藤高治先生は、京都の剣道のために尽力なさった方。ミモロ達は、実は「内藤高治先生を顕彰する会」のメンバーなのです。

「お墓参りだから、お水とほうき持っていかないと…」
そう、秋になり、境内には、落ち葉が一面に…


みんなで手分けしてお掃除を…

その間、ミモロは、お墓の周りの紅葉見物…まぁ、ネコの手なので、あまり役に立たないので…

「ミモロちゃん、お詣りしますよ~」と声が…

「は~い」と慌てて、お墓のところへ戻ります。

お掃除が終わり、お花を供え、みんなで合掌。参拝しました。

「なんでこの日にお墓参りになったんだろ?」と思うミモロですが、お彼岸にお詣りできなかったので…。
「まぁ、いつでもいいよね~お墓参り…」そう、思い立ったら参拝すればいいのです。

紅葉は、日に日に進む京都…
「あ、ドングリいっぱい落ちてるよ~」と、地面には、たくさんのドングリ。ミモロは、それを踏んで転びそうに…

「リスさんなんかの餌になるのかな?」と、う~ここにリス住んでるかな?ともかく誰かの餌になるのかも…。

「三重塔」がある場所は、山の上…そこからは、京都の町が見渡せます。

「ここから京都御所や二条城も見えるんでしょ?」そう、ここ「金戒光明寺」は、幕末、会津藩の松平容保が藩士と共に京都の守護に当たった場所。京都の町がよく見える場所であると同時に、三条通という東海道の警備にも最適な場所。南側には、やはり徳川家と所縁の深い「知恩院」があるのです。

秋が深まる京都…でも、まだイチョウは半分ほどの色づきです。


現在、12月8日までの予定で、山門、庭園などの特別公開および紅葉の庭園がライトアップされる夜間拝観が行われています。

「予約なしで拝見できるだよ~。結構、夜は冷え込むから、温かい服装でね~」とミモロから。
ぜひ、秋の京都旅に…
「そのついでに近くだから、ミモロ展にも来てくださいね~」と、PRを忘れないミモロです。

*「金戒光明寺」の詳しい情報はホームページから


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紅葉の後は…落ち葉のお掃除。「都草」の美化活動で「大豊神社」へ

2023-12-11 | 紅葉の名所
「落ち葉のお掃除をして、新年を迎える準備しなくちゃね~」とミモロ。


今年の京都の紅葉もそろそろ終盤を迎える時期になりました。そこでミモロは、京都の哲学の道のそばにある「大豊神社」で行われた「京都の文化と観光を考える会 都草」の美化活動に参加しました。


京都の町の美しさは、さまざまな地元の人の力で支えられているのです。

集合時間から少し遅れてしまったミモロ…すでに「都草」のメンバーの方々が作業をなさっています。

ミモロも急いで、持参した箒と塵取りで、落ち葉を集めます。


「大豊神社」は、以前、JR東海の「そうだ 京都行こう」のスタッフブログで、ミモロがリポートしたことがあります。
その時は、ネズミ年で、ここの大国様の社の前の狛ネズミを紹介したのです。
今回は、その周辺もお掃除しました。


落ち葉を集め、ゴミ袋へ運びます。


「なんかもう終わっちゃった~あんまりお役に立てなかったみたい~」というミモロに、「大丈夫ですよ~参加することが大切ですから~」と優しく声を掛けてくださったメンバーさん。


思ったより落ち葉が少なかった境内…日常的に落ち葉のお掃除が行われているようです。

「はい、みなさんお疲れさまでした」と「都草」の役員さん。


使っていた箒などを集め、作業は終了です。


美化活動の後は、「大豊神社」の宮司様により、境内をご案内いただきます。

春、桜が美しい境内ですが、常に四季折々の花が何か咲いています。

今、小さな花をつけている椿は、「卜伴錦」という種類。

境内には、大きな椿の木があり、早春には、珍しい色どりの花を咲かせるそう。

「これ、見たいね~」と早春の楽しみが…。

そもそも「大豊神社」は、「椿ヶ峰天神」と呼ばれるほど、背後の椿ヶ峰には自生の椿があったのだとか。


山霊崇拝の社で、仁和3年(887)に宇多天皇の病気平癒のために創建されました。本殿のご祭神は、医薬の神様の少彦名命、学問の神の菅原道真公、勝ち運の神の応神天皇。そして末社には、狛ネズミのいる「大国社」、狛きつねの「稲荷社」、狛さるの「日吉社」、狛とびの「愛宕社」があります。それぞれのいわれや、ご利益なども説明され、熱心に聞く美化活動の参加者たち…
美化活動に参加した人に神社の話などをしてくださった宮司様。

「やっぱりミモロちゃんもいたんですね~お手伝いありがとうございます~」と、以前、JR東海の取材で顔みしりになっていたミモロです。「また新年にお詣りにいらしてくださいね~」と。

社務所には、新年に飾りたい授与品などもいろいろ。

「このおみくじ可愛いね~」と


美化活動で落ち葉が掃かれた境内には、清々しい空気が…


「でも、まだ、これから紅葉する木もあるね~」とミモロ。今年は、昼間が暖かい日もあり、紅葉がバラバラで、その分長く楽しめます。

すでに師走になっている今…「もう新年の準備始めなくちゃ~神社の美化活動も大切だけど、自分の家の美化活動もやらないと~」と思うミモロでした。

*「大豊神社」の詳しい情報はホームページで

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ここの紅葉も見逃せない!東山「真如堂」と八瀬の「もみじの小径」…長い期間楽しめた今年の紅葉

2023-12-03 | 紅葉の名所

「やっぱりここもキレイだよね~」と、境内の紅葉に見とれるミモロ。


東山の紅葉狩りの散策を楽しんでいるミモロが、「金戒光明寺」の塔頭「栄摂院」から、トコトコ歩いてやってきたのは、「真如堂」です。

正式には、「鈴聲山真正極楽寺」(れいしょうざん しんしょうごくらくじ)という、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。

ご本尊 阿弥陀如来立像は、毎年11月15日だけ御開帳される秘仏です。本堂をはじめ、比叡山を望む書院の日本庭園など見どころが多いお寺で、四季折々の美しさがそこに…。

総門をくぐり、境内へと進めば、そこは、錦秋の世界が広がります。


「ここは、朝早くから紅葉楽しめるんだよね~」本堂や書院などは9時~16時が拝観時間ですが、境内には自由に入れます。


境内を訪れた人が撮影するのは、江戸時代に再建された三重塔。

高さ30mの美しい姿で京都府指定文化財です。


赤い紅葉の間から三重塔を見ると、「なんか赤いお着物着てるみたいだね~」とミモロ。それを見るミモロの顔もほんのり赤くなっています。

今回は、境内のあちこちの紅葉を眺めただ家でしたが、それでも「やっぱり見ごたえあるね~」

というほどの紅葉です。

三重塔の脇の道は、もみじ山を思わせる景色…

「ここも好きなんだ~」と


京都の東山エリアは、紅葉の名所が連なり、散策を楽しむおすすめの場所。
南禅寺、金戒光明寺、真如堂、永観堂などを巡れば、「紅葉見たよね~」と満足できる京都旅に…。

さて、今年、ミモロがちょっこと訪れたのは、叡山電車の「八瀬比叡山口駅」にある「八瀬もみじの小径」です。


叡山電車は、「出町柳駅」から「鞍馬駅」行と「八瀬比叡山口駅」行の2方向に進む電車があり、「宝が池駅」で分かれます。
「八瀬比叡山口駅」から、徒歩5分ほどで「八瀬もみじの小径」へ

ここは、比叡山に向かう叡山ケーブルの「ケーブル八瀬駅」のそばにある回遊路。
約3700㎡の広い敷地は、なだらかな山になっていて、そこにたくさんの楓が群生しています。

紅葉の山を廻るように、約300mの回遊路が続き、それに沿って進めば、のんびりと紅葉が楽しめるのです。

そばには、紅葉の名所として人気の「瑠璃光院」があり、数寄屋造りの名人、中村外二の書院、その前に広がる佐野藤右衛門一門の庭、また、ピカピカの机に映りこむ紅葉の景色を楽しみに大勢の人で賑わいます。
(拝観は、12月11日まで 受付時間10時~16時半。12月4日からは、事前予約なしで、直接現地で拝観申し込みができます。拝観料2000円)
(ここは、以前、ミモロもブログでご紹介しています)

この日、このエリアをミモロが訪れたのは、すでに16時を過ぎた頃。
次第に日が西の山に沈もうとしています。


お友達と一緒にやって来たミモロ。ここに来る前にそばのコンビニで温かいコーヒーを購入。

「紅葉と夕陽を眺めるって素敵だよね~」と。なかなかいいアイディアです。

小径沿いには、ベンチなどもあり、そこに座って、静かなひとときを…


今年の京都の紅葉は、楽しめる期間も長く、今週中は、落ち葉の庭などが楽しめそうです。

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12月4日まで紅葉の庭が公開。「金戒光明寺」塔頭「栄摂院」。ここ外せないね~

2023-12-02 | 紅葉の名所

「毎年、秋になると、ここに来るんだ~」というミモロ。


京都の東山エリアの紅葉のお散歩で、毎年訪れるのが、浄土宗の大本山「金戒光明寺」の塔頭「栄摂院」です。


「金戒光明寺」の西側の道を、「真如堂」方向へと歩くと、その途中に朱塗りの門が見えてきます。
普段は、公開していない寺院ですが、紅葉の時期、今年は11月12日から12月4日、10時頃から日没まで特別公開されているのです。

ここは、徳川家康の家臣で、彦根藩の家老であった木俣勝ゆかりの寺院です。

朱塗りの門から、お庭へと石畳が続き、そこを奥へと進みます。


「ワ~今年も真っ赤になってる~」

紅葉が、今年はあまり…と言われていましたが、11月末ごろから、今までのんびりしていた木が、次々に色を染めていき、今年も見事な紅葉の景色を見せてくれています。

ここは、拝観料は、ご志納という訪れた人の心に次第…

ミモロは、お財布から500円を納めました。お庭を見ていた他の方…ミモロと目が合うと、お財布から100円を…。
「きっと忘れてたんだね~」と、笑顔でその方の前を通りました。

ぜひ、ご志納をお忘れなく!

「やっぱりここの紅葉いいよね~」とミモロ。目の前には、山を覆うように広がる紅葉が…


その景色を前に、ミモロは、縁側に座って、しばし静かな時を過ごします。

ミモロは、耳を澄ませて、風にそよぐ葉の音…時々囀る鳥の声などを楽しむひとときを…

さぁ、他も見る??
「うん、もう行くの?」


縁側から飛び降りると、ミモロは、本堂の脇へと進みます。

その奥にも、素敵な日本庭園があるのです。


毎年訪れる東山の紅葉の名所…「栄摂院」。


「今年も見られてよかった~」と、過ぎた1年を振り返ります。

門を出る前に、もう一度、紅葉を見つめたミモロです。

*「栄摂院」京都市左京区黒谷町33 公開は、12月4日まで10時頃から日没です。

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