海岸周辺で群生している植物です。つくば植物園では、小さな水路の辺で咲いていました。薄紫の4弁の花が美しいですね。葉はカブにも似ているように思います。大根が野生化したものではないかとの説もあるようですが、根の部分は親指大程度で、硬くて通常の大根のような食べ方には向いていないようです。説明板によると、学名は「Raphanus sativus var. hortensis f. raphanistroides」と長い名前が記されていました。アブラナ科、ダイコン属の多年生植物です。繁殖力がとても強く、海辺の浜で増えすぎて困っているとの話を聞いたことがあります。写真は4月5日に撮影しました。
椿の花をもう一つ。「黒侘助」です。説明板によれば、ツバキの園芸品種で、学名は「Camellia japonica 'Kurowabisuke'」、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木です。茶室の花で見たことがある「侘助」と形は似ていますが、花弁の赤色が濃くて黒っぽく見えるからでしょうか。もともと「ワビスケ」は、ヤブツバキとチャノキとが交雑したもののようですから、花は小型で花弁はあまり開かないのが特徴ですね。だから質素な茶室の一輪の茶花に向いているのかもしれません。写真は4月5日に撮影しました。
つくば植物園では椿の種類が多く見ごたえのあるものも多いですね。そのうちの一つがこの花です。説明によれば、椿の園芸品種で、学名は「Camellia japonica 'Rubescent'」と記されていました。赤い花弁に白い筋があり、花弁が花の中央を覆うように咲いている華麗な感じを与える花です。写真は4月5日に撮影しました。
薄いピンク色の小型の花ですが、清楚な感じがして美しい花です。つくば植物園の水生植物温室の前の庭で咲いていました。説明板によれば、中国原産で、学名は「Camellia saluensis」、ツバキ科、ツバキ属の常緑低木です。写真は4月5日に撮影しました。