名古屋市西区で9日の午前9時過ぎに、作業中のクレーン車が横転した。幸いケガ人はいなかったが、アームが近くの住宅にぶつかったり、電線に引っかかって電柱が倒れ停電が発生した。テレビでも何度か報道されていた。
私の住むマンションも外壁の修繕工事が行われていて、クレーン車で機材が運ばれている。クレーン車の運転席から見えない場所でも、アームが伸びてきて材料を上げたり降ろしたりしている。無線で連絡しているのだろうが、私には神業のように見える。
これは写真に撮っておこうと身を乗り出したが、怖くてこれ以上は手が伸ばせない(写真)。私は高いところに住んでいるのに、実はとても高所恐怖症である。消防のはしご車やヘリコプターにも乗ったことがあるが、生きた心地はしなかった。
同じ9日、いじめや学校の不適切な対応で、登校が出来なくなった精神的な苦痛を訴え、女子児童の父親が記者会見を行った。女子児童は椙山女学園大付属小の4年の時、同級生から持ち物に「しね」と書かれたり、無視されたりした。5年になると複数の児童から全身を叩かれたり、蹴られるなどの暴力を受けた。
夏休みの日誌に、死ねやバカと言われたと書いて担任に提出したが、新学期に花丸を付けて返却された。10月から登校出来なくなった。担任はなぜもっと、女子児童の話を聞いてあげなかったのだろう。女子児童の話を真剣に聞いていれば、解決の手がかりも見いだせただろうに。
先生の超過勤務が問題になっているように、先生たちはやらなくてもいいような雑務に追われている。身を粉にして子どものために働くことが求められてきたが、そんな状況では一人ひとりの子どもと真剣に向き合えないだろう。
クレーン車の事故は手順を踏めば発生しないが、子どものいじめは何時の時代もどこでも生まれる。先生になったからには、子どもに集中しなくてはならない。そうできる環境を作ることは、大人の責務だろう。
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