2023年の干支のウサギ。金色の宝珠を持ち、片手を上げた福招きウサギの土鈴です。
これは、京都清水二寧坂にある創業安政6年の御所人形の「島田耕園人形工房」の今年の干支人形のひとつ。
お正月の三が日の夕方、ミモロは、久しぶりに清水寺方向に出かけました。
「今年の干支のお人形欲しいなぁ~」と。夕暮れになっても、清水寺の周辺には、観光客がいっぱい。
「去年と全然違うね~歩くの大変…」と人の流れを縫うように、小さなミモロは進みます。
お土産物や飲食店などが連なる二寧坂は、人気の観光スポット。そこに暖簾が下がる古い構えの「島田耕園人形工房」があります。
店のガラスケースには、お正月の飾りと共に小さな土でできた人形が並びます。
「明けましておめでとうございます~」と言いながら、ミモロは店内へ。
奥では、人形作りの作業中…
「おや~ミモロちゃん、お久しぶり~あけましておめでとう!」と作業の手を止め、島田耕園さんと息子さん。
毎年のように、お正月になるとこちらに伺い、干支人形を求めているミモロです。
「あれ~ミモロちゃんもウサギなんだ~」と、「まぁね~」とお気に入りのウサギの帽子の耳を揺らします。
そもそも、平安時代にはあったと言われる「御所人形」。子供の健やかな成長を願い作られた人形で、天皇が親王や皇女へ下賜した人形が由来とされます。江戸時代には、御所や公達に贈り物をした大名などへの返礼品のひとつにも…。それにより全国に知らることになったそう。
土で作られた人形は、どれもぽっちゃりとした体形、白い肌とつぶらな瞳…小さな口など、愛らしさと共に品格を備えているのが特徴です。
今も、出産のお祝いや長寿を願う贈り物に相応しい品の一つです。
島田さんは、五代目…。伝統の技法と特徴ある姿を継承しつつも、その時代の人々の心に沿う作品づくりをなさっています。
「わ~ウサギがいっぱい~」と、店内の飾り棚には、いろいろな種類のウサギが勢ぞろい。
この時期だけしか手に入らない干支の土鈴は、人気の品。今年は、1月中旬ごろまでは購入可能かも…
店では、島田さん親子が、仕上げの目を入れる作業などをなさっていました。
「あの~ひとつおうちに連れて帰りたいんですけど~」とミモロ。
「じゃ、特別に好きな子選んでください~」と言われ、完成したウサギの箱から選びます。
「どれにしよう~みんな、可愛い~」
さんざん迷った後、「お家に来る?」と一匹のウサギに尋ねます。「うん…」ミモロにしか聞こえないお返事。しっかり心が通じたよう…。「あの~この子にします~大切にしますね」と、その子を包んでいただくことに。
「これから1年、いっしょだよ~よろしくね~」と。「任せて!」とウサギ。きっとミモロに幸運を運んでくれるはず…。
ちなみに、宝珠など金色の部分は、本金泥を使用。1体2300円です。数に限りがありますから、京都に行ったらお早めに…。
電話で予約しておくのもおすすめです。
*「島田耕園人形工房」の詳しい情報はホームページで
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