桜色をしたとても良い香りがする花です。室内で先週頃から5弁のピンク色の花が咲き始めています。蕾も丸くて可愛い感じがしますね。インドアッサム地方が原産で、学名は「Luculia pinceana.」アカネ科、ルクリア属の常緑低木です。写真は10月8日に撮影しました。
絶滅危惧II類(VU)のツルランです。まだ蕾の状態でしたが、花茎が30cmくらい伸びて、その先端に写真のような蕾が付いていました。開花した写真は、5月5日に温室で撮影したものを掲載していますので、ご覧ください。説明によれば、学名は「Calanthe triplicata」、ラン科、エビネ属の一種で、日本では九州南部から琉球列島にかけて分布しています。海外では、熱帯アジア~太平洋諸島、オーストラリア北部に至る常緑広葉樹林の林床に広く分布しています。和名の「鶴蘭」は、白い花びらと唇弁の中央にある赤橙色の点があるように見え(5月5日掲載の写真ではわかります)て、タンチョウヅルを思わせることから名付けられたものだそうです。写真は10月4日に撮影しました。
長い口髭を思わせるとても変わったランです。つくば植物園の熱帯山地雨林温室で展示されていました。長い口髭のように伸びた花弁は、20cmくらいはあったと思います。色は、写真でもお分かりでしょうが、赤茶色をしていました。濡れて光ったように見える唇弁も異様な感じがします。香りは?・・このランは、ハエなどが好む匂いで、とても香りと言えるものではありませんでした。説明板によれば、スラウエシ島、セレベス島、カリマンタンなどに分布し、学名は「Bulbophyllum echinolabium」、ラン科、ブルボフィルム属の着生植物です。写真は10月4日に撮影しました。