かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

無念です

2024年10月09日 22時41分30秒 | みゆみゆとの生活
今日用事があって出かけた先で、そうちゃんが通ってたB 型事業所の職員さんに会った。
「そうちゃんはどうしてますか?」と聞いてくださるので、施設での暮らしを話した。

命の安全が守られ、問題行動があってもきちんと対応してくれていて安心しています。
持ち前の笑顔と人懐こさで、職員さんに可愛がってもらえているようです。
ただ、施設は施設なので、できることが限られていて。
午前中の会議室での歩行と午後のシャワー以外は、ほとんどの時間を自室でタブレットを触って過ごしています。
24時間同じ建物で過ごし、余暇も活動もほとんどない中で、だんだんと笑顔が失われていくのかも、と思うと切ないです。

職員さん、よく聞いてくださって。
「うちに来てた時、落ち着いて作業しながらみんなと一緒に過ごされていました。
それを思うと、僕たちも無念です。」
無念です。
グループホームを退所する時にも、そこの管理者さんに言われた言葉。
他人事ではなく親身に考えてくれ、人として同じ時間を共有してくださったからこそ出る言葉だと思います。
重く受け止めました。

ではどうすればよかったのか。
グループホーム退所後のことを振り返ると、いいタイミングで施設入所できてほんとにラッキーだったと感謝している。
ただ、24時間同じ建物で今の施設での暮らしをこの先50年以上続けることはほんとに本人が望むことなのか。
せめて昼間は別法人の生活介護に通えれば。
虐待のリスクも減るんじゃないか。

例えばこんな制度になってれば…をいくつも話した。思いつくままに。
そしたら聞いてくれていた職員さんが、「確かにそれならいいですね。」と。
なかなかそう簡単にはいかないことはわかってる。
でも、「あったらいいな」を当事者サイドから発信していくことは大事。
同じ話を市役所で別の人にもして、「これって誰に言えばいいんですかね?」と言ったら、「選挙に出たらどうですか?もうすぐですよ?」と言われてしまった。ハハ。
それは絶対ない。

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全然関係ないけど、郵便料金って10月から値上げされたのね。
返信用封筒を用意する時に意地でもぴったりにしたくなって、家の切手をかき集めていっぱい貼ったった。

お猿もここまで並べられるとは思わなかっただろうよ。