絶滅危惧種IB類(EN)に指定されている貴重な花です。つくば植物園で咲いていました。薄紫色をした草丈が低い野菊です。説明板によれば、学名は「Aster kantoensis」、キク科、シオン属の多年草です。学名でもわかるとおり、わが国の関東地方の固有種です。図鑑を見ると、多摩川などの東京・神奈川の一部の河原と栃木県の一部の河原に生息が確認されているだけのとても貴重な花です。ダムができて洪水が減り、河川改修などで生育地が減ったこと、他の植物に生育地を奪われたことなどが原因で、激減しているようです。現在保護地域を設けたりして保護されているようです。大切に保護してもらいたいですね。写真は11月1日に撮影したものに更新しました。
つくば植物園の熱帯資源温室入り口で咲いていました。説明板によれば、南米原産で、学名は「Passiflora quadrangularis」、トケイソウ科の蔓性多年草です。写真のようにとても変わった赤紫色の花で、下向きにさいています。髭状のものは、副花冠と言われるそうですが、とても立派ですね。果実は20cmくらいの長楕円形のトケイソウ属では最大の実がなるそうです。果汁から作る清涼飲料などもあるとか。写真は10月12日に撮影しました。