夜間でも、気温が、30℃を下回らない。異常な暑さ・・・。
高温多湿で、不快な日本の夏は、何処へも行かず、只、ひたすら、自宅に籠るのに限る。
エアコンを、つけたり、消したりしながら、冷たいアイスクリームと熱い珈琲、そして、ドロドロの韓流時代ドラマを見て過ごすのが、この上もない極楽。
地獄の底の僅かな隙間にできた私の極楽でもある。
6月の半ば頃から、視聴しはじめて、ようやく150話完結した(拙ブログ2014年6月15日をご参照下さい)
・・・長かったのか・・・短かったのかは、よくわからないけれど、生き残りをかけて、政敵を、次から次へ、奈落の底へ叩き込む王妃とその策士。
朝廷に庇護者のいない王妃(文定王后)は、いつ廃位されて、賜死させられるのかわからない不安定な立場でもあった。
朝廷に強い力を持つ重臣を親族にもち、王妃の座を狙う側室達とのアンフェアな勝負。
状況不利な中、老練な政治家さえも落しいれる王妃と策士のふたりの女。
その舌の根も乾かぬうちに、嘘八百。
白を黒に、黒を白に・・・。
知らぬ存ぜぬ、関与なし・・・と、いまの彼の国とその隣の大陸の外交を見るようだ。
これが、大陸流なのね。
これが、政治的に正しいのね・・・。
清く正しく美しく・・・を美徳とする我が島国が、外交で、失敗する訳・・・ようくわかりました。
↑コレでは、過酷な宮廷では、生き延びられない・・・新王も、儒者も、正妻も、お父さんさえ・・・みんな毒殺しちゃったのね。
見ていて、人間不信になるドラマでもある。
けれども、不正な力(・・・これも語弊があるかも・・・?そう、生き残りをかけているのだから、いいも悪いもない)で、得た権力者達は、次々と失脚する。
自分たちが、陥れた同じ罠にあっさりと引っかかる。何故に、そう簡単に引っかかるの・・・???
これは、やはり勧善懲悪のストーリーなのだろう。
このドラマの主人公・チョン・ナンジョンは、朝鮮四大悪女のひとりに数えらえる・・・が、真の主役は、やはり、文定皇后と側室の敬嬪パク氏だろう。
物語の8割をこの王妃対側室の戦いで、費やしている。
拷問につぐ、拷問。
言い逃れをするかつての権力者の同じセリフ。
『悔しゅうございます。殺して下さい。陰謀です。』
↑
これは、政治的に正しいのね・・・!