しばらく考え事が多く、パソコンになかなか手がつけられませんでした
思い悩みがちな、秋、です…。
その間に、保育園の運動会と、地区の運動会が終わりました。
保育園の運動会は、土曜日のはずが雨で流れ、水曜日に。
ギャラリーはやや少なめ、でした。
そうちゃん、やる気なしモード?か、はじめは加配の先生に手を引かれてボーっと突っ立っていましたが、
「かけっこ」では本領発揮。
狭い園庭の小さなトラックを線のとおりに走ることは難しく、コースアウトすると見せかけて・・・
戻ってきて。
先生に追いかけられてグルッと一回転してから、笑顔でゴール! 素晴らしい!
ほんの一瞬の出来事なのだけど、母としては手に汗握る、でした
あとで先生が、「練習では、3回に1回は成功してましたよ
あとの3回に2回は、お砂場直行!でしたけど; 今日は、『人の生垣』のおかげで飛び出さずにすんでよかったです
」と教えてくれました。
他には、「いつもノリノリ」という遊戯(ダンス)は気乗りせず浮かない顔。
障害物競走は、無表情のままだけど先生と完璧にこなしました
立派!
綱引きは、立ったまま綱を持ち、やる気はアピール。
嫌いな玉入れは、先生に玉を渡され、嫌々投げて、「もういいでしょ!」ってな感じに退場しようとし…
でもまた先生に玉を渡されると、しぶしぶ戻ってきてとりあえず投げる!
「また
」とでも言いたげな、やや不満げな表情と、それでもエイッと投げるそうちゃんの様子が、かわいかったです。
運動会後は、急いで家に帰ってご飯をかき込み、午後からお仕事へ。
とっても疲れました。
そうちゃんも、きっと疲れたよね。
子どもたちも、先生たちも、お疲れ様でした。
毎年なら夫が並んでいい位置を取り、家族みんなでシートに座ってビデオ片手に見る、のが定番でしたが。
今年は平日になったことに加え、そうちゃんの動きが激しく当日どうなるか分からない、という事情もあり。
担任の先生からは、「そうちゃんが走って園から出て行ってしまわないように、ずっと目で追っていてくださいね」と言われていましたし…。
そんなこんなで、不測の事態にも対応できるよう、動きやすい靴をはき、もちろん立ちっぱなし。
しっかりビデオは撮らなきゃいけないし。
そうちゃんの出番が終わると裏へ様子を見に行かなきゃ、
という具合に、やたら動き回りながら…
知ってる人に会えば、せっかくの機会なので話をする。
結論的には、そうちゃんよりよっぽど落ち着きなかった私
そんな中、うちと同じように、遅れのある子どもを持つお母さんが…
「ほんとは、運動会に来るかどうか、迷ったの。」と目をうるませて話してくれました。
思わず、「わかる。辛いよね。不安だったよね。」と私も涙してしまいました。
よく頑張ったよね、子どもも、ママも。
頑張って今日、運動会に来たことが、きっとあの子達のためになるよ。
うちの子達が参加することが、他の普通の子にとっても、意味があることなんだよ。
きっと・・・ 今日の日を、笑って思い出せる時が来るよね。
行事ごとと言うのは、障害のある子の親にとって、少なからずほろ苦いものです。
晴天の秋空の下、明るい声の響く保育園の運動会。
その片隅で、ひっそり泣いた、二人の母。
この子達に、世の光を。
この子達を、世の光に・・・。