鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『死神くん』

2014-08-09 22:54:46 | Weblog
 
台風接近中。
雨風強まる予報。

テレビ朝日の金曜の23時台のドラマは、面白いものが多い。
かの『TRICK』を始め、『スカイ・ハイ』、最近では、現在放映中の『信長のシェフ』の初回ヴァージョンもこの枠だったかと思う。

今頃、上記の枠で、2ヶ月前に放送終了した『死神くん』の録画を見ている。

韓流時代劇『女人天下』150話を視聴していた関係で、通常のドラマの録画が、全く見られず、ハードディスクに溜る一方で、1TBの録画領域の半分(・・・ってことは、500GBか・・・???)程、埋まってしまった。あと残り何時間録画できるのだろうか・・・と思いつつ、『死神くん』を見ている。

ジャニーズ系の大野智さん演じる主人公の死神くん(413号)は、なかなか味がある。

死神くんの上司の監死官には、桐野美鈴さん。
目力のある女優さんですね。
セリフの言い回しが、

『・・・違くね↑?』

という、今風?の若者言葉で、『ね↑?』のイントネーションが、急に上がり調子なる特徴があるんじゃね↑?

監死官の上司である主任に松重豊さん。
真面目な顔して、怖そうだけれど、セクハラ・パワハラ?上司のようだ。

落語の『死神』を踏襲しているようで、天界の蝋燭と死神の寿命が、リンクしていて、失敗をするたびに、蝋燭が短くなり、火が消えると、死神の寿命が終わってしまうという設定。

私は、最初、このドラマは、伊坂幸太郎氏の『死神の精度』を下敷きにしているのかと思った。
しかし、えんどコイチ氏の描かれた原作の『死神くん』の方が、先に作品を発表している。

・・・ということは、伊坂氏は、コレを下敷きにして、『死神の精度』を書いたのかもしれないし、全く関係ないのかもしれない。

いづれにせよ、死神の競合相手に、『悪魔』を持ってくるのは、いただけないのだが・・・(宗教学的に死神と悪魔は、存在意義が異なる)。
この点において、『黒執事』(枢やな・著作)にも反映されているから、枢やな氏も、読まれて、影響を受けたのだろう。

物語の設定の先駆け的存在なのかもしれない・・・この『死神くん』は。
今度原作を読んでみようと思っている。