「すごい!」と見守る人々から声が漏れる優美な庖丁さばきを披露するのは…
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式庖丁の流派のひとつ、庖勝一條流の庖丁師の方。
「式庖丁」は、平安時代から伝わる宮中の儀式のひとつ。古式ゆかしい装束に身を包んだ庖丁師が、食材に一切手を触れることなく、庖丁と金箸で、食材を切り分け、吉祥を表す景色を盛り付ける儀式です。
朝から雨が滴る京都…ミモロは、京都東山の「得浄明院」に出かけました。
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明治27年に信州の善光寺の京都別院として建立。通常は非公開の尼寺です。
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毎年、5月13日に行われる「式庖丁の奉納」。開始時間10時半ギリギリに到着したミモロ。すでに本堂には大勢の方が集まっていました。
「どうぞ~」と周囲に促され、ミモロは、最前列に座らせていただくことに…
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いよいよ儀式が始まります。
式庖丁では、食材として、おめでたい鯛が使われることが多いのですが、ここがお寺ということから、殺生を避け、今回は、豆腐と大根が使われます。
庖丁をふるう台には、しめ縄や麻縄、菖蒲の葉など、儀式に相応しい飾りが…。台を清め、置かれた食材が切り分けられます。
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「切り分ける、すごくむずかしいんだよね~頭の中に、設計図作らないと…」と、すでに何度も見ているミモロ。
そう、豆腐では、文字を描きます。つまり、文字の画数、線の長さなど完璧に把握していないと、余りが出たり、足りなかったり…ということに。
じっと所作を見守る庖勝一條流の三代目お家元の富田さん。
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「なんの字かな?」と想像するミモロ…
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完成した文字は、後に奉納する「白天龍王」にちなみ「龍」の文字でした。
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全部で20個に切り分けられた豆腐…見事に文字が形作られました。「すごい!」と、初めて式庖丁を見た観光客から声が大きく上がりました。
「初めて見ると、よけい感激するよね~わかる~」と、すでに何度も見ているミモロですが、毎回、気が引き締まる思いを抱きます。
「次は大根だ~硬いから切るの豆腐より力が必要…それに形状が丸いしね~」と、台所で大根を切るのも結構大変な思いをするもの…。
半紙と細い縄が掛かった大根、その脇には、菖蒲の花と双葉葵が添えられています。
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勢いよく庖丁が宙を舞い、周囲の気を清め、いよいよ庖丁が入ります。
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「よく切れる庖丁だね~家の庖丁とは大違い…」と余計なことを思い出すミモロ。
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硬い大根が、次々に切り分けられてゆきます。「なにができるのかな?」
完成したのは、間もなく行われる「葵祭」の御所車の姿です。
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無事に所作を終えられた皆さん。安堵の色が…
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「毎回、ミモロちゃん、見に来てますね~」と。「はい、いつもお邪魔してます…」とすでに顔なじみ。
まだ雨が止まぬ中…境内の芸事の神様「白天龍王」の社に奉納を…
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「神様も喜んでるね~」
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ミモロも参拝を…
「あ、お家元…」
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「また…」とミモロを見守るお家元…「カッコいい~」と。
京都の方って、いろいろなお顔をお持ちである人が多い…と思うミモロ。お家元の富田さんは、京料理「京とみ」のご主人です。
能楽や茶道、書、剣道や居合道、陶芸、謡など、本業とは異なる分野でもご活躍なさっている方が多く、ミモロは、いつも驚きます。「さすが京都…」と思うばかりです。
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ミモロのウールジャージひざ掛け
ミモロへのお問い合わせ・ご要望は、mimoro1888@gmail.comまで
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式庖丁の流派のひとつ、庖勝一條流の庖丁師の方。
「式庖丁」は、平安時代から伝わる宮中の儀式のひとつ。古式ゆかしい装束に身を包んだ庖丁師が、食材に一切手を触れることなく、庖丁と金箸で、食材を切り分け、吉祥を表す景色を盛り付ける儀式です。
朝から雨が滴る京都…ミモロは、京都東山の「得浄明院」に出かけました。
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明治27年に信州の善光寺の京都別院として建立。通常は非公開の尼寺です。
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毎年、5月13日に行われる「式庖丁の奉納」。開始時間10時半ギリギリに到着したミモロ。すでに本堂には大勢の方が集まっていました。
「どうぞ~」と周囲に促され、ミモロは、最前列に座らせていただくことに…
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いよいよ儀式が始まります。
式庖丁では、食材として、おめでたい鯛が使われることが多いのですが、ここがお寺ということから、殺生を避け、今回は、豆腐と大根が使われます。
庖丁をふるう台には、しめ縄や麻縄、菖蒲の葉など、儀式に相応しい飾りが…。台を清め、置かれた食材が切り分けられます。
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「切り分ける、すごくむずかしいんだよね~頭の中に、設計図作らないと…」と、すでに何度も見ているミモロ。
そう、豆腐では、文字を描きます。つまり、文字の画数、線の長さなど完璧に把握していないと、余りが出たり、足りなかったり…ということに。
じっと所作を見守る庖勝一條流の三代目お家元の富田さん。
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「なんの字かな?」と想像するミモロ…
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完成した文字は、後に奉納する「白天龍王」にちなみ「龍」の文字でした。
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全部で20個に切り分けられた豆腐…見事に文字が形作られました。「すごい!」と、初めて式庖丁を見た観光客から声が大きく上がりました。
「初めて見ると、よけい感激するよね~わかる~」と、すでに何度も見ているミモロですが、毎回、気が引き締まる思いを抱きます。
「次は大根だ~硬いから切るの豆腐より力が必要…それに形状が丸いしね~」と、台所で大根を切るのも結構大変な思いをするもの…。
半紙と細い縄が掛かった大根、その脇には、菖蒲の花と双葉葵が添えられています。
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勢いよく庖丁が宙を舞い、周囲の気を清め、いよいよ庖丁が入ります。
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「よく切れる庖丁だね~家の庖丁とは大違い…」と余計なことを思い出すミモロ。
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硬い大根が、次々に切り分けられてゆきます。「なにができるのかな?」
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「毎回、ミモロちゃん、見に来てますね~」と。「はい、いつもお邪魔してます…」とすでに顔なじみ。
まだ雨が止まぬ中…境内の芸事の神様「白天龍王」の社に奉納を…
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「神様も喜んでるね~」
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「また…」とミモロを見守るお家元…「カッコいい~」と。
京都の方って、いろいろなお顔をお持ちである人が多い…と思うミモロ。お家元の富田さんは、京料理「京とみ」のご主人です。
能楽や茶道、書、剣道や居合道、陶芸、謡など、本業とは異なる分野でもご活躍なさっている方が多く、ミモロは、いつも驚きます。「さすが京都…」と思うばかりです。
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