去年の今日のAM9:00
私は、勤務する事務所の2階の総務部の会議室に呼び出しを受けた。
そして、解雇の通達を受けた。
『業績不振により、残念ですが、期間社員の継続が、できなくなりました。』
私は、最初、この言葉の意味が、解らなかった。
あれから・・・1年。
今日は、午前中、職業安定所に、失業認定に出かける。
朝7時から、既に、気温は、30℃を超えていて、車外温度計は、34℃を示していた。
こんな日に、職安か・・・。
私の人生は、皮肉ばっかりだ。
去年の暗黒の一日が、鮮明に思い出された。
午前中は、仕事は、全く手につかず、この先、どうしようか・・・という思いが、頭の中を、ぐるぐる・・・駆け巡る。
これまで、やってきたことが、みるみる崩れる。
ダイナマイトで、崩れ落ちるビルのスローモーションの映像を見るような気がした。
去年の暗黒の1日を・・・365日・・・引き摺って暮らしてきた。
あれから1年。
何も変わっていない。
あの日は・・・。さっさと、帰ってしまえば、よかったものの・・・。
何故だか、終業まで、会社に居た。
お昼休み・・・相方に電話したけれど、話す時間が取れなかった。
自宅に戻って、解雇の件を、メールで伝えた。
何も食べずに、眠らずに、一晩を過した。
あれから・・・ちょうど、1年目の今日。
気持ちの悪い蒸し暑さの中、いつ世界は、滅びるのだろうか・・・などと、とりとめのないことを考えた・・・・・・・・・・・・・・。