ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

伝統の技組紐。宇治の「昇苑くみひも」へ。韓国の組紐「メドゥプ教室作品展」9月30日まで開催中

2022-09-20 | イベント
「わ~いろんな色がいっぱい~」

宇治の組紐専門店「昇苑くみひも 宇治本店」を訪れているミモロ。

日本の伝統の技である組紐のさまざまな品を見て回りながら…「あれ?この飾り、テレビで見たことある…」と立ち止まります。


房のように色糸が下がった飾り…これは、韓国の伝統の技「メドゥプ」という組紐でできたもの。


韓国では、重要無形文化財にもなっている伝統工芸品なのだそう。

「韓国の時代劇で、衣装に着けてたりしてた~」とミモロ。

さて、ここ「昇苑くみひも 宇治本店」では、今、「メドゥプ教室作品展」が9月30日まで開催中です。
お教室の金先生…「韓国の伝統衣装には、欠かせない装飾がノリゲで、そこには、健康や長寿、招福などの願いが込められているんですよ」と。


紐を巧みに組んで形作るさまざまな模様。


美しい姿…先生と生徒さんの作品の展示のほかに、お店では、小さなノリゲなども販売しています。


「これ、かわいい~」とミモロ。

さっそく付けてみることに…

無地のお洋服なら、いっそう似合いそうなノリゲです。

すっかりノリゲが気に入ったミモロ…「もしよかったら、ワークショップもありますよ~」と。


初心者でも参加できるワークショップも期間中にあり、事前申し込みで参加できます(初心者向け参加費2000円)
ノリゲづくりは、中級クラスで、そちらは3500円の参加費です。

色糸で生まれるさまざまな品…その魅力が楽しめるお店です。


「また、いろいろなワークショップに参加したいと思います~。またね~」と、約1時間ほど過ごしたお店…手を振ってお別れしました。


宇治を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいお店「昇苑くみひも」
 

*「昇苑くみひも」の詳しい情報はホームページで ぜひワークショップにも参加しては?


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[昇苑くみひも」宇治本店。広々したお店に並ぶ、色とりどりの品々。伝統の技の体験教室も

2022-09-19 | ショップ

「きれいな色の糸がいっぱい~」ミモロが、この日訪れたのは、宇治にある創業70余年の「昇苑くみひも宇治本店」です。


JR奈良線「宇治駅」から徒歩8分にあるお店は、100年以上前に建てられた町家を、2018年に改装。かつては、ご店主のお住まいだったそう。そして工房は、すぐ裏手の建物に…。

「なんか前よりすごく広くなったみたい~」とミモロ。


自然光がやさしく注ぐお店には、木調の家具の上に、さまざまな組紐の品々が並んでいます。


組紐とは、細い絹や木綿の糸を組み合わせ、「玉」と呼ばれる糸巻に巻き、それを台にセットして、糸巻を動かし、さまざまな模様を組み上げ、紐を作る伝統の技です。


その歴史は、古く、仏具、経典などの付属品の紐として、仏教伝来と共に日本に大陸から伝わったそう。その後、日本で独自の組み方などが生まれ、奈良時代には、装束の紐、鎌倉時代には、甲冑や武具の一部として、さらに室町時代には、茶道具の飾り紐など、日本文化の中に根付いてゆきます。
特に、帯締めとして和服には欠かせない品のひとつです。

「いろんな幅や模様があるんだね~」と興味津々のミモロ。

さまざまな用途に使われる組紐…その組み方によって、表情豊かな品々が生まれます。

暮らし方の変化に伴い、組紐の用途にも変化がいろいろ…。
「この細いの何にする紐ですか?」とミモロ。

「はい、それはスマホを吊るすための紐です。サッとスマホが使えるように、いつも身近に置いておくために…」と。

スマホケースを利用して、紐を設置できるです。

また、眼鏡のストラップも…「なんかおしゃれ~」


お土産や贈り物に人気なのは、キーホルダー


編むということで生まれる温かさが感じられる品々です。

「え~こんなのもあるんだ~」と、ミモロが飛びついたのは、スニーカーなどの紐。
機械で組んだ紐で、強さもしっかり備えています。

「紐だけで、スニーカーや靴の雰囲気変わるよね~」とミモロ。
おしゃれな組紐の使い方です。

また、店の一角では、組紐手組体験ができます。

自分で、糸から紐になるまでの組む工程を体験。ストラップ、バッグチャーム、ブレスレットのいずれか2つを仕上げ持ち帰れるのです。
所要時間は、30分から1時間ほど。一週間前の予約が必要。参加費は2500円です。


「ここから、好きな色の糸選ぶんだって~」と、すでにやる気になっているミモロですが、当日の受付はないので、また事前予約をして伺いましょうね…。


「わかった~。じゃ今度予約して、ここで組紐体験して、宇治の抹茶パフェなんか食べて、平等院や源氏物語ミュージアム行ったりしようね~」と、1日宇治を楽しむコースがミモロの頭の中に、すでに浮かんでいるようです。

さまざまな観光の魅力的なスポットが集まっている宇治…京都観光の一日、訪れるのもおすすめです。

「あれ?なんか可愛い飾りがいろいろあるよ~」と、店に展示されている装飾の紐に興味津々…さて、なにかな?


*「昇苑くみひも」の詳しい情報はホームページで

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[明治天皇御陵」。いつ訪れても、圧倒的なスケールに感激する御陵。

2022-09-18 | 歴史・史跡

「わ~」と言葉の次に、何も続かないお友達。ミモロは、ある日、東京のお友達を京都伏見桃山の「明治天皇御陵」に案内しました。


駐車場から、林の中の道を進むと、御陵の正面の石段が目の前に現れます。

230段の石段は、青い空に続くよう・・・その姿は、ピラミッドを思わせます。
御陵があるのは、約400年前、豊臣秀吉が隠居屋敷として築いた伏見城があった場所。

「明治天皇御陵って、行ったことある?」とお友達に聞くと、「ううん、ない…」とあまり興味がない様子。京都市内には、いくつも歴代天皇の御陵があり、そのイメージがあるのでしょう…「あのね~他の天皇御陵とスケールが違うんだよ」とミモロ。

ここに車で、あまり興味がなさそうだったお友達ですが、この石段を見た時、言葉を失うほど驚いたのでした。
「ね?すごいでしょ」とミモロ。「うん、すごい~」とお友達。

「さぁ、上るよ~」と、すでに4回目となるミモロは、ドンドン石段を上がります。

「え~ここ上がるんだ~」と躊躇するお友達…。「あのね。思ってるより、ずっと上りやすいんだよ」とミモロ。
そう、この石段は、20段くらいごとに、踊り場があり、石段の幅も十分あって、長い割に上りやすいのです。

「ちょっと前に、滋賀県の立木観音に行ったけど、そっちの方が大変だった~すごく長いんだもの…。また、東山の「豊国廟」の最後の部分の石段より、怖くないよ~」と、いろいろな石段を上がった経験があるミモロです。

「さぁ、着いた!」石段の上からは、西山方向の景色が一望できます。


ミモロ達が石段をゆっくり上がっているそばで、地元の方がトレーニングをしているのでしょう2往復目の石段登りをなさっていました。

堂々とした風格と威厳を漂わす「明治天皇御陵」

明治という、いろいろな面で勢いがあった日本。そのトップにいらした天皇の絶大がパワーを象徴する御陵です。

ミモロが御陵が好きなのは、どこを訪れても、いつも美しく整えられているから…。「さすが宮内庁…」常に掃き清められている景色は、日本らしさを感じさせます。

「参拝しようね~」とお友達と首を垂れるミモロ。


「どうぞ日本に暮らす民が、平和で、安らかな暮らしができますように、お力を貸してください」と祈ります。

参拝後、ミモロはお友達を「桃山陵墓監区事務所」へ案内します。そこには、以前、ミモロが集めた御陵印があるのです。

「へぇ、こういうのあるんだ~」とお友達。
木箱の中に、ずらりと並ぶ御陵印。ここには、第26代継体天皇をはじめ、桓武天皇、安徳天皇、醍醐天皇など、全29印が揃っています。

御陵印があるのは、京都は他に、「泉涌寺」に隣接する「月輪陵墓監区事務所」、大阪の「古市陵墓監区事務所」、奈良の「畝傍陵墓監区事務所」、そして東京の「多摩陵墓監区事務所」で、そこを回れば、神武天皇から昭和天皇まで124代の天皇の御陵印が揃います。

「ミモロが押してあげる~ブチュー」と全身の力を込めて明治天皇の御陵印を押印。


「さぁ、つぎは、明治天皇の后の昭憲皇太后の陵墓へ参拝しようね」と。

明治天皇の御陵の前を過ぎて、南へと向かいます。

さまざまな季節の木々が植わる昭憲皇太后の陵墓。


広大な陵墓エリア…さらに奥に進めば、桓武天皇の陵墓へと至ります。


「観光客って、ここにはあんまり来ないんだよね」といつも人の姿が少ない陵墓です。

*「桃山陵墓監区事務所」京都市伏見区桃山町古城山 8:30~17:00 日曜・祝日休み


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トルコの伝統工芸の手織物キリム。祇園祭の「鷹山」の懸装品に採された至極の技のコレクション。

2022-09-17 | イベント

伝統工芸の技に魅了されているミモロ。この日は、トルコの遊牧民の手織物キリムのコレクションを見に行きました。


9月13日~20日まで、京都中京の三条通と小川通の交差点のそば「ギャラリーミラクル」で開催されている「遊牧民の手織物~草木染の貴重なアンティークキリムと絨毯のコレクション~」です。


「ここに来るの久しぶり…」とミモロ。さまざまな企画展が開催される人気ギャラリーです。

「わ~いっぱい絨毯が並んでる~」


トルコの遊牧民の伝統の技…リキム。敷物や収納袋など、さまざまな生活用具として利用されるだけでなく、自然の恵みなどのデザインを織り込むことで、幸せな暮らしを願う装飾品でもあるのです。

「すごく優しい色使い…」草木染の自然な色合いが心和ませてくれます。

このキリムを日本に紹介しているのは、トルコ出身のムスタファ アディヤマンさん。

十数年前に、日本に遊びに来て、すっかり日本が気に入って、トルコと日本を結ぶ仕事をしたい…という思いから、キリムの紹介と販売を始めたそう。

「日本は、伝統工芸を大切にする国。トルコの伝統の技にも通じます。私が誇りにするトルコの伝統の技が、将来も継続できるように、職人たちを支援すると共に、日本とトルコの繋がりもいっそう深められたらと思います」と。

そんなムスタファさんの思いは、今年、なんと「祇園祭」に…。

山鉾巡行を復活させた「鷹山」の懸装品として、トルコの織物が使われることに。

多くの織物が、昔、シルクロードを経て、日本に…。「祇園祭」の懸装品の中には、今は、失われてしまった貴重な織物などが残っています。

ギャラリーには、13~17世紀に作られた絨毯をリメイクしたアンティークキリムなども多数。

「え~これがアンティークのキリムなの?すごく素敵なデザインだね~」とミモロ。

また、新らたなデザインのモダンなキリムもいろいろあり、心惹かれます。


「こういうの、おうちにあったら、すごく素敵かも…」サイズもさまざま…


小さなサイズは、テーブルに…「なんか空飛ぶ絨毯みたい~ビューン」


織物の他に、刺繍を施したクッションなども…「すごくゴージャスな雰囲気…」とすっかり気に入った様子。


ギャラリーの一角には、天然石のアクセサリーも販売されています。
 
自然な姿を感じさせる、すべて一点もの…。価格もリーズナブルなのが魅力的。

「お守りにしたい…」というミモロです。

*「遊牧民の手織物」は、「ギャラリーミラクル」で9月20日まで。11:00~19:00の開催です。京都市中京区小川三条上がる西堂町510-1☎075-252-2389
詳しくは、ギャラリーのホームページで



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自然保全の観察のために、山に設置する巣箱。どんな動物が入ってくれるでしょうか?

2022-09-16 | 自然

京都左京区最北端の山里 久多の自然保全と観察活動をする「ビーバーの会」の活動で、ミモロは巣箱づくりを体験しました。

「みんなに見てもらえるように、チラシ作ってみました」とミモロ。
そこには、動物さんにアピールする言葉が…「すごい優良物件だと思うけど…」ファミリータイプで、子育て向きの物件です。

「ビーバーの会」のメンバーさんたちに助けてもらって、自分の巣箱が完成したミモロ。


余裕の表情で、他の人の作業を眺めたり…

抑えるのをお手伝いしたり…まだ、時間があったので、先ほどのチラシまで作りました。


約2時間で巣箱づくりの作業はすべて終了。お昼を食べてから、いよいよ山に巣箱を設置に出かけます。


今回作ったのは、全部で4つ。

それぞれにアルファベットを付けて、それぞれにどんな動物が入るかを観察するのです。

設置を始めようとしたとき、突然雨が…しばらく木の下で雨宿りをして、「少し小降りになったから、設置しましょう」と、雨に濡れるのも気にせず、作業を再開しました。

「ここの枝なんかどうでしょう?」と、広葉樹の幹に巣箱を麻縄で固定します。


山に入る人に簡単に触れられない少し高い場所を選びます。

山のいろいろな場所を歩いて、巣箱設置場所を決定。


ミモロが作った巣箱も、無事に設置。そばに、チラシを置くミモロ。

巣箱は、中に雨が入りにくいように少し入口を下向きに設置。
「このチラシ見たら、優良物件だって、動物さんわかってくれるかも…」とミモロ。う~文字が読める動物さんっているの??

*なお、チラシは、撮影後、撤去しました。あしからず…

「どんな動物が興味を示してくれるか楽しみですね~」「しばらく様子を見て、入居者がない時は、場所を移動しましょう…」

みんなで作って、設置した巣箱…「だれか入ってくれるといいね~」と願うミモロです。

この山には、どんな小動物が生息しているのか、よくわかりません。「リス、山ネズミ…野鳥…それともミツバチ…?」と、いろいろ想像。また、次回、山に来た時の楽しみ…


秋の訪れを感じさせる里の景色…まもなく稲刈りが行われる田んぼ…

赤とんぼが、たくさん飛んで、本格的な秋の訪れは、すぐそこに…。


京都では、自然環境の保護、保全活動も、さまざまな形で行われています。東京など他府県から参加できる活動も多く、それぞれ地域の観光事業者などでも募集をしています。
「観光などで楽しむ京都から、自分たちで守る京都へ・・・」

いろいろなボランティア活動に参加して、京都に単なる観光客ではない関わり方もおすすめです。


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