つくば植物園の、奥の森の中の林床に群生しているのを見かけました。葉が大きくなったシダは見たことがありますが、このような花(実際は胞子)は初めて見ました。説明板には、「アカハナワラビ」、「オオハナワラビ」、「フユノハナワラビ」などとありますが、素人にはほとんど区別がつきませんので、ここでは「ハナワラビ属」としてまとめて写真を一枚だけ掲載しました。ハナヤスリ科、ハナワラビ属のシダ植物です。写真は11月1日に撮影しました。
鮮やかに色づいた「マルバノキ」です。別名は「ベニマンサク」と言われ、花がマンサク科特有の形をした小さい紅色の花で、珍しく秋の紅葉の時期に花が咲きます。花よりその紅葉が美しいことでも知られています。和名の通り丸い形をした葉が黄色や紅色に美しく紅葉して秋の日差しに映えます。説明板によれば、我が国の中部地方以南の本州と四国に分布し、学名は「Disanthus cercidifolius」、マンサク科、マルバノキ属の落葉低木です。写真は10月23日に撮影しました。