友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

質素な生活は無理なようだ

2021年07月12日 17時19分48秒 | Weblog

 「雨後の筍」ではないが、植え替えたペチュニアの鉢に夥しい雑草が芽を出してきた。私には雑草だが、これらも何かの花の種から発芽したものだ。全てを受け入れる私の「主義」なら、そのまま育てるべきなのに、1本1本摘み取って抜いて回った。

 きれいなものしか受け入れないとは矛盾していると、ブツブツ口籠りながら作業をしていると、遠くで雷の音がした。北西の空は明るいのに、南東の空は真っ黒い雲が広がっている。「急な雨にご注意ください」と、気象予報士がテレビで言っていたが本当だ。

 部屋に戻りしばらくすると、台風の時のような激しい風が吹きつけてきた。部屋の中も物が突風に吹き飛ばされたので、急いで部屋のガラス戸を閉めて回る。前が見えないほどの激しい風雨、間一髪で何とか免れた。

 異常気象は日本だけではない。先日もカナダのバンクーバーで49度、今日もアメリカのラスベガスで47度になっている。例年に見られない気象現象が世界の各地で起きている。産業革命以後、私たちの生活は急速に「豊か」になったが、平均気温を確実に上げてきた。

 新しい技術は、新しい「負」を生み出す。人類はこの連鎖を断ち切ることは出来ないようだ。私の高校から友だちで、議員を辞めた今も社会運動に取り組んでいる彼が、「江戸時代くらいの生活にならんとダメだろうな」と言っていたが、生活のレベルを下げることは難しい。

 人は隣りも同じなら納得する。みんなで質素な生活を望まない限り、救いはない気がする。今週は結構忙しい。明日は演劇を観に行くし、明後日は農業塾の友だちの所へ、翌日は孫が来る。質素な生活は無理なようだ。

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