かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

初傍聴

2024年10月29日 22時11分17秒 | みゆみゆとの生活
人生初、裁判の傍聴をしてきた。
お友達に教えてもらった、ある訴訟に興味があったので。

証人尋問って、弁護士さんが質問するやつよね?
言葉が難しくて眠くなったりするかな…
という心配は、杞憂に終わりました。
結論から言うと、めちゃめちゃ面白かった。
身を乗り出して聞いちゃった。

傍聴席が満席になっていたのもあり、熱気があって。
弁護士さん達の丁々発止のやり取りに緊迫感があり。
同じ場面でも視点が変わればこんなに風景が違って見えるのか、とか。
嘘を言う人ってこうやって暴かれていくのかな、とか。
誠実な人、頭の良い人、何かを誤魔化している人…。
人間性が生々しく出てきて。
弁護士さんって大変だなー、と思った。 
言葉を、拾って、届けて、制止して、時にはわざと投げつけることも。

温厚そうなベテラン弁護士さんがエエ声でピシャリと言われた時には、「カッコえー」と呟きそうになってのけぞったよ。
すごいわ、あの人達。 

傍聴のあとは、そんな興奮を引きずったまま、市役所へ。
心身障がい児者福祉協会の定例行事、市長さんとの懇談会。
もう5回目?くらい。先頭切って話すのにも慣れてきた。
しかも午前中の傍聴の余韻が残りすぎていて、割と大きめの声でしっかり話せた気がする。とはいえ、とても緊張しますが。

こちらからあげた議題は、
強度行動障害がある人の実態調査と具体的対応について、
早期教育相談体制について、
災害時福祉について、
医療的ケア児の日常生活用具助成について、
公共施設のバリアフリー化について。

当事者目線で市長さんに伝えてきました。
それぞれの担当の部課長さんたちがずらりと並んで、現時点での回答をしてくださいました。
いきなり多くの問題が解決するわけじゃないけど、首長が直接生の声を聞いてくれるのは大きい。
この機会を継続的にもらえていることに感謝。
これも一緒に動いてくれる諸先輩方がいるからこそ。
ありがたいな。
次につなげたいな。

2 コメント

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Unknown (名無し)
2024-10-30 21:54:22
障害者が纏まって、市長と話すんですか?市長相手に意見なんて、絶対に言えない街です。羨ましい。
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Unknown (みゆはは)
2024-10-31 23:51:23
当事者会として啓発活動をしたり、市に協力する形で相談会などを行っていて、その関係で市長と話す機会を毎年いただいています。
先輩方や仲間がコツコツと作ってきた実績のお陰だと思っているので、本当にありがたいです。
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