次女が5歳の娘に、「もうすぐクリスマスだね。何の日だった?」と訊ねた。孫娘が答える前に、次女が「神様の誕生日でしょう」と言ってしまった。すると孫娘は「ちがうよ。キリストのたんじょうび」と言い返した。5歳の孫娘の方が正しい答えだ。神様は、戒律だけでは救われない私たちのために、キリストを与えられたのだから。
私は今朝、長女の小4の娘にクリスマスプレゼントを届けた。もうすぐ5年生になる孫娘はいつもスマホでマンガを見ている。私が本が好きになったのは、家に兄貴のおさがりの絵本があったこともあるが、学校の図書室に見たこともないたくさんの本があったので、手当たり次第に見たことが始まりだった。
小4の孫娘が「物語が好き」なら読めるのではないだろうか、そう思って日本の古典をマンガにした全集を新聞広告で見て、手に入れておいた。父親も母親もきっと読んでいないだろう、いや、私もその中の何冊読んだと言えるだろう。書名は知っていても中身までは知らない人が多いはずだ。マンガでも中身を知っていれば、また大きくなって読む時に役に立つだろう。
オーストラリアでは5歳の従妹に席を奪われた格好だったが、私にはむしろ譲ったように思えた。それだけ小4の孫娘は、気配りが出来る子になってきた気がする。今日は家で、友だちを呼んでクリスマス会をやると言っていたから、子どもたちが来る前に届けておきたかった。私が行った時は、父親と一緒に会場作りをしていた。きっとよい思い出の日になることだろう。
孫娘が真顔で眼に力がある時は、スウェーデンの16歳の少女、グレタさんによく似ている。グレタさんのように、タイム誌の表紙を飾る人にまでなるとは思わないが、それでも大きく成長していくような気がしてならない。「小4のクリスマスの時、ジジからもらったプレゼントがきっかけかな」。そんなコメントが生まれますように。