「コロナ禍で本ばかり読んでいる」と私が言うと、「どんな本?」と聞かれたので、「チンプンカンプンで全然分からなかった」と答えた。そんなやり取りから今朝、友だちの所へ本を届けることになった。「お届け代はコーヒーでいい?」と聞かれたので、「はい、了解」と答えた。
彼は家の前で待っていてくれる。喫茶店に行くつもりだと理解し、「どこへ行ったらいい?」と聞いた。指定された喫茶店に入ると意外に客がいる。テーブルが1つ空いていたが、声の大きい私たちは誰も座りたがらないカウンター席に陣取る。
私が持参したのは、遠野遥さんの『教育』と、チョ・ナムジュさんの『サハマンション』。2冊に共通するのは架空世界が舞台になっていることで、奇想天外というか、奇々怪々というか、よくまあこんな小説を思いつくものだと思ったからだ。
そんな自分の感想を本と一緒に伝えた。「かなり分厚いけど、すぐ読めると思う」と言い、「若い作家の小説は難しい漢字が1つも出てこない。以前なら漢和辞典を傍らに置いて、読めない漢字を調べながら読んだけど、そういう手間が全くなかった」と話す。
「今の若い人が読みやすいようにしているからだろうね」と彼は言うが、若い人たちはそもそも小説など読むのだろうか。我が家の娘たちは新聞を取っていない。本を読んでいる姿を見ない。何もかもスマホでやっている。そんな話をしていたら、「スマホはとっても便利だよ」と彼は言う。
「スマホを使えば、新聞の切り抜きも出来るし、永久に保存も出来る。これからはペーパーレスになることは間違いない。スマホをマスターしないと時代に置いてかれるよ」と彼は言う。きっとそんな時代になっていくのだろう。困った。どうしよう?
最近「デジタル遺産」が問題になってます。
個人情報、お金絡みのサイトアカウント等を
利用者が亡くなってからどうするか?
ブログ程度なら放置してもいいのでしょうが…
Appleがその時に代わって手続きできるように
代理人を指定できるようにしたみたいですけど。
私も後始末できるようにパスワード等を
家族に教えて置かなくちゃ、と思ってます。