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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

やはりダメだった

2008年10月28日 22時04分26秒 | Weblog
 やはりダメだった。土曜日に続いて、もう一度井戸掘りに挑戦してみた。今日は、朝の8時から作業開始と張り切ってやったけれど、結果はダメだった。はじめに掘ったところから今度は4メートルほど離れたところで始めた。1本目はうまくいきそうだった。けれども噛み付いてしまって動かない。仕方ないので、そのすぐ隣でもう1本掘ってみた。順調だった。今度こそいくぞと誰もが期待した。しかし、やはり4メートル50センチほど入ったところで、コツンと動かない。パイプを持ち上げてもう一度突き刺すと、コンと言う音が聞こえる。ダメだ。岩盤だ。これ以上は掘り進めることは出来ない。

 2日間にわたって、不当たりを味合うことになり、疲労困憊である。「私たちの技術と備品ではここが限界だ。そのことを施主さんにお話し次の手立てを考えよう」ということになった。喫茶店で反省会を行い、みんな分かれたけれど、どうにもやりきれない疲労感がみんなを支配していた。世の中、いつもうまくいくことばかりではない。そんなことは還暦を過ぎたものばかりの私たちは充分にわかっているつもりだった。始めが余りにも順調だったので、うまくいかないことがあることに対する心の準備がおろそかになっていた。

 うまくいく時があれば、そうでない時が必ずやってくる。幸せの頂点にあれば、必ずそこから下降していく時がある。幸せばかりがいつまでも続くわけはない。そんなことは長く人生を経験してくれば百も承知のはずだ。けれども、よい時ばかりにいると悪い時が見えないのだ。どん底を見ても耐えられるためには、その訓練が必要だ。悪い時が必ずやって来ると心に言い聞かせておかなくてならない。最高の幸せにあっても、いつか必ず不幸もやってくると思っていなくてはならない。実際に不幸が来なければ、それはそれで幸せなことなのだから、その覚悟だけは必要だ。

 それなのに、極楽トンボの私は覚悟もないままに、いつも幸せを感じている。感謝、感謝。
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