最高気温28℃。曇りがち。
エアコンなしでも快適な室温。
ヒトは、やはりこのくらいの最高気温が、ギリギリなのだろうと思う。
夏読書・・・などと、表題につけても、このところ、暇を持て余しているくせに、本などほとんど読んでいない。
・・・というより、かの2008年の秋以降・・・所謂、リーマン・ショックとやらの影響が、発端で、派遣されていた会社が、毎年、合併を繰り返し、その中のドサクサで、仕事は、増えるわ、給料は減るわ・・・仕事のシステムの変更やら、ルールの変更、組織の改編で、バカな雑用ばかりフラれるわ・・・で、とても、読書など出来る状態ではなかった。
厳密に言えば、時間は、あるには、あったけれど、身体は、疲れ果てていたし、先の見えない不透明な不安ばかりで、心が、休まる暇もなかった。
心が休まらないのは、今も同じである。
先が全く見えない・・・。
私は、これまで、読書をすることにより、心の安定を保ってきたような気がする。
本が精神安定剤の一種でもあった。
ところが、その薬を服用できなくなって、もう6年も、まともな読書をしていない。
それ程、過酷な6年でもあった。
ここへきて、1年ばかり、全く、何もすることがなく過ごしてきて、そんな中でも、読書をすることができなかった。
読めないのである・・・読めない・・・というよりは、集中できない。
アレコレ、考えても仕方のない雑念ばかりが、頭をよぎり、ページを開いても、すぐやめてしまう・・・そんな日々だ。
夏は、読書するのに、相応しい季節かもしれない。
涼しい部屋で、時間を気にせず、本を読む・・・これが、いかに、贅沢なことか・・・最近、特にそう思う。
夏の読書については、過去3回は、書いているけれど、何も、夏に限らずとも、春でも、秋でも、冬でも・・・心の憂いなく、読書できる日が、再び、訪れることを、願うばかりのこの頃だ。
・・・別に、本なんか読まなくても・・・どうってことはないのだけれど。
私にとっては、贅沢な時間となりつつある・・・夏読書。