友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

党首討論は見なかったけれど

2009年08月14日 21時52分44秒 | Weblog
 やっぱり腰が痛くて昨夜は眠れなかった。寝返りをしようとすると痛くて目が覚めてしまう。それでもまあ、どこでもいつでも眠れる私は「イタイ!」と思いながら、いつの間にか眠りに落ちてしまう。けれど、実際によく眠れなかった。それで、今日もテレビの高校野球を見ながらぐだぐだと一日を過ごした。

 昨日、久しぶりに友人から電話がかかってきて、「中日新聞の夕刊は見たかね」と言う。大和塾の第1回市民講座の講師を務めてくださった淑徳大学の初谷先生が載っているというのだ。夕刊はとっていないので販売店へ出かけて行き、分けてもらってきた。先生が収集家であることは知っていたし、集められた資料が貴重なものであることは先生からよく聞いていたが、こうして新聞に大きく取り上げられると、改めて先生の苦労が伝わってくる。

 新聞の記事は、先生が集めた昭和初期の絵本や童話から、「既に軍隊を美化したものが目立ち、戦争に向けた地ならしが、子供も対象にしていたことが浮ぶ」とあった。また、「多くの作家が戦争協力していたことが分る」とし、最後に先生の「収集品を整理して、研究を進め『将来は博物館か資料館を造って、広く知ってもらいたい』」との談話で結んであった。協力を要請されている私としては、心を新たにして取り組まなくてはならないなと思った。

 テレビで高校野球は見ていたけれど、麻生自民党総裁と鳩山民主党代表の党首討論は見損なってしまった。見たいという関心が今ひとつなかったためだ。国会での党首討論を一度見たけれど、何だか面白くなかったので、選挙前の大事な時期での党首討論なのに心が動かなかったのだ。それで、新聞に報じられた党首討論を見てみた。朝日新聞は両者を対等に扱おうとする割付になっていたが、中日新聞はニュースとして扱う姿勢をとっていた。

 新聞報道やテレビの報道を見ると、麻生さんは民主党の政策批判に躍起になっていたし、鳩山さんは防戦一方で頼りなく思えた。麻生さんが民主党の政策はバラマキだと批判し、財源が明らかでないと言っていた。本当にこの人は楽天的で底というものがない。だって普通の人なら、批判するからには自分たちはどうかと考えるからだ。自民党の政策はバラマキではないとする根拠を示し、また財源についてはこう考えると示すのが論戦というものだ。鳩山さんも自民党の政策について批判すべきだろうが、論戦ではうしろ向きの印象を受ける。確かに鳩山さんが言うように、財源は確保できるだろう。それよりも自民党政治は放漫財政にしかならないことを明らかにすべきであった。

 とやかく言うよりも民主党に政権を担わせて欲しいと国民に訴える方がいい。自民党政権ではダメだけれど、本当に民主党でやっていけるのかと誰もが思っている。だからこそ民主党の意気込みを示すべきだろう。私はそんなに大きな期待を民主党に持っていないけれど、とにかく一度、民主党にやらせて見ればいいのではないかと思う。それで気に食わなければ、再度、政界再編となるであろう。そうしながら、少しずつ前進できればいい、そんな思いでいる。
コメント
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