花の形が大変変わっている花です。写真を拡大して見てください。形は「ダイモンジソウ(大文字草)」と似て5枚の花びらのうち下のほうの2枚がウサギの耳のように長く伸びています。また3枚の小さなほうの花弁に黄色い斑点があるのも美しいですね。昨年6月17日に掲載したユキノシタと比較してご覧ください。説明板によると、学名は「Saxifraga nipponica」、ユキノシタ科、ユキノシタ属の多年草です。
今年も薄紫の6弁の星型をした美しい花を咲かせています。色合いは、夕方に薄ぼんやり蛍光色で光る花に見えて幻想的です。他に白色の花もありますね。つくば植物園でまとまって咲いていました。説明によれば、園芸品種で学名を「Ipheion uniflorum 'Wisley Blue'」、ユリ科、イフェイオン属の多年草です。写真は4月中旬に撮影したものです。
面白い名前の花で、拡大して花を見るとすぐに納得する色と形状です。まさに狸の毛の色で、形も狸の尻尾のような感じです。よくこの名前をつけたものです。説明によれば、学名は「Carex podogyna」、カヤツリグサ科の多年草です。別名は「タヌキガヤ」だとか。写真は4月中旬につくば植物園で撮影しました。
つくば植物園で咲いていました。写真のように白い花弁が5枚はっきり区別ができるくらいに離れて咲いています。説明によれば、栽培品種で食用になり、学名は「Pyrus communis 'La France'」バラ科、ナシ属の果樹です。秋に独特の形状をした実がなり収穫してしばらく追熟させて、香りが良くなった頃に食べるととても美味しい果物です。写真は4月中旬に撮影しました。
近所にある大きなグミの樹が満開です。枝いっぱいに小さな花が咲いており、近寄ると甘い芳香が漂います。茨城県指定天然記念物の「曙グミ」で、樹高が10mにも及ぶ立派なものです。6月頃には赤い実がなって食べられます。写真は4月21日に撮影しました。
すでに4月3日付けで掲載しました「トキワイカリソウ」の自然交配で生まれたもののようですが、写真で以前掲載したものと比較していただくとわかりますが、こちらの「スズフリイカリソウ」は全体に小ぶりです(別名は、小碇草)。図鑑を見ると、中国地方の石灰岩が多い地域の山地に分布しているようです。花弁は直径約1cm程度で白または淡赤紫色ですが、萼や花茎は斑点のある赤褐色ですので、遠くからもわかります。つくば植物園では、トキワイカリソウとすぐ近くで比較できるように植栽されていました。説明板によると、学名は「Epimedium×sasakii」、メギ科、イカリソウ属の多年草です。写真は4月中旬に撮影したもので、花の最盛期を少し過ぎていました。