2年生になって、はじめての授業参観に行ってきました。
今度の先生は、きっちりタイプの先生で、指示が細かく、授業に緊張感があります。
「気をつけ!」「休め!」「気をつけ!」
「はい、机の角が床の赤い線のところにありますか?」机の位置を直す子どもたち。
「ではお当番さん!」
ここで号令の係の子が「お願いしますっ」
みんなの大声「おねがいしますっ」
てな具合で授業ははじまり・・・
「声をはっきり出すには、口を大きくあけることが大切です。今からみんなで発声練習をしましょう。」
「あ・え・い・う・え・お・あ・お」
「か・け・き・く・け・こ・か・こ」
劇団四季のような(?)発声練習が、10分間続きました。
『あえいうえおえお』の書いてある紙を持つ手や姿勢、筆箱の置き位置まで指示があり。
親が(心の中で)「ひぇ~」と思っていると、やっと国語の授業になりました。
ちなみに、厳しいし細かい先生ではあるんだけど、ところどころユーモアを入れて話すので、子供たちの評判はよいようです。
授業は、緊張感の中にも子供たちの笑いが混じる、テンポのいいものでした。
先生は特に漢字の形に厳しい方で、みゆみゆは以前以上に漢字ドリルに時間がかかるようになり、
先週は家で「漢字が苦手だよー
」と何日か泣いたので、学校ではどう過ごしているか(ついていけてるか)心配だったのですが・・・
なんのなんの。
授業が始まってみると、みゆみゆスイッチオン!状態。
先生の出す、なんの質問に対しても、「はいっ」「はいっ」と、手をあげっぱなし。
しまいには「はいっ。わたし、その答えわかってます!わたしが答えたいのに!」と教室中に聞こえる声で言いながら手を挙げている始末。
天井に糸でもついていて引っ張られてるの?肩が抜けない?というくらい、必死で挙げていました。
それでいて、いつも(先生の中で用意されてる)正解と同じというわけにもいかず、多少答えがずれるものだから、親としては冷や汗ものでした。
近寄って行って「1回当たったらしばらく当たらんから黙ってなさい。」と耳打ちしたかったくらい
参観の帰り道、みゆみゆが、
「あのね、今日はお母さんに褒められたくって、いっぱい手を挙げたよ
」と得意げに言うので、
「うん、一番大きい声だったね。はいって手を挙げられてえらかったよ。」と一応褒めておいて・・・でも言わずにはおられない。
「でも、1回当たると普通はしばらくは当たらないからね。手を挙げたとき、何回も『はいっ』って言わなくても、1回言えばいいよ。」
するとみゆみゆ。
「だけどさぁ。私が一生懸命挙げてるのに、先生気づいとらんかったよ
だから何回もはいって言ったんだ。」
・・・いや、その場にいた全員が気づいてたよ
それはそれとして、わかっているのに一度も手を挙げないお子さんもいるわけで、
そういう子の親御さんからすると、「みゆみゆちゃんはすごいね」ということになるらしい。
みゆみゆを見ていて鮮明に思い出したのですが、
思えば私もこの子にそっくりだった
二の腕を耳にくっつけて、指先までぴんと伸ばして挙手し、先生の方を熱く見続けてたっけ。
なんで先生は気づいてくれないんだろう、私を当ててくれないんだろう、と思ってた;
タイムスリップしたみたいに、机に座っている小学生の自分を思いました。
なんでもやってみたくて
人前で話すのや歌うのが大好きで
女の子同士つるむのがよくわからなくて
先生に頻繁に話しかけ
人見知りがなくて
ひょうきんにおどけてばかりいて
学校が大好き
そんな低学年の私に、みゆみゆはそっくり。
ここまで育ててくるのに、自分との共通点をあまり感じることがなく、難しいな・わからないなとの思いのほうが強かったのですが。
ここにきて。
似てるわ。それも心配だけど。
とりあえず、もの応じしないこと、明るくよく笑うこと、自分の世界を持っていること、
みゆみゆのそういうところを伸ばしてあげたい。
守りすぎず、放置しすぎず。
かわいい子には旅を。
・・・ということで、ただいま旅に出しています。
詳細についてはまた後日。