中学3年の孫娘が誕生日を迎えた。ところが、あいにく今日は出校日。娘たちの時代もそうだったのか覚えは無いが、この日に提出しなければならない宿題・課題が山のようにある。孫娘はどちらかいえば生真面目なタイプだから、夏休みに入る前から計画を立ててやってきたはずだ。ところが昨日は「ヤバイよ。徹夜でも追いつかないかも知れない」と言う。
考えて見れば、7月は水泳大会が続き、これに合わせてなのか早朝と夕方の水泳練習が重なり、学習塾も英語教室も集中授業が組まれていた。それだけでも大変だったはずのところへ、母親が次女を出産し、しかも産後の肥立ちが悪くて寝たっきり状態だったこと、そのために叔母である母親の妹がやってきて、8月2日まで一緒に暮らしていたことなどから、なかなか自分が計画したような生活ができなかったのだろう。
昨日は読書感想文の指導は母親に、ポスターの指導は私に、それぞれの教科の課題については自分ひとりでやりぬくというスタイルで、残った課題と宿題を今日の朝までにやってしまおうということだった。「とにかく、明日(つまり今日のことだが)の午前8時まで頑張ればいいんだから。苦しいのはそこまで」と言う。これには参った。できなきゃーしょうがないと諦めてしまうのではなく、この場に及んでまだ時間はあるというのだ。
今朝はぎりぎりまでやっていて、結局私が車で学校の近くまで送っていった。車の中で身支度を整える慌しさだった。下校した孫娘に「それで全部提出できたの?」と聞くと、「ウン、学校についてからも、始まるまでやっていた」と言う。「それで間に合ったの?」と聞き直すと、「課題の方は最後のページに先生が印を捺すので、最後のページからやっていった」と答える。できなかったページがあっても、とりあえずクリアできたわけだ。そんなずるがしこさも身についてきたのかと安心した。
ただただ真っ直ぐで融通の利かない女の子と心配していたけれど、生きていく要領も少しは身についてきたのだろう。ずるくなれと奨励する気はないが、ずるいことがあると知った上で馬鹿正直の方がいい。人にはいろんなタイプがあるが、自分はこういう価値観、こういう生き方といったものを大事にして欲しいと思う。
学校の3者懇談会で、担任から「何も言うことはありません」と言われたそうだ。孫娘は3年生になって成績が落ちていることが気になっているのだが、担任は「この子は頑張ることができる」と信頼しているようだ。中学3年になると、それまでは成績に関心が無かった男の子たちが勉強を始める。天才型の人間が勉強し始めると、彼女のようなコツコツ型の人間はいきなり抜かれて焦っているのだろう。「勉強は、どれだけ時間をかけたかで勝負だ」と彼女は水泳練習から自分に言い聞かせている。
夏祭りの時、浴衣姿でつるんでいる中学生の塊に出会った。孫娘は「バカヤロウ!遊んでるんじゃーねえよ」と小声で叫んでいた。そろそろ彼女も青春かな?
考えて見れば、7月は水泳大会が続き、これに合わせてなのか早朝と夕方の水泳練習が重なり、学習塾も英語教室も集中授業が組まれていた。それだけでも大変だったはずのところへ、母親が次女を出産し、しかも産後の肥立ちが悪くて寝たっきり状態だったこと、そのために叔母である母親の妹がやってきて、8月2日まで一緒に暮らしていたことなどから、なかなか自分が計画したような生活ができなかったのだろう。
昨日は読書感想文の指導は母親に、ポスターの指導は私に、それぞれの教科の課題については自分ひとりでやりぬくというスタイルで、残った課題と宿題を今日の朝までにやってしまおうということだった。「とにかく、明日(つまり今日のことだが)の午前8時まで頑張ればいいんだから。苦しいのはそこまで」と言う。これには参った。できなきゃーしょうがないと諦めてしまうのではなく、この場に及んでまだ時間はあるというのだ。
今朝はぎりぎりまでやっていて、結局私が車で学校の近くまで送っていった。車の中で身支度を整える慌しさだった。下校した孫娘に「それで全部提出できたの?」と聞くと、「ウン、学校についてからも、始まるまでやっていた」と言う。「それで間に合ったの?」と聞き直すと、「課題の方は最後のページに先生が印を捺すので、最後のページからやっていった」と答える。できなかったページがあっても、とりあえずクリアできたわけだ。そんなずるがしこさも身についてきたのかと安心した。
ただただ真っ直ぐで融通の利かない女の子と心配していたけれど、生きていく要領も少しは身についてきたのだろう。ずるくなれと奨励する気はないが、ずるいことがあると知った上で馬鹿正直の方がいい。人にはいろんなタイプがあるが、自分はこういう価値観、こういう生き方といったものを大事にして欲しいと思う。
学校の3者懇談会で、担任から「何も言うことはありません」と言われたそうだ。孫娘は3年生になって成績が落ちていることが気になっているのだが、担任は「この子は頑張ることができる」と信頼しているようだ。中学3年になると、それまでは成績に関心が無かった男の子たちが勉強を始める。天才型の人間が勉強し始めると、彼女のようなコツコツ型の人間はいきなり抜かれて焦っているのだろう。「勉強は、どれだけ時間をかけたかで勝負だ」と彼女は水泳練習から自分に言い聞かせている。
夏祭りの時、浴衣姿でつるんでいる中学生の塊に出会った。孫娘は「バカヤロウ!遊んでるんじゃーねえよ」と小声で叫んでいた。そろそろ彼女も青春かな?