「あ!神輿の鳴鐶(ナリカン)の音がするよ」と、京都寺町アーケードで、耳をピクピクさせるミモロ。
7月17日は、午前中に「祇園祭」の前祭りの山鉾巡行が行われ、それはテレビで見たミモロ。午後になり、用事もあって町に出かけました。
山鉾が氏子町を清め、夜には、そこを神輿が通ります。
それぞれの神輿会の方々が、鳴鐶という神輿の錺金具を持って、この日、氏子町に神輿渡御が行われることを知らせるのです。
「ホイット~ホイット~」との掛け声の中、鳴鐶を高く掲げ、軽やかなステップでシャーンシャーンと鳴らすのです。
「おや、ミモロちゃんも見に来てたんだ~」と顔見知りの神輿の担ぎ手の方。
3年ぶりの本来の姿で行われる神輿渡御。それを担う方々の熱い思いが伝わってきます。
「やっぱり祭りの音っていいよね~」というミモロ。
京都の祭りには、いろいろな音が響きます。「神様もその音楽しんでいらっしゃるね~」と。
「祇園祭」で大勢の人出で混雑している京都の町中ですが、そこから一歩離れると、実は、とても静かです。
「お祭りやってるの嘘みたい~」と思うほど、いつもの景色が広がっているのです。
いろいろな用事を済ませたミモロは、「そろそろお家に帰ろう…」と、「八坂神社」の南門に通じる下河原通を進みます。
「あれ?ほとんど人がいない~みんなどこに行っちゃったのかな?」と、キョロキョロ。
到着した「八坂神社」の境内にも、人の姿は、ほとんどありません。
「もうお神輿、渡御に出発したんだ~」。拝殿に並んでいた立派な神輿の姿はすでになく、そこはガランとしています。
境内を抜けて、ミモロは四条通と東大路通が交差する神社の西門の「石段下」へ。
夕暮れの光の中…そこには、大勢の人たちが、門の前に並ぶ神輿を取り囲んでいます。
「わ~みんなここにいるんだ~」と、交差点には、身動きができないほど大勢の人が…
渡御の始まりの神事を終えると、次々に大きな3基の神輿は、差し上げられて、氏子町へど進んでゆきます。
見物人の隙間から、それを覗くミモロ。
いよいよ神輿が動き始めました。
「ここで見られるって思わなかった~」と、感激するミモロです。
コロナ以前の姿が戻った神輿渡御。「祇園祭」の山鉾巡行は、この神輿渡御のお清めのために行われるもの。
午前中、優美な姿を見せた「前祭」の23基の山鉾は、解体され、今まで建っていた通りを神輿が進むことに。
つまり、夕暮れまでに、山鉾は、消えてしまいます。
「山鉾って、氏子町の厄を山や鉾の上のアンテナみたいな部分に集めるんだって~それで道を清めるから、巡行で清め終わったら、急いで解体して集めて来た厄を消さないといけないんだって~だから急いで解体しちゃうって言ってたよ~」とどこかの山鉾町の方に伺たミモロでした。
「使い終わったものは、すぐにお片付けしなくちゃいけないんだよね~」とミモロ。
神事をはじめ、茶道にしても、道具を並べ、そしてお片付けするまでのすべての所作が流れとして行われるもの。
「いつもでも、出しっぱなしはダメってことだよね~」暮らし方を反省するミモロでした。
さて、話を神輿渡御に戻しましょう。
ミモロの前を進む神輿。
祭りを取り仕切るお役目の「宮本組」の方々が…そっと挨拶するミモロです。
東大路通を進む神輿。
3基の大きな神輿は、それぞれ別のコースで渡御を行い、氏子町を巡ってゆきます。
細い道にも進みます。
それを見送ったミモロは、お家に戻ることに…
これから約3時間…氏子町を巡った神輿は、夜9時頃に、四条通にある「御旅所」に到着。そこで後祭まで1週間滞在され、24日の夜に再び渡御をして、「八坂神社」に戻ります。猛烈な暑さの中、神輿の担ぎ手も方々も汗びっしょり。大変な作業ですが、それぞれのお顔には、笑顔と充実感が溢れます。「神輿担ぐのって、やりがいあるよね~」と羨ましいミモロなのです。
そして神輿が、御旅所に納まった翌日から、後祭の山鉾が姿を現し始めます。
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