7月から始まった「第44回 京の夏の旅」文化財特別公開も、いよいよ9月30日までになりました。
「まだ、行ってないとこがある~」とミモロは、御所南に位置する「藤野家住宅」を訪れました。
「こっちだよ~」と、路地を通り、玄関にある受付へ。
さて、ここ「藤野家住宅」は、大正15年に、白生地問屋の方の私邸として建てられたもので、現在国の登録有形文化財に指定されています。新町通など、呉服商が多い地域にある「杉本家」「吉田家」のように、店と住まいを兼ねた「表屋造」とは、異なり、あくまで私邸として建てられたため、家の周囲には、高さ3mほどの塀がグルリと囲む「大塀造」というプライバシーを大切にした構造になっています。
間口は、8mほどですが、なんと奥行きは30mにも及ぶ約80坪の敷地にあります。
家には、2つのお庭があり、お座敷とお蔵の間には、大きな石灯籠がある中庭が広がっています。
「2つの庭があることで、風の通りをよくして、夏は、涼しくしています」とガイドの方。
「畳の上には、夏、籐筵(とうむしろ)を敷いて、涼しさを誘っています」との説明。
「この家の主人は、趣味人でさまざまな書や掛け軸があり、またお茶室もありますから、後でよく見てくださいね~」と。
ミモロは、2階のお座敷へと上がります。
「ここも落ち着いた雰囲気~」
2階からは、奥のお蔵や、隣りとの間に続く屋根が見えます。
このお家は、初めての公開で、実は、現在もお住まいになられています。
「住みながらの公開って大変だよね~」と思うミモロです。
古い町家は、現代の暮らしには、住みにくいことが多く、趣ある座敷にクーラーを設置したり、木枠の窓をサッシにしたり、住みやすいように改装しているところも多くあります。「ここは、あんまり改装されてない…維持するの大変だね~きっと」と思うミモロです。
趣を損なう改装ですが、そこに実際に暮らす人には、どうしようもないことかもしれません。
時を刻む建物。「この時計、セイコウ社のだ~」
新旧揃ったスイッチ
玄関脇には、茶室がり、路地には待合もあります。お茶は、当時の教養のひとつ。多くの日本家屋には、茶室が多く見られます。
「ほかのところも見学しよ~」と、ミモロは、それから御所北に位置する「旧湯本家住宅」に向かいました。
「ここも歴史家のお家なんだって~」と見学を。なお、ここは撮影禁止だったので、写真はありません。あしからず
*「京の夏の旅」の詳しい情報は「京都市観光協会」のホームページで
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