ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

中秋の名月を愛でる「智積院観月会」。僧侶による声明や京舞の公演など、伝統文化を月と共に楽しむひととき

2024-09-19 | イベント
9月17日は中秋の名月。ミモロもお月見を楽しみました。


今年、ミモロはお友達と京都七条の「真言宗智山派総本山智積院」で開催された「観月会」に…

夕方16:30から始まる受付…「観月会が始まるのは、18時からだけど、その前にお寺や宝物館も行かなくちゃ~」と。

受付へ向かい、その後、まずは、金堂の御本尊大日如来さまに参拝。それからこの日、参加者は無料で入館できる「宝物館」へ

「この日だけ、夜にお庭や宸殿なども拝見できるんだ~」と。まだ昼間の猛暑が残る夕暮れ…ミモロたちは、あちこち巡ります。


さて、観月会のメイン会場は、「講堂」。

ススキとお月見団子などが飾られる正面から、庭園沿いに「大書院」へと進みます。
この観月会は、事前チケット購入で5500円。お弁当付きは8000円です。

お弁当付きを申し込んだミモロ。「ヨイショ~どこでお弁当食べる?」と、ビニール袋を引きずりながら大書院を…


「ここがいいんじゃないかな?」と、名勝庭園の前へ。

まだ月が見えるには、時間がありますが、それでも美しい庭園を見ながら頂くお弁当…

「すごく贅沢じゃない?!」と感激するお友達。「うん、そうだよね~ここでお弁当食べられるって思わなかった~」と。


「美味しそう~」お弁当は、「美濃吉」のもの。秋らしい色合いが美しいお弁当です。


「まだお月様見えないね~」とお弁当を食べ終わり、改めてゆっくりお庭と空を眺めます。

「お月さま出てないけど、食べちゃおう~」と

追加で当日購入した「お月見のお餅」。京都をはじめ関西エリアでは、この形が、和菓子店に並びます。
「なんか不思議な形…」と思うミモロ。これは、中秋の名月の時期が収穫を祝う時期とも重なり、里芋をイメージした形に…また、月にかかる雲をイメージしたという説もある関東では見たことがなかった月見餅です。

月見餅は、お月さまが出る前にミモロの胃袋に納まりました。

「講堂で、プログラムが始まります~みなさん、お集まりください~」と僧侶の声。
ミモロ達は、急いで講堂へ移動します。

すでに大勢の参加者でいっぱい…「遅かったかな?」と席を探しキョロキョロ。

そこは、ミモロ…「ここいいですか?」と、ステージに近いお席を見つけます。もちろんお友達の分も…

「さすがミモロちゃん…」と驚くお友達。

この日のプログラムは、盛りだくさん。まずは、「般若心経」を全員で奉納し、僧侶による声明公演…瞑想の「月輪観」という弘法大師が日本に伝えた真言密教の観法のひとつを習います。「心を鎮め、いろいろなものに感謝しないと…」と。「智積院」ならでは「観月会」です。

さて第2部は、がらりと変わり、ステージは艶やかな雰囲気に…「京舞」の井上安寿子さんの舞を鑑賞。
「こんな近くで、拝見できるのって、感激だね~」とその姿に見とれるミモロです。

20時半ごろ納められた「観月会」
「あ、お月さま~」


すでに真ん丸の月が、東山の上に…「京都のお月見っていいね~」とつくづく思うミモロたち。


「なんかまだ暑いね~どこかでビールでも飲む?」とお友達。「うん、いいかも~」と。
月に見守られながら、人通りの少ない七条通を川端通方向にのんびり歩くミモロたちです。

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