風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

春の嵐

2012-04-04 01:13:17 | 日々の生活
 今日は、台風並み「爆弾低気圧」が発達して、早退する事態に追い込まれました。
 気象庁によると、日本付近で、寒気が大陸から入り込む一方、南から流入する暖気とぶつかり合って、上昇気流が発生し、低気圧が短時間に急速に発達したものだそうで、中学生の頃に習った言葉の羅列が懐かしい。中心気圧が24時間で24ヘクトパスカル以上低下するものを「爆弾低気圧」と呼ぶ場合があるのは知りませんでしたが、今回は、昨晩9時に1006ヘクトパスカルだった中心気圧が、今宵9時には968ヘクトパスカルにまで低下するものと見られていたようです。9月に台風が首都圏を直撃した時の記憶が蘇って、帰宅に7時間もかかったり、私も帰宅困難者としてオフィスに籠城して嵐をやり過ごしたような二の舞は避けようと、今回は、早々に退社宣言する人が続出しました。
 ボストン郊外に住んでいた頃、大雪(Storm)のためにオフィスを3時くらいに閉鎖することがひと冬に何度かあって、自分で運転しなければならない彼の地では、身の安全を守るため、何のためらいもありませんでした。東京は過密都市で、公共交通機関を利用しなければならないので、混雑や列車の運行状況まで気にしなければならず、判断の遅れが致命傷を招くことにもなりかねなくて、別の難しさがあります。会社からは「注意喚起」があっても、明確な「帰宅指示」に至らないのはいつも不満ですが、仕事の性格から職場毎の判断を尊重することに加え、各社一斉帰宅による大混雑を抑制する配慮もあるのかも知れません。
 気象庁によると、低気圧通過後には寒気が流入して冬型の気圧配置になり、北日本を中心に寒さが戻るそうで、春先は三寒四温とは言われますが、体調管理がなかなか難しいですね。
コメント
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