友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

土を耕してくれる大切なミミズ

2021年07月23日 17時28分23秒 | Weblog

 暑い日が続くようになって、朝、ルーフバルコニーの花を見て回っていると、1・2匹のミミズが鉢から飛び出して苦しんでいる。生きているミミズは拾い上げて、鉢の土に埋めてやる。鉢の中が暑くて、新天地を求めて出て来たのだろうが、鉢の中にいればいつか仲間に出会うこともあるのになと思う。

 今朝は、ツマグロヒョウモンの幼虫が3匹、ルーフバルコニーの床の上を這っていた。2匹は元気だが、もう1匹には小さな蟻が噛みついている。私は水をかけて蟻を追い払い、ヤマスミレの葉の上に乗せてやる。元気な2匹も同じようにヤマスミレの葉の上に乗せる。ところが1匹が、どういう訳かまた床の上を這っているので、もう一度捕らえて葉の上に戻す。

 部屋に戻ってしばらくすると、ルーフバルコニーで鳥の鳴き声がする。ヤマスミレの鉢の上でせわしく動き回っていたから、ツマグロヒョウモンの幼虫を捕食していたのだろう。助けたつもりだったが、自然は厳しい。中学からの友だちは私よりも半年早く、ペースメーカーの植え込み手術をした。手術に3時間もかかったそうだが、私の場合は30分ほどだった。

 ところが彼は定期検診で、「まだ6年は大丈夫」と言われたのに、私は来週、電池交換の手術を受けることになった。ペースメーカーの違いなのだろうが、運が悪い。その彼が、腰痛で熟睡できないとブログに書いていた。「この痛みを取り除いてくれたなら、何でもやりますと、恥知らずにも神様、仏様に哀願している」と書きながら、「死ぬのはいやだ」と続けていた。

 同学年でも私の方が半年上だ。みんなそれぞれに身体のどこかが悪い。生きているからには仕方がない。新天地を求めて干からびているミミズもいれば、土の中で生まれ土の中で絶えるミミズもいる。何の役にも立っていないようなのに、土を耕してくれる大切なミミズだ。

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