風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

板橋シティマラソン

2014-03-25 01:53:38 | スポーツ・芸能好き
 昨日、板橋シティマラソン(旧・荒川市民マラソン)を走って来ました。折からのドカ雪のため中止に追い込まれた2月の青梅マラソン(30キロ)が、今シーズン一番の目標でしたが、今シーズンの「マラソン足」づくりの状況を確認するため、シーズンに一度くらいはフル・マラソンを走っておきたいと、申し込んでいたものでした。
 予想気温17度、雲一つない快晴で、マラソンには気温が高過ぎるかと危ぶまれましたが、特に後半は向かい風が強く、暑さはそれほど気になりませんでした。一体、どこから湧いてくるのかと思われる、17,000人もの参加者は壮観です。荒川べりを走るコースは、アップ・ダウンが乏しい、フラットで単調で退屈なほどですが、3キロおきくらいに設置された給水所では、水だけでなく、スポーツドリンク、水分を含んだスポンジ、バナナ、オレンジ、クリームパンや餡パン、シャーベットまで供するなど充実しており、これだけの人数を捌いていたのですから、実によくorganizeされていたと言うべきでしょう。
 週一(17キロ、時々24キロ)ジョガーの私にどこまで出来るか・・・と言いたいところですが、年明けからは週半ばに10キロ走を入れる禁じ手を使って(週二ジョガーとして)それなりに走り込み、少なくとも昨年うっかり東京マラソンに当選して俄か練習を始めたときに比べれば、2年目のシーズンで多少なりとも自信をもって臨みました。一番の懸念材料は、クッション性の低い、軽くて硬い靴(アシックス・ターサー)を履くことが吉と出るか凶と出るか。この二ヶ月程の間、17~24キロの練習で使って、足に馴染ませて来ましたが、膝への負担は決して小さくはなく、42キロの長丁場に耐えられるか、キックする力が保てるか、漠然とした不安がありました。しかし、誘惑には抗しきれず、まだ真新しいターサーを履いて、颯爽と飛び出したのでした。
 前半は5キロ29分ペースと、抑え目ながらも順調にラップを刻み続けました。足裏に異変を感じ始めたのは、15キロを過ぎたあたりからで、その厭な予感は20キロを過ぎたあたりで的中し、靴擦れによるマメが、足の指のつけ根あたりに広がり始め、走れば走るほど、キックする力が入らず、みるみる失速して行きました。とりわけ、途中、何度か未舗装の砂利道があって、地獄のような痛みに耐えねばなりませんでした。結果、昨年の東京マラソンと同様、靴擦れという失敗を繰り返し、記録も殆ど変わらない4時間50分に終わり、膝や腿やふくらはぎに痛みが出るほど走り込んだわけではない不完全燃焼で、情けないやら腹立たしいやらで、落ち込んでいます。
 そう言えば、十数年前、アメリカ滞在中に参加したマラソン大会で、足裏にマメが出来るようだと苦戦し、4時間半くらいかかっていましたが、マメが出来なくなると、途端に4時間を切れるようになりました。齢が歳ですから、同じように簡単には行かないでしょうが、課題ははっきりして来ました。これで今シーズンのレース出場は打ち止めですが、来シーズンに向けて、アンチ・エイジングの悪足掻きは続きます。
コメント
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