ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

日本最古の縁結びの神社「幸神社」から、「京都御苑」を経て、「梨木神社」へ初詣

2025-01-07 | 寺社仏閣
京都市内の神社には、連日、大勢の初詣の参拝者が訪れています。元旦、ミモロが向かったのは…

「京都御苑」の北東、出町柳の「桝形商店街」からほど近い場所にある「幸神社」です。

「名前からして幸せがいっぱい頂けそうな神社だよね~」というミモロですが、「さちじんじゃ」ではなく、「さいのかみのやしろ」と呼びます。

ご祭神は、猿田彦大神と天鈿女命(あめのうずめのみこと)の夫婦の神様で、日本最古の縁結びの神様と言われているのです。

「いいご縁に恵まれますように~」と祈るミモロ。

え?お婿さん探してるの?「ううん~それだけじゃなくて~いろいろないいご縁に恵まれるんだよ~」と。

境内の奥の北東の位置には、「石神さん」と呼ばれる石が祀られています。なんでも平安時代からここに祀られているのだとか。

ミモロは、そこにも参拝。「凄く縁結びのパワーあるんだって~。でも触ると祟りがあるそうだよ」と。

さて、ここで見逃せないのは、本殿の北東の天井の下にいる「猿」。

有名な彫刻士、左甚五郎作といわれる猿で、御幣を担いだ姿です。「この猿、どこかで見たことあるかも…」とミモロ。
確かに、似たような姿の猿は、どこかに祀られているのですが、思い出させません。「その内、思い出せるかも…」と。

北東は、鬼門と言われ、邪気を防ぐ大切な場所。この神社は、そもそも「京都御所」を守るために、平安時代に鬼門(北東)に創建されたのです。
さらにこの場所は、都に入る出雲路の道祖神信仰とも習合し崇められています。

社務所には、猿のおみくじも…


境内には、この神社を知る地元の人の姿が…。

「静かな場所で、ゆっくり参拝できたね~」とミモロ。神社規模は小さいけれど、そのパワーは、とても大きなもの。
縁結びを求める方は、ぜひ参拝を…。

*「幸神社」京都市上京区寺町通今出川上ル西入ル幸神町303

「京都御苑まで歩こう~」と言い出したミモロ。実は、この神社の前の道は、そのまま「京都御苑」の北東角に至ります。
「すごく空いてる~人がいない…」と、元旦は、観光客も他に行っているのでしょう。


ミモロが行ったのは、北東角の塀が一部へこんでいる場所。

ここは、「猿が辻」と呼ばれる鬼門で、そこを封じるために、築地塀の一部を削った形にしています。
「お猿いないね~」と、屋根の下を見上げますが、ここには猿の像はありません。

そこからミモロは東方向に進みます。
訪れたのは「梨木神社」です。

秋の萩の花で有名な神社で、すでに何度も訪れているので、詳しいことはホームページからからどうぞ…

三條實萬公と實美公をご祭神に、明治18年に創建された神社で、京都では新しい神社です。

本殿に進み参拝。
 

ともかく神社仏閣に参内した時は、まずは、参拝から…授与品などを求めるのは、それからです。

ミモロが参拝していると、「カ~ン、コ~ン」という軽い音が響きます。
「あ、羽根つきだ~」そう、境内では、羽根つきができるように、羽子板と羽が用意されて、自由に楽しむことができます。

「やりた~い!」というミモロですが…。

お友達といっしょの時にね~ミモロと二人では、無理なので…。

境内には、「染井」という京都三名水の一つがあり、その水を使ったコーヒーが頂けるカフェも一角に…。
 

「あ、へびさんの土鈴だ~」


「どこの神社にもヘビさんいるね~」神仏習合の時代が長い日本ですから、お寺にも干支の授与品が…。
いずれも愛らしい表情…「日本人って、愛らしいものが好きだよね~」と。だからこそミモロも可愛がってもらえるのでは…。

大きな規模の神社だけでなく、初詣で訪れたい神社がいっぱいの京都です。

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