かーちゃんはつらいよ

施設入所した18歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

移動ポケット

2020年05月31日 22時48分13秒 | みゆみゆとの生活
1日、雨。
リビングでチクチク手縫いの針仕事。
ザーザー、ポツポツ、変わる雨音をBGMに。

先日買ったリバーシブルのジャガード織り生地を使って、移動ポケット作ってみた。

真ん中で表裏つないで、半分にメモ帳とボールペンを、半分にハンカチを入れられるようにした。
裏面はこんな感じ。

これはお仕事用に作ったもの。
ズボンのポケットだと落ちやすかったりモコモコするし、エプロンはこれからの季節は暑いから、腰からぶら下げときゃいいのでは?と思って。

クリップは100均で、ズボンの腰につけるとこうなる。

柔らかい生地なので、カーブに沿ってくれる。
そしてハンカチの出し入れもしやすい。
難点は、熊模様(ひょう?)が場所によって逆さまになって、「ぶら下がるナマケモノ」みたいに見えることかな。
次のお仕事に持っていくのが楽しみ。

介護の仕事は、頻繁に手を洗う。
それから、物覚えの悪い私には、メモが欠かせない。
お守り代わりの移動ポケット。
慣れない仕事で心細い私に、力をおくれ。



面会、願掛け、決起集会

2020年05月30日 21時14分08秒 | みゆみゆとの生活
午前中はそうちゃんの面会へ。

ニコニコ。
来週水曜日に退院だよ、と話して、退院後の予定を伝える。
「はい」と真剣に聞いてくれました。
あと少しで3週間の入院もおしまい。よく頑張ったね。
早く帰ってこないかなーって、かーちゃんも心待ちにしてるよ。

面会のあとは、低山ハイキングへ。
全然知らずに行ったのですが、奇祭「石上げ祭り」で有名な神社がスタート地点。
尾張富士を目指します。
入り口付近にこんなのがあった。

石に願い事を書いて、それを山頂まで運んで積むと、成就するとか。
色分けされてるけど、よくある「家内安全」「商売繁盛」的なものがなくて迷う。
結局「成果」の赤を選び、願い事を書いた。

「家族それぞれのがんばりが実を結びますように」
…一個で4人分。それなりに欲深い気もする願いだ。
これを夫に背負わせて山頂を目指す。
世帯主の責任って重いね。

途中、石だらけの急な上りが続く。

結構キツイけど、時間にすればほんの30分。
こりゃコロナ自粛で体力低下してるな、と実感。

山頂では、下から運ばれてきた石がたくさん積まれていた。
その中に燦然と輝く金色の石が一つあり、目を奪われて覗き込むと、

「お金」と書いてある。
ザ・煩悩。
写ってないけど、「シワとシミがなくなりますように」てのもあった。
力抜ける。
そうね、肩の力抜いて行こう。

夜はみゆみゆも一緒に3人で焼き鳥屋さんへ。
来週からみゆみゆは通常授業が始まる。
夫も時差出勤が終わり、朝早い出勤に戻る。
そうちゃんが帰ってくると、私も今より随分早起きしてお弁当を2個か3個作る毎日になるだろう。
通常モードに戻ることはとても幸せなことだけど、ちょっと気合いがいる。
だから3人で決起集会。
来週からがんばりましょう。


電子レンジ

2020年05月28日 23時09分42秒 | みゆみゆとの生活
18年使った電子レンジにさようならをした。
毎日毎日、使わない日はほぼなかったんじゃないかな。
よく働いてくれました。
写真を載せようと思ったけど、あまりに汚いのでやめておく。
「あたため」「1分」「10秒」のボタンが経年劣化で破れていて、感電しないかびくびくしながら押していた。
新しいレンジも日立。
「仕上がり」の音楽が同じで安心します。

思えば古いレンジのターンテーブルは、そうちゃんが振りかぶって割ったのだった。
そうちゃん事件簿3 
当時彼は満1歳になったばかり。
ほんとに身体能力が高く、知恵も回った。
そうちゃん事件簿2 
そうちゃん事件簿1

忙しくあれこれ思い付いてはお仕事していた、1歳のそうちゃん。
親バカのかーちゃんとしては、「めちゃ賢いな」と本気で思っていた。
ただ、「なかなかの多動だな」とも思ってたよ。
それはそれは楽しそうにいたずらするのに困り果てながら、
そこがまた可愛くてたまらない、プニプニそうちゃんでした。

  

今日はとてもお久しぶりのお友達に会って、積もる話をした。
そして帰りにはパン屋さんに寄っておしゃべり。
そこでの出会いもあり感謝。
人と話した後は、温泉で隅々まで暖まったみたいにほかほか。
嬉しいな。

プラかごリメイク

2020年05月27日 22時08分58秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃん退院まであと一週間。
お風呂屋さん行くとか、旅行行くとか、友達に会うとか、思うようにできないこともいろいろあるけど。
縫い物、片付け、読書、庭掃除、おうちヨガ。
それからお仕事。
3月、4月に比べると自分のペースで暮らせているので、気持ちに余裕が出てきた気がしている。

リビングを見回したら100均のプラスチックかごが目についた。
早速300均で買ってきたカフェカーテンで覆ってみたよ。

満足そうなネコ。(ほんまか?)

余ったカフェカーテンのレース部分を生かして、薄手夏マスク作成。

着けてみて気付いたんだけど、
ちょうどレース部分が頬っぺの上に配置され、
ブラックジャックの傷みたい…。
おっと。
そんなこともあるのか。
やってみてわかることってあるね。

メダカ便り

2020年05月26日 23時33分51秒 | みゆみゆとの生活
久々のメダカ便りを。

現在、4匹の青メダカちゃんがおります。
眺めてるだけで癒される。

去年の秋に水槽を一回り小さいのに変えたら、それがいけなかったのか、実は2月頃にそれまで飼っていたメダカちゃん達が全滅してしまいました。
結構ショックで、しばらくそのままになっていたのですが…。
5月になってからふと文鳥を飼いたくなり、いろいろ検討した結果、
メダカをまた飼うことで収まりました。
近所のペットショップにいたシナモン色の文鳥、めちゃめちゃ可愛いかったな。(やや心残り)

水槽を大きなものに戻し、ブクブクとライトも付けて、過保護にされてる青メダカちゃん。
今度は長生きして欲しいけど、どうだろね。
少しでもよい環境を保てるようにしなきゃ。


でかくなったな

2020年05月25日 19時16分25秒 | みゆみゆとの生活
もし、庭や玄関先に何の木を植えたらいいか迷ってる人がいたら、ユーカリをオススメする。
花は咲かないし地味だけど、何せ手入れが楽。
蚊よけになるし、虫がつかず、落葉しない。

剪定した葉っぱをリースに仕上げて、まだ余っていたのを結んでそのまま壁にぶら下げてみた。

下の写真はみゆみゆ6歳、そうちゃん3歳の時の七五三写真。
かわいいな。

このそうちゃんが、

こうなる。
でか。
今日の面会写真でした。

居場所とやりがい

2020年05月24日 21時46分19秒 | みゆみゆとの生活
約2か月ぶりに、昨年度までパートに行ってた職場に行ってきた。
電話を受けるお仕事。
久々にデスクに座り、感慨深く思った。
6年前まで常勤でここに座って毎日電話取ったりパソコン打ったりしてたんだっけ。
やめる時に、10年で次の仕事への道筋をつけたい、と思ったことを思い出した。
とはいえどうすればいいかわからず、とりあえず通信制大学に入ってみたり、ボランティアに参加してみたり。
それらの経験を元に、そうちゃんが高等部を卒業する頃にはまたフルタイムの仕事を、と想定していた。
欲しかったのは、居場所とやりがい。

けどこの6年と少しで、知った。
居場所とやりがいは、フルタイムじゃなくても得られる。というか仕事に限らず、主婦だって見つけられるものなんだ。

誰かから求められるものを優先して手掛けてきた6年。
まだ時々焦りは感じるけど、「やりたいこと」の妄想が広がってきたという意味で、次の10年への布石はできたような、そんな気がしている。
そんなことをグルグル考えつつ。
やっぱりここで今も常勤で働いてる自分の図、を完全には捨てきれないんだろな、とも思う。
育てていただいた場所だからね。

家での居心地が少しでもよくなるように、ずっとテラスに出してあったソファーをリビングに戻した。
汚れ隠しも兼ねて、ソファーカバー縫ってみたよ。

古い茶色カーテンがぴったりサイズでした。

このソファーをリビングに戻すのは、そうちゃん小2以来。
あの頃が最も動きが激しく、ソファーに体当たりするブームが訪れて、やむなく外に出したのだった。
さて、退院してきたら、そうちゃん何て言うかな。
普通に座ってくれることを祈るばかりです。

庭仕事

2020年05月23日 19時28分07秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんがいない時の定番、庭仕事。
ちょうどいい加減の風、曇り空。
雑草の中から覚えにある匂いがしたと思ったら、ドクダミだった。
可愛らしい花が咲くんだよな、と一瞬手が止まる。
嗅覚って記憶につながっている。
もっとずっと地面が近かった子どもの頃の風景がよぎって不思議な感覚になった。
私は、服にいっぱい「くっつき虫」つけながら、「近道」を見つけてドンドン行く子どもだったよ。

2時間草引きをしたら、すっきりキレイになった。
シャワー浴びて、お昼ごはん食べて、買い物に行って、
あとは遊ぶ。

剪定したユーカリで、リースを4つ作った。
そのうち一つの写真を載せとく。

ピンクのお花は百均の造花。
同じく百均で仕入れたリースの土台に麻ひもでユーカリを巻き付けていくだけ。
「だけ」なはずですが、案外時間はかかりました。

庭で一番地味な花「クリスマスローズ」と、放りっぱなしでも必ず花を咲かせる「紫ラン」を摘んできて花瓶に挿してみたりもした。

ちゃんと季節を知ってるお花たち。
なんだか安心する。

最近は本もよく読んでる。
一昨日読み終えた「ツリーハウス」は深かった。

角田光代さんは素晴らしい作家さんだ。

簡単に言うと、「ファミリーヒストリー」をたどる感じのお話。
祖父母が出会ったという満州に祖母を連れていきたい、家族のルーツを知りたいと思う主人公。
現在と過去が行きつ戻りつしながらの展開が無理なく読め、一気読みしてしまった。
どんな人の人生も、ドラマチックだ。

子育てにおいて、「逃げてもいいよ」って、なかなか言ってあげられなかった気がする。
背中を向けて逃げ続けてるように見える行動も、角度を変えて見れば、本人にとってポジティブな未来への近道だったりするのかもしれない。

転ばないように、子を守ろうとするのは親の常だけれども、
何があるかわからない未来を生きるのは本人なのだから、先入観を持たずに一歩引いて見守ることってホントに大事だなって。

ところで、そうちゃんのように自分の意見をうまく表出できない子に対して、「彼らしく生きる」ことを応援するって、どういうことだろう。
仕事で行っている先の重心さん(言葉を持たない、自由に体を動かせない方々)の場合はさらに。
もし私が無言で車椅子を動かして向きを変えたら、その人の目に写る世界は他人によって強制的に違うものにさせられるわけで。
難しい言葉で言うと「権利擁護」のことを、本をきっかけに改めて考えさせられました。

この本はそこをテーマにしてるわけじゃないとは思うけど。
何かしら、心に引っ掛かる小説なことは間違いないです。
お暇な方は読んでみてね。

面会2

2020年05月21日 22時27分09秒 | みゆみゆとの生活
パターンを一つ崩してみようと、コーラじゃなく三ツ矢サイダーを買って行った。

なんら変わることなく、笑顔で飲み干しました。
そして瞬時に私の手を引っ張り、
「おかあさん バイバイ」
お役御免、最速。

前の入院の時はもうちょっと部屋にいさせてくれたのになー。
そうちゃんの中で、入院中の生活が確立してきたと思われる。
これは作戦立てねば。
というわけで、
次回はお昼ごはん時に合わせて面会に行くことにしました。
食べ終わるまで居させてもらおう。


ところでマスク作り、飽きない。

左上の裏地は、独身時代に着倒したブラウスの布地。
いろいろ作ったけど、「お気に入りだった古い服」をほどいてマスクにするのが一番いい。
肌に触れた感じがよく、そもそも柄が好き。
縫製技術は…
まだまだ修行がいるようです。

ゆるゆると再開

2020年05月19日 21時40分32秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんの退院予定は6月3日。
その頃には通常授業に戻ってるかな?と思ったら甘かった。

支援学校はゆるゆると慎重に再開する方針らしく。
分散登校と慣らしに3週間かけるとのこと。
来週は1回、再来週は2回、その次の週は3回、お弁当持ちで午後1時半下校。
通常授業再開は6月15日だそうです。

今週の町中の人手を見ていると、その頃に第2波ってことはないかなー、と心配になる。
誰にもわからないことだけどね。
どっちにしても、日替わりのスケジュールに対応する子ども達が大変だ。
ちなみにそうちゃん退院後は、分散登校と自主登校とデイを組み合わせてスケジュール組む予定。
帰ってきたらまずはその説明からだな。

去年までの仕事と違って今年の仕事は曜日も時間も固定なので、私としてはだいぶスケジュール立てやすい。
ボランティアや学校行事もなく、職場とスーパーとそうちゃんの面会くらいしか行かない。
この変化のない日々がさほど苦ではないのは、元々の私自身の社会性の無さのせいだろか。
なーんて思い始めた今日この頃。
社会が動き始めたら、私もゆるゆるとリハビリしていかなきゃ。
人と話すのは、エネルギーいるからね。
合唱団も、どうやって再開してくかなー。
これはもうちょっと横に置いておこう。