連休だというのに毎朝、隣の小学校のグランドでは少年サッカーチームが練習している。3つくらいのグループに分かれ、それぞれにコーチが2名ほどいて指導を受けている。高学年のグループのコーチは、絶えず大声で注意している。
「何度も同じことを言わせるな」。「バカか」。「前を見るだけじゃーダメだろう」。厳しい檄が何度も飛ぶ。「もう、やってられないぞ。お前らはバカか」。それを聞いた私は、「ハイ、バカです。だから教えてもらっています」と叫びそうになった。
こんなに怒鳴られてばかりいて、子どもたちはやる気になるのだろうか。「サッカーを楽しみたくてチームに入りました。プロの選手を目指している訳ではありません」。そんなことを言う子どもはいないのだろう。私は子どもを叱ったことは無いつもりでいるが、一度娘たちに聞いてみたい。
戦後世代の典型のような私は、連休は車であちこちへ家族旅行に出かけていた。私の父も、母と妹の4人でよく犬山や伊勢、知多の母の実家などへ連れて行ってくれた。亡くなった姉に言わせると、戦前の父は一度も家族で旅行したことは無かったらしい。
娘たちにヴァイオリンを習わせていたが、プロにしたかった訳ではない。音楽に親しみ、絶景に感動し、心豊かな女性に育てたかった。けれど、娘たちはヴァイオリンの練習は好きでは無かったようだ。「子どもの日」の今日、行楽地はたくさんの人で賑わっている。
娘たちにとって、私はどんな父親だったのだろう。私は今日も一日、ルーフバルコニーで鉢の土の入れ替え作業に没頭した。明日は、可児市の花フェスタにバラを観に行く予定だ。我が家の鉢植えのバラもよく咲いている。
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