ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

白川沿いにお引越しした「三味洪庵」。川を眺めながら、京都の味がもりだくさんの「京おぞよ御膳」を。

2012-12-16 | グルメ

以前、ミモロが訪れたことがある、ちりめん山椒や昆布、黒豆などのお店「三味洪庵」。その時は、平安神宮に通じる神宮道沿いにありました。今年、このお店は、地下鉄「東山駅」のすぐ近くにお引越し。ミモロは、新しいお店の前を通るたびに「一度、食べに行かなくちゃ・・・・」と思っていました。

というのは、新しいお店には、以前はなかった食事処ができたんです。
そこで、頂けるのは「京おぞよ御膳」という、京都の昔ながらの味や、新鮮な野菜が味わえる御膳です。


創業文久元年(1861)という老舗の「三味洪庵」。
ちりめん山椒や塩昆布、小だこやいわし、タラなどを煮たものや、西京漬けなどが有名です。

ミモロは、ランチタイムにお店へ。

疎水から流れる白川に面した風情ある町家で、お食事処からは、その眺めが楽しめるようになっています。

「わーキレイー京都らしい風情だねー」と、窓際のテーブル席から、外の景色を見て、思わず声を。

川に沿って、テラスのようなスペースも。「ちょっとお外に出てみよう…」と。

近代美術館から流れる白川。その清らかな流れが目の前に。ここには、夏、蛍も飛び交うんですよ。

「へーここからは、こういう景色が見えるんだー」三条通に掛る橋の方向を眺めながら、のんびりと…。

「あ、そろそろ御膳ができるころかな…」と、ミモロは、注文した「京おぞよ御膳」を食べに再び中へ。

ここでは、「京おぞよ御膳」2980円のみが、お食事の献立です。でも、丹波黒豆豆乳プリンや、宇治抹茶プリン、白みそシフォンケーキなどのオリジナルスイーツなども、用意され、ランチタイムが終わってから、味わうことができます。

「はい、お待ちどうさまでした」とミモロの前に運ばれたのは、大きな箱。
「え?これなぁに…」


「ちょっと待って下さいねー」と、お店の方がその箱を開きました。

「わーいろんなお料理がいっぱい入ってるー」とビックリ。

箱は、二段重になっていて、中には、小さな器に、なめこ豆腐、菊かぶら酢、生麩田楽、小だこ煮など、さまざまな京の味が、可愛らしく入っています。
「キャーいろんな味が楽しめてうれしい!」と、ミモロは、ひとつずつその料理の姿を眺めつつ、ゆっくりと味わいます。

次に、登場したのは、温野菜のせいろ蒸し。
かぶら、さつま芋、京ニンジンなど、野菜本来の甘みが感じられます。「このソース、すごく美味しい!」とミモロが、感激したのは、その野菜に付ける白味噌バーニャカウダーソースです。「これを付けると、もっとお野菜の味が引き立つねー」と。


さて、蓋物としてミモロの前に運ばれたのは、かぶら蒸し。京の冬の料理のひとつです。

「なにが入ってるんだろ?」と、真剣に覗き込むミモロです。
クンクン…「生姜のいい香りがするよー」と、鼻もピクピク。
生姜あんをたっぷりかけたかぶら蒸しには、紅鮭柚香焼、シイタケ、ナス、ニンジンなどが入っていて、まさに体が芯から温まりそうな、あたたかな料理です。

そして、焼物には、西京味噌焼きが。ご飯と白味噌仕立ての味噌汁、そしてちりめん山椒、おぞよ昆布、茎ワカメ山椒なども、添えられ、ご飯が進む料理です。

「ご飯おかわりしてもいいのかな?」とミモロ。はい、大丈夫ですよ、安心してたくさん召し上がれ…。

「お料理いかがでしたか、最後に丹波黒豆豆乳ぷりんをどうぞ…」と。
「わーデザートもつくんだー」

京番茶と共に、味わうプリンの美味しさに目を細めるミモロです。

「わー、いろんな料理をいただいた感じ…。食べごたえも十分。美味しかったー!」と大満足。

「あのね、今度はお友達といっしょに来ますねー」と、お店の方に挨拶するミモロでした。

「はい、また、ぜひいらしてくださいねー」と、お店のスタッフの笑顔に見送られ、店を後にしました。

*「三味洪庵」京都市東山区三条通北裏白川筋西入ル石泉院町393 電話075-771-0952 月曜休み ランチ11:00~14:00LO カフェ14:30~18:00 ショップ11:00~18:00 地下鉄東西線「東山駅」1番出口を左に、一筋目を左折します。駅改札から2分くらい。ちりめん山椒など商品は、お取り寄せも可能です。お正月の料理のひとつにぜひ…。



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