説明板には、絶滅危惧種のマークがついていました。九州(対馬)、朝鮮半島南部、済州嶋地域に分布する貴重な花のようです。素人目で見ると、沈丁花に似ているようにも見えるのですが・・。枝の先に葉が出ていてその中央から半円形に広がるように小さな花が集まって咲く花序を形成しています。学名は「Viburnum carlesii」で、スイカズラ科、ガマズミ属の落葉低木です。最近では、園芸品種もあり、その香りを楽しむ愛好かも多いとか。写真は4月中旬につくば植物園で撮影しました。
前掲のエンレイソウと比較してご覧ください。名前の通り、花は大きいですね。3弁の純白の花はとても美しいです。葉は柔らかい感じで、緑色が美しいです。説明板によれば、学名は「Trillium kamtschaticum」で、ユリ科の多年草です。写真は4月中旬につくば植物園で撮影しました。
つくば植物園のカタクリの花の近くで咲き始めていました。地味な花ですが、珍しいですね。葉が大きいのに花は目立たないほどに小さく地味です。説明板によれば、北海道、本州、四国に分布し、学名は「Trillium smallii」で、ユリ科の多年草です。
つくば植物園の砂地で咲き始めていました。地面を這うように横に広がっています。花は咲き始めたばかりで、もう少しすると薄紫色をした多くの花弁の花が観察できると思います。写真のように葉は艶のある楕円形の葉です。説明板によれば、学名は「Erigeron thunbergii(Halophyteform)」、キク科の多年草です。初めて見てあわててシャッターを切りました。写真は4月26日に撮影したものに更新しました。
つくば植物園で咲いています。花弁は純白の小さな花で、花の真ん中が少し緑色をしています。枝いっぱいに咲いていますので遠くから見ると、ユキヤナギにも似て雪が積もったように見えます。中国が原産で、学名は「Spiraea prunifolia」、バラ科の落葉低木です。花の中央の花頭部がへこんでいますので、別名は「エクボバナ」と言われます。こちらの名前がこの可愛い花の名前に相応しいかもしれません。花が咲き始めた頃は、まさに蜆のように見えることからこの和名になったようです。個人的には「エクボバナ」が好きですね。写真は4月中旬に撮影しました。