友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

歓喜の涙が止まらない

2024年04月15日 18時07分32秒 | Weblog

 1971年卒業生の古希を祝うクラス会が土曜日に開かれ、傘寿となる私も出席した。名古屋栄のホテルで開催されたのだが、ロビーで待つ人を見ても同年配に思えてしまう。女性が「あれ、先生ですよね」と言って近づいて来た。

 一瞬、誰だっけと思ったが、ふたりいたカワイさんのユウコさんだと分かった。クルージングで南半球へ行っていると聞いていたが、間に合ったようだ。もうひとりのカズコさんは少し痩せていて、高校時代の溌溂さを失い腰が曲がっている。

 ハマコさんは相変わらず元気がいい。「今日のために我慢してきたんだから」と言いながら、ビールをグイグイ空けている。同級生で結婚したふたりは、相変わらず仲がいいところを見せてくれる。ちょっと反抗的だった人、上手い絵を描くと思っていた人、高校時代が思い浮かぶ。

 デッサン室でギターを弾き、歌っていた生徒とアウトローに思っていた生徒が会場で、作詞した歌を披露してくれた。「どんなに時が過ぎても 変わらぬものがある 春の陽射しの中で 君と出逢った日から 約束すれば良かった 今度いつ逢えるかと」

 こんなに、センチメンタルな詩が作れる人だったのかと胸が熱くなる。最後に司会者が「先生、前に来て」と言う。するとハッピーバーズデーが流れ、ハマコさんに花束を渡され、「先生、大好き」と抱きしめられた。

 歓喜の涙が溢れて止まらない。卒業生のみんなに祝福してもらい、お礼の言葉が出てこない。「先生に追いつき追い越すから、元気でいなくちゃーだめだよ」と激励してくれる。「まだまだ負けないぞ」と意地を張ってみせる。本当にありがとう!

 翌日の日曜日、昼に娘たちが、「80歳のお祝い」の会を開いてくれた。ここでも花束が用意され、孫たちがピアノを演奏し、みんながハッピーバースデーを歌ってくれた。ああ、私はなんという幸せ者なんだろう。思い残すことは何も無いが、もう少し頑張ってみよう。

 


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1 コメント

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Unknown (さだしです。)
2024-04-15 20:40:21
先生改めておめでとうございます。 
クラス会としてはファイナルですが
また近い将来に新しい集いの企画を練っておりますので
健康に気を付けて頂き、またご参加頂ける日を心待ちにしています。
お元気で…。
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